華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

静かな夜

2010年04月29日 21時49分22秒 | Weblog
昨日とは打って変わって、今夜は静かな病棟だった。あまりにもすることがなかったのでスペースを見つけて自習していたぐらい。その実習も明日で終わり。1時から7時まで病院にいることが一応義務付けられているけど、おそらく明日は早く帰れるはず。学ぶべきことはそれなりにあったけど、することが少なかったのがちょっと不満。肉体的に疲れることは少なく、逆に精神的に疲れる実習だった。いやいや、まだ明日もある。つつがなく終了することを願う。
ちなみに今学期の実習はもう一回、6月にある。それは精神科ではない。どこに割り当てられるかはまだわからない。そちらの方はうんと難しい。頑張らないと。ちなみに試験期間とバッチリ重なってしまった。5月は真面目に勉強しないとなー

今はリビングルームでHousemateのカトリーナとまったりした時間を過ごしている。一緒に住んでいるわりには、お互いにシフトワーカーとして実習に出ていたり、遊びに出かけたり、友人の家に泊まったりで時間を共有することは少ない。なかなかいい時間だ
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考える夜

2010年04月28日 23時39分43秒 | Weblog
今日も実習。することがあまりなくて暇な時間を過ごすのが普通になっていたけど、今夜はいろいろとあった。細かいことはプライバシーの問題で書けないけど、総合失調症の患者さんが興奮、それが派生して他の患者さんも興奮するという事態が起きた。正直なところゴシップ精神による興味もあったし、また看護師を志す人間としての興味もあった。患者さんを診るために来たお医者さんにいろいろと質問もできたし、勉強になる夜だった。

総合失調症にはいろんなタイプがあって、最も多いのが妄想型総合失調症。その症状として妄想、幻聴などがある。幻想の種類にはパターンがあって、
1. 何かにすごく怯える(誰かが自分を傷つけにくる、等)
2. 自分を国家レベルで重要人物だと信じ込む(「大統領にアドバイスをしているのは私だ」「国から使わされたスパイだ」など)
3. 宗教的思考が強くなる(神の声が聞こえる、神が「○○しろ」と言っている、など)
が主なもの。ちなみに今夜の患者さんは某国の皇太子を亡き者にすると言っていた。

これらの思考はもちろん一般的には受け入れがたく「何言ってんの!?」ってなものだけど、患者さんたちにとってはそれが事実。これらの思考回路は、たとえば喉を痛めたら咳が出るように、頭をぶつけたらコブができるように、総合失調症を患ったら出てくるもの。精神病がどういうメカニズムで発症するかはまだ明らかにされていないので明確な治療法もない。どんな事情であれ他人を傷つけることは許されないけど、精神病だからといって一方的に非難されるべきではないことを伝えたくてこれを書いている。
ちなみに当の患者さんが今夜興奮した原因はお酒。症状が落ち着いている人は一日数時間の外出が、信用のもと、許されるのだけど、この方は外出の際に禁止されているはずのお酒をどこかのパブで飲んだらしい。お酒以外にタバコやドラッグの中毒者は総合失調症をわずらいやすく、またこれらは症状を引き起こすきっかけにもなる。

まだまだ未開発の部分がある精神病の分野。日本では“恥”や“外聞”と言った美徳も手伝ってか、この分野の研究が遅れている。もっと理解が精神病に対する理解が深まるといいなぁと感じた夜だった。
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実習後半

2010年04月27日 09時52分13秒 | Weblog
昨日こちらは祝日だったので、今日から実習後半。といってもあと4日。今週は午後シフトで12時に家を出ればいいからかなり楽。朝は8時に起きて、朝食を取り買い物へ出てもまだ時間に余裕がある。今11時なので、そろそろ準備を始めるところ。

言い訳にしかならないけど、実習に出ている間は勉強する気になれない。もちろん実習中に感じた疑問点やわからない単語などは調べるけど、自習に関してはテンションが上がらずなかなか難しい。今週が終わればまた1000Wordsの論文がやってくる。そしてその直後にはFinal Exam。悠長なことをしている時間はない。来週からは授業の数も減るし、自習次第で成績が決まるから頑張らないと。今は実習という大義名分があるのでちょっと自習は休憩して来週からやるぞ。

さて。ほんじゃ準備すっかな。

全然関係ないけど。
いつもシャッフルで音楽を流しているけど、一発目が「あなた」(By小坂明子)だった。私はこの曲と確か同い年のはずで全然リアル世代ではないけどフルコーラスを空で歌える。好きだなー、この曲。ちなみにCHAGE&ASKAの飛鳥涼さんも「草原の輝き」(Byアグネス・チャン)とこの曲を絶賛していたなー。…どうでもいいか。
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引退

2010年04月26日 14時38分14秒 | Weblog
好きなスポーツ選手の一人・吉田秀彦氏が引退された。正直なところ、吉田選手が柔道選手として活躍された頃のことはあまり知らない。アトランタ五輪から漫画「YAWARA!」の影響で柔道が好きになり、その後吉田選手が柔道家出身の総合格闘家になられ、柔道着で試合をする姿を見てファンになった。アトランタ五輪にも確か出場されていたはずだけど記憶にないのが悲しい。

何はともあれ私は吉田選手のファンである。理由は先に述べた柔道好きが高じて…というのもあるが、他にも理由がある。ひとつは私と誕生日が同じ9月3日で親近感を覚えるから。もうひとつがウチの兄ちゃんと顔が似ている(気がする)から。以前にも書いたことがあるけど、元大リーガーの野茂英雄選手と吉田選手は兄と似ていると思っている。なので両者を見かけると自然と兄を思い出し、ある種郷愁に似た感情を抱く。野茂選手が引退されたときも寂しかったなー。イチローや松井もいいけど、もっと野茂選手は評価されるべきだと思う。

もとい。
吉田選手。印象に残っているのは小川直也選手との格闘家としての試合。詳しい背景は知らないけど、いろいろと因縁がありそうな中で無事に勝利されてすごく嬉しかったのを覚えている。40歳を過ぎても現役格闘家として活躍され、かつ柔道の普及にも努められている姿が好きだった。この先もさまざまな場面で活躍されることを楽しみにしている。

ちなみに。
ウチの兄は先日、シンガポールへと転勤になり、実はわが家族は現在日・新・豪の3カ国に散らばっている。兄はそりゃぁ不精な人なので年に数回しか話すことがない。まぁ、私も連絡しないけど。久しぶりにメールでもしてみるかなー。
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あ~ぁ…

2010年04月25日 09時34分58秒 | Weblog
三連休の2日目。今日はAnzac Dayで祝日。明日は振替休日。Anzac Dayは「オーストラリアとニュージーランドの、戦争に参加したすべての兵士のための日」というものらしい。たった今、昔兵士だった人やその家族がいろんな勲章を胸に街を行進している。そしてその様子はテレビ中継がされている。私は熱心に聞いていないからわからないけど、時折「日本が~」というコメントが聞こえてくる。日本がオーストラリアを攻撃した際の話をしているらしい。それを聞くたび若干居心地が悪くなる。でも、確かに日本がしたことは褒められたことではないけど、それが戦争というものであって、今となっては誰が悪いということではないような気がする。日本だって他国からえげつないことされてるんやし。大切なのは同じことを繰り返さないということだろう。

さて。
実はこの週末、Byron Bayへ一泊で遊びに行く予定だった。しかし。前日に友人と些細なことから険悪ムードに入ってしまい、私は「もう行かない」と家に帰ってしまった。それ以降友人とは話していない。このところこの友人とは小さな衝突を繰り返していたのでいい加減辟易としていた。きっとそれはお互い様で、向こうもうんざりしていたはず。楽しい週末を過ごすために会わないのもアリな話。でも別に深刻な状況でもない。またそのうち会うと思う。
そんなわけで今、することもなく家にいる。後で職探しに出かけるつもり。いい反応があるといいなぁ。
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やっとこせ

2010年04月23日 22時41分19秒 | Weblog
実習の半分が終了。こう言っちゃぁなんだけど、実習中はかなりヒマで逆に疲れる。というのも私の通う精神病院は慢性の精神病を患っている人がほとんどなので、要は日にち薬。特にずっと気にしていなければならないということはない。というわけですることがない。病院で働いている人だってナースステーションに集まってはおしゃべりに花を咲かせていたり、お茶を飲んでいたりする。緩いわ。不満をあげればキリがないので残り一週間、ここで頑張ろうと思う。

友人に精神病院で実習をしていると言うと、誤解を恐れずに書くけど「やっぱり狂ってる人が多いの?」と聞く人がいる。この手のコメントが出てくる以上やっぱり精神病に対する差別や偏見はあるんだなーと思う。各言う私もないとは言い切れない。患者さんたちは何も狂っているわけではない。病状が悪化しない限り、普通に会話もできるし人の話も聞ける。おだやかな時間を過ごしていれば何ら変わることはない。まぁ、症状のひとつとして、また薬の副作用としてぼんやりしていたり、何を言っているかわからないときはあるけれど。精神病に対する差別や偏見があるのは、患者さんたちが“一般的”“理想的”と言われることをするのに難があったり、逆のことをしたりするからなんだろうと思う。時として他人を傷つけたりも、実際のところ、あるわけだし。病気は何も当人のせいではないのにつまはじきにされて、気の毒に感じることもしばしば。慢性化してしまった以上完全治癒は難しいけど、少しでもみんなの病状が落ち着いて、軽くなればいいなと願う。

いわゆる技術的なことはあまり学べそうにないけど、いろいろと考えることは多い。

こちらは来週月曜日が祝日なので三連休。久々に何の予定もなく家でボーッとするつもり。
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ショック

2010年04月21日 22時19分09秒 | Weblog
今日、先日提出した論文の結果が戻ってきた。

良くなかった。

4/7。

ショック。

そんなこともあるさ、といくら自分に言い聞かせても元々論文には自信があったし、またいいものを書いたと思っていたのでちょっと落ち込んでいる。また論文でこんなに低い点数取ったの初めてだし。結構打たれ弱いのねん…。不合格ではないにしろ、優良可でいうところの可。喜べない。私の野望・奨学金取得を果たすためにはこれでせめて良は取っておきたかったのに。あぁぁ、崩れていく将来計画…。

もう不貞寝してしまおう。
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実習始まった

2010年04月20日 14時13分55秒 | Weblog
看護実習3が始まっている。今回訪れている病院は精神病院。以前から心療内科や精神科には興味があったので何かと得るものがあるのではないかと思う。心の治療が必要な患者さんばっかりだから注射やら点滴といった、いわゆる“看護”的な技術はあまり必要とされない。語学力に難を持つ私にしてみればちょっとだけ肩の力が抜けるけど、それでもまだ2日め、緊張は続く。

心配していた運転はなんとか無事にできている。朝が早いから渋滞にも巻き込まれることはないし。ただ、今日の帰り道どしゃぶりの雨に遭って前がまったく見えなかった。しかも高速道路で。大量の雨と、かろうじて車の数メートル先の白線が見えたぐらいでめっちゃ怖かった。最高時速90キロを出していい場所で、私の後ろに続く車がズラッと見えたけど、「お前らなんか知るかいっ」と思って時速70キロ走行を続けた。だって事故って死んだら元も子もないもんね。いやぁ~それにしても怖かった。

さて。
これから一眠りして夜は少し予習と復習をする。あ、その前に制服洗わないと。
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ドッキンコが2倍

2010年04月18日 22時47分20秒 | Weblog
明日から看護実習3が始まる。今学期は2週間の実習が違う科で2回あり、明日から行くのは精神科。以前にも書いてきたけど、実習では看護の知識はもちろんのこと英語力も問われる。私の英語力は常に問題で、しかも一両日で解決できるものではない。語学力不足に伴い看護の知識の理解力もどうしても劣る。というわけで実習は常に当落線上。今私が感じているストレスは結構大きいものだと思ってほしい。かなりナーバス。でもでも、自分でも英語力は少しは上がっていると思うし、知識も看護実習1と2をしていた頃よりは増えているはずなので、自信を持って臨みたいと思う。

百歩譲って実習に自信を持って臨むとして、実は他にも不安材料がある。それは。

ドラドラ・ドライブ。

今回割り当てられた病院は私の家からかなり遠い。電車やバスを使うと1時間かかり、待ち時間と歩く時間を考えるともっとかかる。当然のことながら午前シフトは朝早く、午後シフトは夜が遅い。それで公共交通機関などを利用していたら、それは実習以外のストレスになること間違いなし。なので友人の車を借りることにした。この友人は車関係の仕事をしていて、数台所持している。私は時々彼の仕事を手伝っていて、免許がある方が何かと便利なので先月自動車免許を取得したところ(日本の免許証があれば書類申請で取れるのです)。いくら日本での運転経験があり、この頃少しこちらでも運転していたからといって、知らないところへ一人で行くのはかなり不安。特にこちらで運転するときは常に友人の後ろを走るとかだったし。今日、彼に付き添ってもらって下見に行ってきたけど、いろんな間違いを犯して結局ちゃんとした道は把握できなかった。9割OKだけど残りの1割はぶっつけ本番。しかもこちらは渋滞がひどいので時間が読めないのも苦痛。とりあえず明日が終わらないと落ち着かない。

明日は6時起きで今は12時過ぎ。もう寝ろよ!って感じやけど目が冴えに冴えている。明日の今頃はどっぷり疲れてるんやろうなー。

あぁ、でも2週間頑張るぞー
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オンライン試験

2010年04月17日 23時24分13秒 | Weblog
今夜はインターネット上で配信される試験に取り組んだ。締め切りは明日だけど、明日は誕生日パーティーにお呼ばれしているので今日中に終わらせることに。科目は“倫理と法律”。1時間12問一回勝負。優等生である同居人・カトリーナも今夜やってしまうって言ってたので大船に乗ったつもりでいたけど「私、やっぱり明日するわー。今日頭痛いねん」。

ガビーン。

そして

チッ。

まぁ、いつもいつもそんなにアテにするわけにもいかないし、一人ですることにした。試験は引っ掛け問題多し。選択問題ではどれも合っているような合ってないような。出題範囲は指定されていて講義ノートを手元において臨んだけど、文章化されず口頭説明だけされた中にある答えもチョコチョコ。わからないなりにも一生懸命ノートに取っていたのが活きてちょっと嬉しかったりして。
なんだかんだで取り組んだところ、20分の余裕。なのでカトリーナに最終チェックを頼んだ。なぜならば自分は試験を受けないけど助けてはあげるよとと言ってくれていたので。ありがたやーと思いながら一緒に問題と答えの見直し。すると彼女でもすんなりと答えがわかるわけでもないらしく、逆にそれが彼女の勉強魂に火をつけてしまったようで、私のコンピューターの前で真面目に取り組み始めた。

カトリーナ、時間が…

完ぺき主義者のカトリーナはすごく一生懸命一緒に考えてくれて、あと1分以内に提出しなきゃ…という状態でも「ちょっと待って」とノートをペラペラ。ありがたいけど時間が…と思っているところに「あなたのインターネットは終了しました」というわけのわからないエラー。

ひぃぃぃぃ~~~

しかし幸いなことに答えは保存。残り10秒で“提出”ボタンをクリック。大丈夫!と思ったらネットが遅くて画面が切り替わるのに手間取っている。

うぉぉぉぉ~~~

そして結果は「1時間6秒かかりました」。

この6秒の差で落ちたらどないしよー

あとは神のみぞ知る。でもまぁ6秒ぐらい大丈夫だろう。ひとつ試験が片付いてよかった。明日は明後日からの実習に備えなえよう
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