華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪10年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

今日も忙しかった

2014年05月31日 20時01分32秒 | Weblog
本日、午後から午前へのキラーシフト。
昨夜忙しく軽い興奮状態にあったこと加え、先輩たちの態度や物言いを思い出してはモンモンしていたため寝つきが悪かった。そしてやっと寝た!と思ったのもつかの間、Dがお昼の1時になるはずのアラームをセットし間違えていて、夜中の1時に鳴ったアラームのおかげでまた目がパッチリ(Dは私が小突くまで起きず)。すんごい疲れた体を引きずって職場へと出かけていった。
幸い、先輩たちからの覚悟したほどの冷たい反応はなく、穏やかな申し渡し。昨夜2人めの新規入院の患者さんは先輩たちが夜通し資料を読んだところで不可解な点が多かったらしく、軽くフォローが入るぐらいだった。それでようやっとストレスから解放。ふぅ。

と一息ついたのも一瞬。今日は先輩看護師と12名の担当。過半数は介助要らず。しかし残りが重い。2人がかりでのお世話が必要な人も。そしてその人を含めて今日はシモが緩い患者さんがチラホラ。そんな人の体を拭いたり、シャワーを浴びさせたり、またベッドリネンを換えたりしていると飛ぶように時間が過ぎていった。先輩とは「どんな感じ?」と確かめ合うも、お互い生産的な朝を過ごせておらず苦笑いに終始。休憩中に鏡をのぞいたらかなりやつれた頭になっていた。忙しかったぁ。
昨日もそうだけど、今日ももう1人スタッフがいてくれると助かったのになぁ。現場の声は届かないのかしら?

2日連続の忙しいシフトにヨレヨレになって帰ってきたら、Dが小躍りしながらほら穴から出てくる。自分でやっている企画でここ数週間煮詰まっていた問題が解決したんだそうな。そしてまた「お酒がのみたーい」というので、お決まりの小言を繰り返した後買い物に出た。週一回の決め事はどこへ行ったのか。でも今日は自分のお小遣いをつぎ込んでいたのであまりクドクドは文句を言わずにおいた。
料理をするつもりなんて毛頭なかったので、Dに「今夜は作って」というと作ってくれた。そしてお片づけ付き。お決まりのように私のサイダーを2本持っていかれたけど。サイダーはアルコールに毛が生えた程度の強さで、Dもひどく酔うことがないため黙認。

明日は午後シフト。朝ゆっくりできるのが本当に嬉しい。
ただいま「トランスフォーマー」の2をDが鑑賞中。私もつられて見ているけど、やっぱりわからん。それにしてもCGと一緒に演技するって大変なんやろうな。
最後まで付き合うつもりはないので、適当に寝るとする。明日も頑張ろう。
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今日はブルー

2014年05月30日 22時30分13秒 | Weblog
今日も引き続き朝は台所のオニ。
昨日のカレーの味を調整したり、実は昨日焼いていたケーキの切り分けをしたり。あとはブランチにハンバーグを作って食べた。なんだかんだで作るの久しぶり。初めて作ったときは少ししか食べなかったDも、今となってはお気に入りの一品になっている。

さて。
本日午後シフト。
担当は新規入院2名を含む6名。もう何をしていたのかわからないうちに、アレヨアレヨと時間が経っていった。新規入院1人目が来たときは、目が悪い人だったので書類の記入の少々時間を取られた。それが終わるころにもう一人やってきた。ドクターの問診を待っている間に他の4名の患者さんのお世話。
一人、急性の便秘で来た患者さんがいて、ドクターの指示で浣腸を投与。そしたらすぐに…。急きょシャワー。認知症の患者さんで「夜にシャワーなんて!!」とよくわからない理由で大騒ぎ。なだめすかして何とかベッドに落ち着かせた。
投薬を終わらせて、4名の患者さんのお世話を済ませて2人目の新規入院さんのところへ戻ったら、ドクターがこれでもか!と書類を散らかしている。この患者さんはちょっとややこしかった(点滴、中心静脈カテーテル、SPCなど付属品がいくつか)あり、またご家族もよくしゃべる人たちでなかなか手が進まない。やっと落ち着いてやれるとイスに座ったのは終業時間間近だった。

自分でも何をしていたんだろう?と思う。夕食の時間も短めに切り上げたぐらいだったのに、ずっとバタバタしてて終わってみたら何もかも中途半端。浣腸の患者さんに時間は取られたけど、あとの3人はほぼ介護要らず。1人目の新規入院の患者さんもそう。だから自分の何が悪かったのかさっぱりわからない。
そんな中で先輩が手を貸してくれたんだけど、ため息をつかれてしまって、それが何に対してなのかはわからないとはいえ落ち込み。優先順位を間違えていたのかなぁ。でももう「文句があるんやったらやってみーや」と言いたい気分だった。

明日は午前シフトなのでもう寝る。おそらく同じ患者さんを看ると思う。今夜申し渡しをした先輩から申し渡しを受けるんやろうけど、そのときにイヤミとか言われそう。あぁ、なんか自棄気味。早く寝よう。そして明日も頑張ろう。

そういえばケーキはあっという間に消えていった。今日と明日に誕生日の人がいて、私が病院へ着いたらケーキとフルーツがどっさり。先日先輩の家におじゃましたときに頂いた20センチのケーキを食べきれず、その残りも持っていたため、「あれ、間の悪いところに持ってきたなぁ」と思ったけどなんのことはなかった。たくさん選択肢がある中で「Yoshiの作ったケーキにしよっと」と選んでくれる人もチラホラ。ビバ☆日本のケーキ(レシピ)。そもそも今日はある先輩のために作ったんだけど、先輩がさて食べようと思ったときにはすでになくなっていたんだそうな。またそのうち作るとしよう。

ヨシ。落ち込んでばかりもいられん。寝よう!
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カフェ・ガリレオ便り-ミックスベリーチーズケーキ

2014年05月30日 13時06分14秒 | カフェ・ガリレオ便り
自分で作っておきながら。

コレ。



本当においしいの。フープロ、もしくはミキサーがあればとっても簡単。

レシピ“様様”やわ~
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台所のオニ

2014年05月29日 22時00分02秒 | Weblog
今日もお休み。3連休はゆっくりするなぁ。

最初の2日間を何かと忙しく過ごしていたので、今日は掃除・洗濯に精を出した。オーストラリアは3日後から冬だというのに、我が田舎町はとても暖かい。天気予報によると記録的な暖かさだそうだ。おかげで洗濯物がそこそこ乾いてくれるので嬉しい。完全に、とは難しくても一晩部屋干しをすれば大丈夫。乾燥機を使わなくて済む=節約になって助かるわ。

さて。
昨日はVivid Sydneyというライトショーを見に行ってきた。オペラハウスをスクリーンにしてさまざまなグラフィックが映し出されるというもの。年々規模は拡大しているようで、近くのビルもライトアップし、今年からはダーリングハーバーでも始まった。ダーリングハーバーにはスクリーンに成り得る建物がないので、一時間おきに水上で噴水とライトショーとコラボが催される。去年はオペラハウスがあるサーキュラーキーへ行ったので、今年はこのショーを見にダーリングハーバーへ。
それなりに楽しめた…かな。イベントは大好きなので、みんなのウキウキした雰囲気を感じ取れてそれは良かったんだけど、ショーは若干ショボイというか。「あのコンピュータグラフィック、甘いところがありすぎ」と、デザインも手がけるDもところどころツッコミを入れていた。まだ若いイベントなので、これからもっと進化していくんだと思う。ダーリングハーバーの夜景は美しく、それを見られただけでも満足。

ショーを見に行く前にはD友達宅へ彼が先日忘れた物を取りに行き、そのついでに街のはずれにあるインドの物が買えるお店へ足を伸ばした。先日インド人の同僚に教えてもらったレシピを忘れないうちに試すため。そこでカレーパウダーとスパイス各種を購入。それからメイン道路まで戻り、D友達と落ち合うためにシドニータワーへとバスで揺られて行った。
D友達はセルビア人。子供の頃にオーストラリアに来ているのでほぼオージーみたいなもんやけど、家族はセルビア人なのでセルビア文化の中で育っている。そんなD友達と連れ立って、シドニーに来たらたまに行く韓国料理のお店へ焼肉を食べに行った。キムチの匂いがダメな西洋人は多い。Dも今でこそちょっと食べるけど、知り合った頃は全然ダメだった。D友達にはどうかな?と思いつつも、お腹がそんなに空いてない、来たものを食べるというので少なめにオーダー。そしたら食べる食べる。

韓国料理はたくさんの付き出しが出てくる。このお店は7~8種類ぐらい出てきた。焼肉の前にチヂミも頼んでいて、どれもこれも「おいし、おいし」とバクバク食べていく。そして「もっと注文しようよ」。「お腹空いてないって言ってなかったっけ?」と心の中で思ったけど、もちろん口には出さずにカルビをもう一皿注文をした。気に入ってもらえたようで何よりやわ。

3人でニンニクのにおいをガンガン漂わせながらダーリングハーバーをウロウロ。そしてショーを楽しんだ後、D友達に別れを告げ、10時前にシドニーを離れた。この時点で私の歩数は2万歩。さすがに疲れて、帰ってきたら即爆睡やった。

そして今日。
掃除を済ませた後、ある日用品が必要になってショッピングセンターへ。その後ジムへ行くつもりでそのように装っていたのに、うっかり牛乳とお肉を買ってしまっていったん帰宅。そしたら空模様が少し怪しくなってきて、洗濯を取り込んだりしているとジムへの意欲がそげてしまった。あぁ、なんて弱い私の心。

意欲がそげた他の理由はカレー作り。せっかく材料があるんだから、とさっそくインディアンチキンカレー作りに取り組んだ。同僚とお店の人が教えてくれたカレーの作り方は少し違っていたため、自分の知識を混ぜながらその間の方法で作ってみた。思ったより簡単に完成。そして試食。

まずい。

簡単に出来上がったのにはやるべきことができてないため。カレーパウダーのおかげでカレーの味はするけどキレもコクもない。
Dは「そこまで悪くはないよ」といって、結構な量のカレーを食べてしまった。しかし、こんなことでは「カフェ・ガリレオ」の看板(!?)が泣く!!と思い、いろんなレシピを読んで研究。そして本日2度目のカレー作り。
一回目よりも少しはマシ。だけどやっぱりコクがない。とりあえずカレーは2日目がおいしいので明日まで待つけれど、同僚のお母さんが作ってくれたカレーの足元にも及ばない。何が足りんのやろう…と思って本物のシェフ・Dママに「どうやったらええん?」と連絡、足りなかったことを教えてもらった。明日レシピをメールにして送ってくれるという。それが届き次第3度目に挑戦する予定。くそう、負けるもんか。絶対おいしいカレーを作ってやるぞぅ。

昨日からニンニク&スパイス続き(韓国焼肉、インディアンカレー)で、自分たちでは気づかないけど、私たちは今相当くさいはず。夜は冷えるので窓は締め切ってたしさ。明日は午後シフトなので、朝、しっかり喚起しよ。
明日から4連勤務。頑張るぞー。
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疲れたー

2014年05月28日 23時37分11秒 | Weblog
ヴィヴィッドシドニーなるライトアップ?ライトショー?へいってきた。



(D、見えるかな?)。

先ほど我が田舎町へ帰ってきたところ。そしてベッドに直行。疲れた。2万歩も歩いていた。
感想はまた明日。寝る。
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ソーシャルな一日

2014年05月27日 21時13分31秒 | Weblog
本日オフ。
今日は午前中にインド人の同僚宅、午後から先輩看護師のお宅でDがお仕事。10時からの約束になっていたので、まずはDを同僚宅へ連れて行った。私は朝の家事があったので軽く買い物をして帰宅。Dいわく「2~3時間ぐらいかな」とのこと。「イエーイ、おひとり様~♪」とノビノビ。買い物を冷蔵庫に入れ、台所を片付け、洗濯が出来上がるまでの時間ちょっとゴロンとしよっとと寝転んだら「迎えにきてー」とのカエルコール。

え、もう帰ってくんの?

ふたりでいることが嫌なわけじゃない。でも、Dが在宅勤務ゆえに私がひとりになる機会は本当に限られているため、たまにひとりになるとウキウキ。元々おひとり様を楽しめる方やし。なので少々残念な気持ちを抱えてDを迎えに行った。
同僚は現在産休中。赤ん坊を抱かせてもらってすぐにおいとまするはずが「まぁまぁ座って」。インドから来ているお母さんがまたまたおいしいチキンカレーを作ってくれていた。先日ひとりでバクバク食べたことが耳に入っていて、私のために用意してくれていたらしい。遅めのご飯を食べていたのでお腹は空いてなかったけど、わざわざ作ってくれたとなると否とは言えない(言うつもりもなかったけど)。遠慮もなくしっかり食べさせてもらった。おいしかったー。同僚の旦那さんもお母さんが作るカレーは妻である同僚のものよりおいしいとのこと。同僚にはしっかり腕を磨いてもらって、またごちそうしてもらわないと。レシピも教えてもらったので、今度材料を買って挑戦してみよう。
こんな感じで結構長居をしてしまった。次の予定があったのでまたの再会を約束しておいとま。チキンカレーを少し持たせてもらった。ありがてー。お母さんは明日インドに帰るらしい。同僚は多分ホームシックにかかるやろうなぁ。

さて。
一度帰宅してから今度は先輩のお宅へ。何が必要なのかは相変わらずわからないんだけど、とりあえずDの知識は役に立っている模様。Dが先輩に会うのは初めてに近いのでこのときは私も一緒におじゃました。Dが働いている間、私は先輩とおしゃべり。新人の教育係を務めていることもあり、普段からとっても面倒見がよく、大好きな先輩。おしゃべりも仕事のことから私事まで多岐に渡り、とても楽しい時間を過ごした。中でもすでに16年もウチの病院に勤める先輩なので、病院が抱える問題に関しての見解はかなり興味深かった。いろいろ疑問に思ってたことに納得。私が抱えていた不満もあながち間違っていなかったこともわかり、かなりスッキリした。お酒があったらもっと楽しかったやろうになぁ。次回に期待。Dもとっても気さくなこの先輩のおかげでリラックスした様子だった。

帰りには頂いた作業費を持って酒屋さんへ。この間もお酒でケンカしたばかりやけど、今日は私の先輩のために安価で働いてくれたので許可。しかし、あとになって案の定私のアップルサイダーも飲みたいと言い出してケンカになった。いつもは静かに、かつ論理的に言って聞かせるんだけど、つい先日も同じことでもめたところで繰り返すのがバカらしく、「なんやねん、お前!? ええかげんにせーよ」と英語で少々乱暴な言葉を使ったらわりとおとなしく引き下がった。次回からこの手でいくとしよう。
ガマンがきかないところはホンマに子供みたい。所帯を持っている身なので“コントロール”を見につけてもらわないと。紀伊国屋文左衛門でもあるまいし、うちにはそんな余裕はないということをこれからも根気良く言い続けていかなくては。

明日はシドニーへ行く予定。今、オペラハウスのライトアップをやっているので、D友達も一緒に見に行く。去年も見に行って「イマイチ」と思った記憶があるけど、今年はかなりバージョンアップしているらしく、もう行った人によると楽しめたとのこと。どんな感じかな? ちなみに、今住む田舎町に家を探しに来て、ブリスベンに帰るその日とショーの初日が重なって観られなかったのが2年前。引越し、新しい家、新しい仕事、日本への帰国準備等、あのときは不安だらけだったことを今でも思い出す。あれからもう2年になるんやなぁ。なんとかしぶとく生き残っているわ。
明日はどんな気持ちになるかな。とりあえず楽しめますように。
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病院と介護

2014年05月26日 23時05分59秒 | Weblog
本日午後シフト。
うっかり目覚ましをセットするのを忘れ、目覚めたら9時半。でも目覚めはめちゃくちゃ良かった。いやー、寝たわー。

起きてからまた見切り品狙いでスーパーへ。しかしすっかり出遅れて見切り品コーナーはもぬけの殻。無念。Dの好きな香辛料が入っているソーセージだけ買った。
このところオーストラリアでは多くのものが値上がりしており、家計は大打撃に見舞われている。鶏肉(むね・もも共)の値段も上がったので、ユマイナチュックスの存在も危うい(実際、鶏肉を最近食べていない)。なので見切り品のチェックは必須。もっと早起きするように頑張らないと。それにしても、みんなどうやってやりくりしてるんやろうなぁ。うーん。

帰ってから買ったばかりのソーセージを焼き、サラダを作ってブランチ。このD大好きソーセージが脂っこいので私は食べても2本。でもDはバクバクと4本も食べていた。オーストラリア人ってソーセージ好きよなぁ。ソーセージが主食になりえることに驚く。私はオーストラリアのソーセージはあんまり好きじゃない(今日の香辛料入りのやつは別)。パン屋やコンビニで売っているソーセージロールとか私は苦手だけどDは大好き。ソーセージで感じるDと私の味覚の差。ま、作るのは簡単だし、Dはそれでハッピーなのでヨシとする。

さて。
本日午後シフト。担当患者さん、新規入院を含む6名。ほぼ全員が自分で自分のことをできる人たちだったのでとてもいい夜だった。

一人、手術を受けた患者さんがいる。通常なら4~5日で退院するのに、すでに2週間近く入院中のおじいさん。今日手術医から「明日退院してよし」との連絡があった。その旨を伝えると「まだ十分よくなってない」「家に通いで来てくれる看護師の手当てが苦手」と言い、そばに居た奥さんと一緒にごね始めた。ドクターが退院という以上、病院側にとって患者さんの入院を長引かせる理由はない。傷口の手当は訪問看護師でもできるので、そもそもこのおじいさんが病院にいる必要もない。すべてのことを婦長に報告したら大きなため息。「明日、手術医と話し合って決めるわ」とのこと。明日は休みなのでどうなるのか見届けられないなぁ。

患者さんの中には病院と養護施設の区別がない人がいる。今回のおじいさんもそう。「まだ十分よくなっていない」というのは手術による傷口のことではなく、シャワー、トイレ、着替え、食事等日常の作業。しかし、これらは病院の仕事ではない。なぜなら入院しているところで良くなるわけではないから。日常生活に手助けが必要な人には専門の人が訪問看護をする。それだけでは足りない人は施設に入るしかない。病院にいる看護師は、患者さんの入院理由に対する看護をするのがメインの仕事であって、できない作業を手伝うためにいるのではない。なので傷がよくなれば退院する。とてもシンプルなことなんだけど、余分のことまで病院の仕事として考える人は多い。
「家のことができないのに退院を迫られた」という言い方をすれば病院のやってることはひどいように見えるけど、そもそもの入院理由に関してできることは終わっているので居続ける理由もない。じゃあ誰が面倒みんの?となったとき、誤解を恐れずに書けば、それを心配するのは病院の仕事ではない。もちろん心配しないわけではなく、家に帰っても大丈夫なようにアフターケアの手配はする。病院としてももっとお世話が必要な患者さんのために部屋は必要だし、かつ病院は慈善事業ではなくお金の話も絡んできて「いいよいいよ、いつまでもいて」というわけにはいかないのである。
まぁ、難しいところ。こちらだって患者さんを蹴りだしたいわけではない。ただ今日のこのおじいさんとその奥さんが、傷口の手当をしている間もあまりにもブツブツ文句を言うので少々イラッとしたという話。

さて。
明日から晴れて3連休。うれしー。明日は同僚からDに仕事の依頼が入っているので、午前と午後、計2軒のお宅訪問の予定。Dがせっせと働いている間、私はおしゃべりに精を出すつもり。どんな風になるかな? 楽しみ。
明日あさってはシドニー行き。いい3連休になりますよーに。
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アルコールウォー

2014年05月25日 22時45分41秒 | Weblog
本日午前シフト。
日曜日、そして正看2人で2名担当。いいシフトやった。ただ先輩と患者さんを半分にして先輩4名、私5名で私の患者さんばかりが要介護。手伝ってくれんのかな?と思ったらそうでもなくて、なんか忙しかった。でもまぁ5名だったからいいのさ。やっぱりこのぐらいの人数が理想よねぇ。

大きなドラマもなく順調に作業をこなして帰宅。するとDが「お酒飲みたい~」と駄々をこねている。
Dは酔ったら絡み上戸というか、相手の反応も気にせずに延々と話し続けるところがある。聞かなかったら不満らしく、そこにも絡んでくる。それがうっとうしくて、Dに酔っ払われるのが本当にいや。本人にもそう伝えてある。ましてそんなお金はどこにあるねん!?ということで毎回険悪な空気が流れる(お小遣いで買う分にはあまり口を出さないけど、Dとしてはお酒代は家計から出してほしいようで倍ごねる)。
私からしてみたら二重苦以外の何者でもないので、いつもむかっ腹がたつのだけど、まったく飲ませないのもかわいそうなので、一応週に一回とざっくり決めている。たしか数日前にも飲んだ気はするんだけど、Dもよくガマンしているとは思うので今日は買いに出かけた。
彼はスコッチ、私はアップルサイダー(お酒)を各4本ずつ購入。Dは4本ぐらいならあっという間に飲んでしまう。私は一日一本程度で、飲まない日もあるのでかなり長い間冷蔵庫に眠っている。
さて。
夜ご飯はパスタに決まっていたけど、買い物から帰ってすぐに調理に取り掛からない私を見て「僕が作るよ!」とDが台所に立ってくれた。おかげさまで私はネットサーフィンやらテレビを観ながらサイダーをグビグビ。そしてDご飯に舌鼓。黙っていたら出てくる料理ってありがたいわ。その代わり…ということでもないけど、自分のスコッチをすっかり飲み終えていたDは「君のサイダー、一本ちょうだい?」。強くないお酒だからいいかと思って一本あげた。

お腹一杯食べて、音楽オーディション番組を鑑賞していた。そしてふと喉が渇いて台所に行ったら“竜巻が通過した跡”みたいなことになっていた。どうやったらこんなに汚せるのか… しかもなぜかDは洗った食器を食器棚になおすということをしない。きれいなお皿もすべてカウンターに並んでいる。おかげで一見しただけではカオティックな台所。少々くじけそうになったけど、このところ立て続けに料理をしてもらってるし、これは私が片付けるかぁと思って腕まくりをし、まずは食器の整理から始めたら、その音を聞きつけたDが台所にやって「僕がやるよ」。

えええええぇ!!

どうしたんや、D!?と思いつつも、やってもらえるのならやってもらいましょう、とまたテレビ鑑賞へ逆戻り。すると食器洗いを終えたDが「サイダー、もう一本いいでしょ?」。

やっぱりそれが狙いか。

でも労働には報酬がつきものなので、ここも許可。しかし、残り一本になったサイダーに「最後の一本は君と半分こ」とか言い出したのは却下。だいぶゴネられたけど、ここは心をオニに。だってキリがないもんね。
却下が不満だったようで、Dは早々に寝室へ消えていった。私はDがやり残した台所仕事を片付け(彼は食器は洗うけどカウンターやコンロを拭いたりはしない)、今夜はYoutubeの動画渡り歩いていた。いろいろ観たけど、主にアダム・ランバートを観ていたかな。かっこえー。

とまぁ、今日も働いたわりにはダラダラした一日。万歩計を忘れていってしまったので、何歩歩いたのかもわからない。
明日は午後シフト。そして3連休が待っている。休みじゃないのに、朝ゆっくりできると思うと夜更かししてしまうわ。Dはすっかり高いびき。私ももう寝よっと。
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ダラ満

2014年05月24日 21時06分40秒 | Weblog
本日オフ。
でも一日だけなので特に大きな予定はなし。朝は当然のように家事。昨夜Dが寝る前に何か作って食べたみたいで、台所はまた台風の後みたいな荒れ方。なんでこうなるのかねぇ。
予定もないので掃除もゆっくり。「終わったらジムに行こうかー」と話していたら、先日Dのアドバイスのもとコンピュータを買った同僚の旦那さんが突然やってきた。というか、私には突然だっただけで、Dには事前に連絡が入っていた模様。そしてそれを彼も忘れていた。ジム行ってなくてよかったな、おい。
すでにDがセットアップもしていたのだけど、さらなるセットアップをしてほしいそう。私にはよくわからないので、寝室に引っ込んで久しぶりに「グレイズ・アナトミー」を見ていた。間が空きすぎてさすがにすぐにはストーリーを思い出せなかったなぁ(苦笑)。

わりと早くにD作業は終わった。というか同僚宅のインターネット環境でしないと意味がないとかなんとか。よくわからないけど、結論として火曜日に同僚宅でやりなおすことになった。ちなみに旦那さんは同僚が作ったカレーを持たせてくれ(彼らはインド人)、お腹が空いていたのですぐに食べてしまった。とてもおいしくてDの分まで残すことはできなかった。どうやったらあの本場の味を出せるんやろうなぁ。今度レシピをもらいたい。

今日は土曜日なので早く閉まるジム。すでに行くには微妙な時間になってしまっていたのと、なんだか妙に疲れていたので今日はパス。おそらく2日連続の早起きが効いているんだと思う。午前シフトと午後シフトでは疲れ方が全然違うわ、ほんまに。ただDが「外の空気が吸いたい」というのでコーヒーを飲みに出かけた。いつものカフェ。最近コーヒーがおいしくなくなった。ラテを頼んでも苦いコーヒーがやってくる。前回は作りなおしてもらったほど。今日は文句を言わずに飲んだ。豆のせいか、技術のせいか。どっちなんやろうなぁ?

夜ご飯はちゃんと作るつもりでお肉も解凍しておいたのに、カレーのおかげでまったく空腹を覚えず。今日もDには自分で作って食べてもらった。ついでに私の明日のお弁当まで用意してもらった。普段から「家事をしないオットで困るわ!」と思っているけど、最近わりと手伝ってくれているかもしれない。“すぐに”ではないだけで。
というわけで今日は終日ダラダラ。万歩計もたったの3千歩。下腹のでっぱりが気になってるのにこんなことではなぁ…。

明日はまた午前シフト。私は早起きが嫌いと公言しているし、午前を好む人も多いので、午後シフトをもらうことが多い。なのでこんなに朝が続くのは結構珍しい。やれやれ。実際の労働時間より、早起きの方が重労働やわ。

ただいま我が家のテレビで流れているのは「トランスフォーマー2」。Dはこのシリーズが大好きで何度も観ている。私からしてみればコメディーにしか見えない。昨日、Dもまったく同じコトを思ってたんやろうな。
付き合ってみるほど優しくない私。明日は早起きやし、シャワーを浴びてとっとと寝よう。

ところで。タイトルは“ダラダラ満喫”の略。
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ダブルじゃなかった

2014年05月23日 22時56分26秒 | Weblog
昨日の画像の貼り付けがうまくできてなかったので修正しました。あいすみませぬ。

本日午前シフト。昨夜は10時に布団に入ったにも関わらず、うっかりネットで漫画を読んでしまい結局寝たのは12時。アホや。
今朝も早起き。そしてダブルシフト。だったんだけど、結果から書くとカウントし忘れていたスタッフが午後になって現れたので、私はお役ごめん。いつもの8時間終了した。ホッ。
今日の担当はアシスタントさんと一緒に9名。昨日のブログで触れたガンの患者さんは夜遅くに亡くなったとのことだった。正直言って、最期を看なくてすんで少しホッとした。
そんなわけで9名。半数が介助要らずだったけど、アシスタントさんは投薬も傷口の手当も看護記録もしないので重いのは重い。しかも数名は昨日やおとといに手術をしたばかりの人で、点滴やPCA(自己調節鎮痛法。手術の後、モルヒネ等の鎮痛剤を自分のペースで投与できるようになっている)、ドレーンバッグを付けている人が複数。こまめに容態をチェックする必要に迫られたし、かつ鉄分点滴の人もいて、ずーっと立ち止まることなく働いていた。
やっと落ち着いた~と思ったら、今日はお昼から老人看護専門のドクターが多目的室で講義。出席したら案の定時間が押して、結局やるべきことをすべて終わらせたら終業時間を大きくまわっていた。午後のスタッフに「アンタ、まだおんのん?」と言われたぐらい。あぁ、やれやれ。
しかし。
今日はたくさんやることがあったけど、なかなか上手に時間調整をできたように思う。介助要らずが多かったこととアシスタントさんが何も言わないでもサクサク動いてくれたのも大きかった。満足度の高い一日。良かった良かった。

ところで。
帰り際、婦長に呼び止められ、今度隣町の公立病院で催される看護師教育クラスに参加するように言われた。テーマは緩和ケアについて。昨日チラッと死にゆく患者さんのお世話に対するストレスをリーダーにもらしたら、どうやらそれが婦長の耳に届いた様子。ストレスを減らすためにも緩和ケアに対して理解を深めてきなさいという婦長の計らいをありがたく思った。頑張って勉強せねば。
また。
老人看護のドクターがよく私に“老人看護のホープ”みたいな言葉をかけてくれる。いつも軽口を叩く陽気なドクターなのでどこまで本気かわからないけど、私の年配の患者さんへの応対を気に入ってくれている節がある。今度認知症患者さんのお世話に関するクラスに参加することも喜んでくれている様子。ドクターは今日も講義中にオーストラリアの老人介護に関する意識の低さについて嘆いていたし、実際問題、看護師の間でも老人看護は人気がない。なので老人看護にもやる気を持って(といってもいたって普通なんだけど)接する私を好ましく思ってくれているよう。そして私はそういうドクターの態度を感じるとまた頑張ろうという気持ちになる。
このようにトントンと認知症や緩和ケアに関して勉強する機会を与えられ、それに関心がある自分を認めている。まだ外科をよく知らないから早急な答えを出すつもりはないけれど、将来向かいたい方向はこちらなんだろうか?なんて思うこともしばしば。まぁ、そのうちわかるときがくるやろう。

2日連続の早起きを終え、明日が休みだと思うと途端に疲れがドッ。帰ってから、晩ご飯は特にいらないというDの言葉に甘え、何もしなかった。散らかっていた食器を洗って、ラーメンを作って食べたぐらい。明日はちゃんと料理しよ。
夜は「ブリジット・ジョーンズの日記2」を観ていた。2も好きや~。一緒に観ていたDは「ほんっとに女の子用の映画だよね、コレ」と苦笑。なんと言われようと、これは女子のバイブル的映画なのさ。それにしてもコリン・ファース、カッコイイ あの普段は無愛想なのに時折ブリジットに向けて見せる笑顔にすっかりこちらの目もハート。あぁ、いい目の保養になるわ。
せっかくいい気分なので、この思いを抱えたままベッドへ向かうとする。

明日はお休み。でも一日だけ。掃除と片づけで終わるかなー。
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