華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

慣れたけど

2009年11月30日 23時20分49秒 | Weblog
今日から実習再開。今週は午後勤務になり、13時から21時30分まで働く。もともと夜遅くまで働くことが多かった私には、朝はゆっくりできるし、夜はつらくなるほど遅くもないし…でなかなかいい勤務時間。午前勤務は昼から時間がたっぷりあって、それはそれでいいけど、毎日5時起きはちょっとしんどい。

さて。
私は当然ユニフォームを着て働いている。こちらでは基本的にユニフォームを着て通勤する。いわゆる公立病院で働いている人は、場所は違えど同じユニフォーム。だから一目瞭然で「あ、公立病院の看護婦さん」とわかる。ちなみにケンタッキーだろうがマクドだろうが、結構な割合でユニフォームで通勤している。なのでどこで働いているかがすぐにわかる寸法だ。
自分も何の疑いもなくユニフォームで通勤しているけど、ふと考えたときに「日本ではない話しよなぁ」と思う。まず人様に自分が何をしているかを堂々と宣伝するのをヨシとしない傾向があると思う。そしてユニフォームで通勤すること自体に少し恥ずかしいと感じる節がある。だって格好良くないモンね、基本。胸には下手すりゃ会社の名前も入ってるしさ。とにかく。日本では、ユニフォームを着る職業は会社のロッカーで着替えるもの…というのが基本概念ではないかなと思う。

私がもし公立病院の看護師として働き始めたら、もちろんユニフォームを着る。でも、少しだけ日本人的美意識が残っているので、極力現地で着替えたいと今は思っている。退勤の前に着替えて化粧直しをして…とういのが現段階の理想。まぁ、すっげぇ怠け者の私なので、すぐに続かなくなって制服で通勤すると思うけどさ…。

何はともあれ、「個人情報にうるさくない国なんだなー」と感じた次第。日本がうるさすぎるのかしらねー!?
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やったでー 2

2009年11月29日 21時54分37秒 | Weblog
本日、成績発表があった。

見事、全部パス!!

すっげぇすっげぇ嬉しいィィィィィィ~~~~~。

正直、CI時代と比べると成績自体は全然良くない。でも、パスできるかどうかの瀬戸際にいたので、ただのパスでもめっちゃ嬉しい。ほんま成績発表のページをクリックする瞬間は緊張で汗をかいていた。

最も心配された薬学と生物化学2は7段階の4で、一応合格だけどギリギリ。でも試験で半分以上がヤマ勘で書いた答えだったんだから、合格しただけでもめっけもの。最終取得パーセンテージは思っていたより結構良くて、もう数問ヤマ勘があたっていたら5が取れたんではないかと思ったほど。まぁこれ以上望むとバチがあたるからやめておこう。
逆に論文で好成績を収めていた看護学が5とあまり振るわなかった。私としては6ぐらい取りたかったんだけど、試験の内容がよくなかったと推察する。多少不満は残るけど、まぁ終わったものは仕方ない。

成績は良かったといえないけど、自分ではよく頑張ったと思う。英語、看護科、しかも基本をスキップして2年生からスタート。そんな“三重苦”とも言える中で単位を落とさなかったんだもの。褒めてやっていいんじゃないかと思う。

実は単位を落とすようなことがあるようなら退学することも考えていた。なぜなら時間とお金がかかりすぎるから。いろいろとリスクを背負っている私には結構きつい環境になるので。とりあえずこの学期はつつがなく過ごせたってことで、もう少し頑張れと言われているのかな…という感じ。
あとは今週一週間、実習を頑張ってパスできたら今学期すべての科目が終了。金曜日の晩に笑えるよう、明日からまた働くでー
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やったでー

2009年11月26日 22時24分29秒 | Weblog
本日とうとう“注射デビュー”。一日で一気に3人の患者さんに注射をした。

教育係に「やってみる?」と聞かれ、いつまでも避けて通るものでもないと思い「はい!」。返事はいいものの不安大。しかも練習したのははるか昔の話なので、何をしなくちゃいけないかは全然覚えていない状態。今思えばあるまじき行為やけど、患者さんを前にして手順を確認し、患者さんには私が不安で一杯だということが丸わかり。しかし、ターゲットとなった患者さんは豪快なおばちゃんで、「まぁやってみ」と言ってくれたので、胸を借りるつもりで思い切って注射をした。

しかし。

緊張もあって手順も何もあったもんじゃない私は、手落ちがたくさん。
お腹にするヘパリンの注射やったんやけど、針を刺す箇所の脂肪をぐっと握らないといけないにも関わらずペッタンコの状態で針を刺したので、患者さんにしてみれば痛み倍増。しかも注射器の持ち方が悪くて手がブルブル震えていたので、痛みはさらに倍。加えて私は注入しなくてはいけないヘパリンを注射器の中に残したまま針を抜いてしまったので、教育係の人が再度注射をするという、患者さんにしてみれば迷惑この上ない状態になってしまった。

散々なデビュー。

幸いなことにこのおばちゃんは痛みをこらえながら「いいよいいよ」とスマイル。そして「緊張するのはわかるけど、それは隠すようにね」とアドバイスまでくれた。

終わった後は脱力…したけど、思ったよりも簡単だった(失敗しといて何言ってるねん!?って感じやけど)。
あとの2人は「もう私、注射なんて慣れっこでーす」という笑顔を見せて、ブスブスと刺した。それが良かったのか「痛くなかったわよ」とお褒めのお言葉。あぁ、良かった。

注射をするということは、看護師となる道のりの大きな壁のひとつだと思っていたけど、乗り越えてみたら案外低い壁だったというのが正直なところ。もちろん一番簡単な注射を実践しただけなので一概には言えないけど。これからもっと複雑なことを学んでいくんだろうなーと思ったら少し身の引き締まる思い。

いやいや。

それでも。

よくやった。

緊張で疲れたよ。

自分が他人に注射を打つ日が来るとは夢にも思わなかったなー。
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やってもたー

2009年11月25日 22時25分49秒 | Weblog
ここに何度となく書いてきたことやけど、私は注射と血が大嫌いである。そんな私でも看護師になろうとしている。

今週から看護実習が始まっている。私が通っているのはBrisbaneでも比較的大きな市民病院。婦人科で実習している。今回のメインポイントは点滴と注射。こんな私がとうとう他人に注射をする瞬間が近づいている。

さてそんなことは置いておくとして、今日は教育係のする抜糸を見ていた。日本ではどうなのか知らないけど、こちらでは病室で看護師が抜糸する。今日の処置は腹部に何らかの事情で糸で固定されたチューブを抜く作業。お腹に痛々しく縫い付けられた糸を見た瞬間「ぐぇぇぇ」。しかも教育係いわく、縫合をした医者がどうもへたくそだったらしく、かなりキツキツに縫い付けられており、抜糸に四苦八苦。患者さんは痛みと恐怖で軽くパニック状態だったので、私が感情を表に出している場合ではなく、患者さんの手を握り「大丈夫ですよー。息を大きく吸ってー」と励ましていた。悪戦苦闘の後、やっと抜糸が終了。私はホッと一息ついたのだが、実はこれで終わりではなかった。教育係が患者さんに「心の準備はいい?」と聞くや否や、おもむろにチューブを引きずり出した。その長さ約20センチ。まるで手品師が口の中から万国旗を出すかのように、お腹の中からチューブがズルズルッ。おまけに出血尽き。

ここで力尽きた。

人生二度目の貧血。

その光景は私にはすごくグロテスクなもので、それを見た瞬間に頭から血がなくなっていくのを感じた。すべてが暗転し、冷や汗が噴出し、ムカツキを覚え、とにかく立っているのがやっと。しかし私はこのときまだ、患者さんの手を握ったまま。しかも患者さんは痛みと恐怖のためすごくナーバスな状態。

ここで倒れるわけにはいかない。

この場面で実習生とは言え看護師が倒れたりしたら患者さんの不安をあおるだけだと思って必死で立っていた。ちなみに教育係は抜糸とチューブの摘出で精一杯で私の様子に気づく余裕はない。しかも出血が結構あったので教育係が他のナースに応援を頼みに行ったほど。
そんな中でなんとか立ちとどまり、応援がきた時に「すみません、貧血なんです。お手洗いに行かせてください」と言って病室を後にした。休憩室まで別のナースが付き添ってくれて水を飲ませてくれてやっとひと段落。

自分で自分が意味もなく貧血を起こすことが信じられず、ショックでしばらくボーゼンとしてしまった。ここまでハッキリと血が引いていくのを感じるのは久しぶりだった(以前のブログの2007年9月8日参照←多分)。ショックでうなだれている、しかも貧血で焦点の合わない目をしている私を気遣って、看護師さんが「珍しいことじゃないのよ。気にしなくていいから」と何度も何度も慰めてくれたけど、本当にショックだった。こんなことで貧血を起こすとはなー。

おそらく数日中に注射をする機会があるはず。そのときはどうなるんやろう?

私、ほんまに血とかグロいもんがアカンねんなーと再確認した本日。それでも看護師をあきらめようとは思わないけど、いつか慣れる日が来るとは思いがたい…。
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ナンマンダブ

2009年11月24日 19時08分46秒 | Weblog
先日のこと、寝る前に割とデカいハエが入ってきた。ブンブン飛び回ってめちゃうっとうしかったけど、追い出すのも叩き潰すのも面倒だったので一晩を共に過ごすことにした。私は疲れていたのかヤツの羽音を気にすることなくベッドに入るや否や爆睡。朝目覚めたら、ヤツは床に横になって事切れていた。

なんで?

あんなに元気に飛び回っていたのに。

寝ている間に私が何かしたとは考えにくい。が、ヤツの床に無造作のゴロリと転がる姿を見て「もしかして絵にも描けない、殺人的にクサいお○らなんぞを寝ている間にしてしまったんだろうか?」などと、しょうもないことを朝一番に考えていた。

まぁ、寿命だったということにしておこう。

超どうでもいい話だ。

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いろいろと

2009年11月22日 22時27分23秒 | Weblog
今日は忙しい一日だった。
いろいろと書きたいことはあるけど、明日から看護実習で5時半起き。だけど今はもう11時。6時間しか眠れない。
なのでまた次の機会に。

ただひとつだけ。
最近暑いので窓を開けて寝ている。隣のじいさんは早起きで、朝っぱらから元気に水撒きをしている。その水撒きの音で目が覚める。しかもじいさんは鳥が嫌いなので、庭に鳥がいると「Get out!!」といなくなるまで叫ぶ。その叫び声が私に二度寝を許さない。今朝なんで日曜日なのに6時ごろから目が開いていた。すごく迷惑。
でも。
今日はとても迷惑に思ったけど、月曜日から早起きなので、存分に叫んでもらってもいいかも。

アホなこと書いてないで寝よう。

明日から頑張るぞー。
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酒や酒や、酒もってこーい

2009年11月21日 23時09分18秒 | Weblog
昨日は書いておいた通り、パーティーに行ってきた。といってもパブでの飲み会だけど。友人と飲むことはたまにあっても、ワイワイとした雰囲気の中で飲むのは久しぶりだったので最初から開放感でいっぱい。一杯目のビールですぐに気分が良くなって、次の店に写ってからワインを飲み、飲み会が終わるころにはかなりいい感じに酔っ払っていた。
私はそんなにひどい酔い方をしないけど、今日になって覚えてないこと多数。まずどうやって家にたどり着いたかを覚えていない。もちろんバスに乗って、最寄のバス停で降りて、歩いて帰ったはずだけど、本当にそういう手順を踏んだのかどうかを覚えていない。今日、昨夜一緒にいたナイスミドルのAussieから電話をもらって少し話したけど、彼は私が覚えていないことをたくさん覚えていた。そういうのって結構恥ずかしい。ちなみに彼は片耳にピアスの穴を開けているため私は「あなた、ゲイなの?」と聞いたらしい。笑って許してくれたから良かったものの、大変失礼な質問だと思う。

お酒は何もお水代わりに飲んでいるのではなく、酔うために飲んでいるので酔えばいいと思うけど、やっぱり節度はわきまえないと…と感じる今日この頃。年とともに簡単に酔うようになってきてるしさ。

気をつけないと。

今夜もビール、飲んだけどさ。

多分明日も飲むけどさ。
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進歩

2009年11月19日 21時21分55秒 | Weblog
今日、2人の友人と電話で話した。ともにEnglish Speaker。
一人は大学で仲良くしているIrish女子。明日、彼女にあるパーティーに誘われていて、着ていく服や待ち合わせ時間等を電話で確認。そのついでに試験や論文の結果について話をした。その時間約8分。
もう一人は最近知り合ったAussieのナイスミドル。明日のパーティーには友人も連れてきていいよとのこと。彼から食事に誘われていたので、だったら一緒にパーティーに行けばいいやと思い電話した。パーティーに来るか否かの確認、今日一日の出来事、互いの週末の予定等を話し合い電話終了。その時間約9分。

私はこちらに来て2年が経つけど、いまだにリスニングとスピーキングは苦手。電話は「話さなきゃ!」「聞かなきゃ!」のプレッシャーが大きいので特に苦手。相手が私と同じような留学生ならともかく、English Speakerとなるととにかく緊張する。

なのに今日。

立て続けに2人と約10分近い会話を電話で。

進歩したわぁ~(しみじみ)。

電話を切った後2回とも通話時間を確認し、小さくガッツポーズをしてしまった。

小さな進歩を発見するにつけ嬉しくなってしまう。まぁ、そんなことでいちいち小躍りできる幸せな性格をしてるってことだな。でも自分で自分を褒めないと、誰も褒めてくれんもんねー。…この考え方ってポジティブなんかネガティブなんかどっちやろ?

さて。
というわけで明日はパーティー。実は趣旨は知らない。誰かの子供がどうのこうの…って言っていたような…やっぱりリスニングはまだまだやなぁ(汗)。ちょっとおめかししてきてとのことだったので、先ほど黒のワンピースを試着してみたら下腹がえらいこといなっていた。一日ではどうしようもないので、服装は明日考えよう。
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くそぅ。

2009年11月18日 22時49分15秒 | Weblog
書いたブログが消えた。書いている途中で風呂に入り、その間にログイン期間が切れてしまったらしい。面倒くさい。

今日はAussieの友達と会っていた。友人は遅い朝ごはんを食べたので空腹ではなかったようやけど、私はちゃんとお昼時にお腹がグー。なのでドライブスルーのファストフードを買うことにした。友人がドライバーだったので、頼んでオーダーしてもらった。メニューもよくわからないのでお任せで。すると友人は勝手に飲み物をオレンジジュースのラージサイズにして、受け取った瞬間に一言の断りもなくゴクゴク飲み始めた。

アレ、それ私のんだよね…?

いちいち書きとめようと思うほどイヤな気分をしたわけでもないし、過敏に反応したわけでもない。ただ、日本人だったらまず勝手に飲まないし、飲むとしても一言断るよね…なんて考えていた。それだけこのAussieの友人と距離が近いのか、これがAussie流なのか、友人の性格によるものなんだろうか…

まぁ、どうでもいいか。

この一週間は基本的にお休み。毎日誰かに会っている。ストレスを伴わない忙しい日々。最高だ。

難点はただひとつ。

外食には増量がついてくる。

これは問題だ。
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不思議なもので

2009年11月17日 09時14分25秒 | Weblog
昨日はここでも書いた通り、友人と会っていた。これまで何度か一緒に出かけたことがあり、私はその人に、私の悩み事を聞いてもらったりしたものだった。昨日もやっぱり私のウダウダを聞いてもらっていて、同じことでグズグズ悩む自分がいやだと言ったら、友人は「自分が何をしたいかっていう結論さえブレなければ、いくら悩んでもいいんじゃない?」というようなことを言った。なんかその瞬間、目からウロコが落ちた気分だった。「そうか、そんな簡単なことだったんだ」と。この気分をそのまま友人に伝えたら「これまで何度となく同じことを言ってきたと思いますけど?」と苦笑していた。

タイミングって不思議だなーと思う。何度も同じことを言われていたはずなのに、その言葉が、その言葉通りの意味を携えて私の心に響いたのはこれが初めて。これまでも友人の言葉に納得し、うなずいていたはずなのに、理解したのは昨日が初めて。奇しくも数週間前、ブログ内において「意見」というタイトルで意見をすること・聞くことの難しさについて考えたところだったけど、昨日は友人の意見とそれを聞く私の状態・タイミングがマッチした。こういう瞬間に聞いた意見やアドバイスが後のち転機になったりするんだろうな。

余談だけど、だからこそ歌ってなくならないんだと思う。テーマは似たり寄ったりで、言葉も使い古されたものばかりでも、今のタイミングだからこそ言葉の意味がちゃんと心に届くリスナーがいるから。

何はともあれ、昨日友人と会ったことで私の心はちょっとスッキリ。いろいろと考えることは尽きないけど“幸せへの最短コース”を考えていかないとなぁ。

さて。
本日は教授と恒例のランチなので、休みだけど学校へ行く。この教授はCI時代にお世話になっていて、今彼女の講義を取る機会はない。ゆえに「あなたはもう私の生徒じゃないわ」と言って、友人然として私を扱ってくれる。とても幸せなことだ。ランチの後は看護科の教授に会いに行く。別に用事があるわけではなく「Hello」と言うだけ。それだけで終わりかもしれないけど、もしかすると何か刺激が得られるかもしれない。そう思うと会いに行ってみようと思う。ジッと家にいても仕方ないしさ。人に会って自分の話をし、人の話を聞くのが大好きだ。

気分がスッキリしている本日の私はちょっとアクティブモード。今日も一日頑張ろう。

今日のBrisbaneはめっちゃ暑い。夏だ。
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