~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

浦和 調(つき)神社の骨董市

2014年12月25日 | 旅行・お出かけ・散歩
骨董好きの友人を誘って、浦和にある調(つき)神社の骨董市へ行って来ました。
「ツキ」を「月」 にかけて、狛犬ならぬコマウサギがいる神社として有名だとか。




車を停めたコインパーキングから神社まで、ほんの少し歩いた中山道は、いにしえの面影をほのかに残していて、こんな町で暮らしたら気持ちがいいだろうと思える良い町でした。昔からある街道筋を歩くのは面白いです。

骨董市の会場は冬日を受けて明るく開放的でした。






時の流れを秘めた品々を眺めているだけでワクワクします。
時々店主さんと言葉を交わし、友人のアンテナに引っかかった品を鑑賞しながらブラブラと歩きました。

そして我が家へ持ち帰ったのは萩焼の急須と、面白い絵付けの湯のみ。


何年か前に益子で買ったお気に入りの急須を、軽い認知症だった母が直火にかけてヒビを入れてしまったので、新しい急須が欲しかったのです。 気が小さいもので(ホントか?)友人に値段交渉して貰って少しお安くなりました。好きな物に囲まれて暮らすのは素敵です。

昼食に食べた天ぷら定食が素晴らしく美味しかった!
海老2本、きす、かぼちゃ、いんげん、なす。カウンターに座って、70過ぎと思われる親父さんが揚げたてを一つずつ目の前の皿に載せてくれます。溶いた衣が入っているのは伊万里の大鉢。白い上っ張りの下はワイシャツにネクタイ姿で、少し前かがみになりながら天ぷらを揚げるご主人の手際よさと、細やかな気配りで給仕してくださる奥様が絶妙の呼吸でした。

帰路の寄り道は荒川河川敷の秋ヶ瀬公園。


冬枯れの葦原から、姿は見えない野鳥の鳴き声が賑やかに聞こえました。