~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

25日目 シエナ~クナ(Siena~Cuna)10/23

2019年02月14日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
6時起床、巡礼宿の食事をいただき7時半出発。












この道でザックを下ろして休んでいると、散歩のおじさんに「今日はどこまで歩くの?」と話しかけられました。Cunaだと答えると「Cunaは近いよ」と。
実は数日前にクナの巡礼宿に予約のメールをしたのですが返信がなく、この日の朝やっと宿泊OKの返事が来ました。お願い!お返事早くちょうだい!(^^;


日産やホンダの工場近くのバルにてトイレ休憩


クナまで3km地点、水をいただいた民家の猫ちゃんです。








やっとベンチがありました。休憩~!


すごい土埃です。旅の前半はずっと暑くて汗がしたたりました。
13時にはクナに到着。


宿は閉まっています。電話すると15時にオープンとの返事。近くのベンチでありあわせのパンとリンゴでランチしたらお腹が痛くなって、15時まで待てないよ~。かと言って野〇できるような場所でもなく、ちょうど道路に出ていらしたご老人の家でトイレをお借りしました。おばあちゃんがイタリア語で手を洗うか聞いているようなのでお願いすると、白いホーローの水差しで沸かしたお湯を洗面器に注いでくださいました。何という心遣い!

陽射しは強いし、周囲には店もなく、待ち時間の長い事!
親が日本生まれだというノースカロライナからのアメリカ人観光客とお喋りして過ごしました。言葉が通じない旅をしていると、英語さえ懐かしい。
ここは一応観光地なんです。グランチャ・ディ・クナ(Grancia di Cuna)という中世の要塞化された穀倉の貴重な建物がありました。修復中のようで巨大なクレーンが建っていましたが、工事は止まっているように見えました。

15時にオスピタレーロは軽トラでやってきました。
ラディコーファニの巡礼宿の予約をお願いしました。オスピタレーロ同士でイタリア語でお話していらっしゃったけれど、「それはいいね」みたいなことだけはわかりました。ラディコーファニの宿は予約不要とのこと。




食材のストックはほとんどありません。商店は隣り町にしかないとのこと。オスピタレーロに連れて行ってくださいとお願いし、行きは軽トラの前の席に3人でギューギュー詰め。帰りは荷物ごと荷台に乗りました。
日本だと違反ですよね。愉快で、キャーキャーと楽しかったです。


いざ食事を作ろうとしたら買った筈の玉ねぎとジャガイモがありません。レジを通すのを忘れたみたいです。
ここでR子の出番です。窓の下に近所のお年寄りが集まってお喋りしていらしたところへ、野菜を分けていただきに行き、お願いした以上にいろいろいただいて戻って来ました。みなさんお金は受けてってくださらなかったって。
大勢の方にお世話になっています。


今日の歩き 14.5km

《宿情報》
☆Casa Marcellina
住所 : Loc.Cuna,192
電話 : 338-6167279、333-5299131
メール: gbea58@gmail.com
5ベット、€25、清潔


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2 コメント

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トスカーナ (tonton)
2019-02-15 12:17:42
うわ~!トスカーナの風景、やっぱり素敵だなぁ。
こんな場所を歩けたなんて、なんて幸せなんでしょう。

R子さん、本領発揮ですね!
逞しいなぁ。
でも旅って、困ったこと、苦しかったことのほうが印象深いんですよね。
そして誰かに助けてもらったことも!
良い旅になりましたね!
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tontonさんへ (みよ)
2019-02-16 00:36:29
トスカーナ、憧れますよね。
ほんとに幸せです。

R子さんは頼り上手、そして周りの方が助けたくなるタイプなんだと思います。
二人だったから、なんだかんだといろんな方とコミュニケーションもとれたのかな。
一人じゃこうは行かないなぁ。

またとない良い旅でした。
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