~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

春爛漫の多摩全生園(国立ハンセン病療養所)

2016年04月07日 | 写真・カメラ
桜の季節に毎年、国立ハンセン病療養所「多摩全生園」(東京都東村山市)を訪ねます。
ここは映画「あん」の舞台になった場所です。樹木希林さんが元ハンセン病患者の入所者を演じています。
ハンセン病は、かつて不治の病と恐れられ、入所者の方々は過酷な差別と国の強制隔離政策による筆舌に尽くし難い苦痛を受けてきました。
今では多くの入所者が天に旅立たれ、行くたびに園内が変って行って淋しいです。せめてその姿を写真に留めておかなくてはと思って毎年撮っています。
入所者自治会は、ここをハンセン病記念公園「人権の森」として保全・保存し、後世に伝えようと、平成14(2002)年、「人権の森構想」を立ち上げました。
そしてそれを療養所の将来構想として国へ要請し、東村山市とともに構想の実現に向けた活動をしています。

今日も写真を沢山撮りました。
お散歩気分で見ていただけると嬉しいです。




写真は撮らなかったけど、広場はお花見の家族やグループで賑わっていました。


園内には神社や教会もあり、宗教地区には様々な宗教の施設があります。




患者さんの住宅が取り壊されて広い更地ができていました。




園内は明るくて花が咲き乱れていました。





廃屋


のぞかせて貰いました。畳の上にあるのは大正琴かな?


秩父舎という建物跡(写真なし)
北条民雄の自身の体験に基づく名作『いのちの初夜」は
ここの書斎で書かれたと記されています。



「最初の火葬場跡」
字が小さくて読めないかなぁ









花吹雪がすごかった



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
忘れてはならない… (てんてん)
2016-04-07 11:33:56
ずいぶん前に、最後の患者の方が
TVに出演されていたのを、思い出しております。

このような悲しい出来事を、忘れないようにと
改めて、感じることが出来ました…。

画像は、読み取れましたよ。
胸と目頭が、熱くなり~最近、涙もろい私です。
返信する
てんてんさんへ (みよ)
2016-04-07 21:40:40
そうですか、患者さんがテレビに出演されていたのですね。

私が行った日は、戸外で園の行事をやっていて、歌声が響いていました。
入所者さんが減ったとは言っても、現在まだ243名もいらっしゃるのだそうです。

私のブログで何かを感じていただけて嬉しいです。
返信する

コメントを投稿