永六輔氏がある著名な医学博士と対談し(名前は???)、名医 とはと訊ねた際に、以下の十項目をあげていました。
- 話を良く聞いてくれる
- 話が分かりやすい
- 薬に頼らない
- 暮らしの注意もしてくれる
- 専門医をすぐ紹介できる
- 患者だけでなく家族の気持ちも分かる
- 地域の施設に詳しい
- セカンド・オピニオンを紹介できる
- 痛さや苦しさは勿論、悲しさやさびしさも分かる
- 本当のことをいつてくれる
「こんな医者いるんですか」と言ったら「いません??」と云われ ましたが、いい医者になってもらうべく、私たちが育てることも 大事なんですね・・・・永六輔談 必要な自分自身のデ-タ-を調べて提供してくれる地域の 家庭医を見つけることが大事なことのようです。
ある放映番組は、医療の最先端状況を取り上げ、現場に立つ医療 従事者、受診者、国の統括最高部署の厚生労働省の方、等の参 加による、ト-ク番組でした。テ-マは「がん」でしたが、番組の進 行状況を客観的に見守ってみましたが、どんな業界にも起こりえる 閉鎖性と保守性、日進月歩で進化している技術や情報 の伝達遅 延化が、医者の技量によって、患者の肉体的、精神的負担を強要 しているという事実、例えば抗がん剤も最新の新薬による組み合 わせは、一方的に苦痛を強要するのではなく、体にやさしい方向え と移行している、とのことです。ただしそのような情報も末端医療従 事者へ届いていないため、旧態依然とした治療による、非常に苦 痛を伴った治療しか受診できないのは、国の責任機関である、 厚生労働省として迅速な対応をお願いしたいとの要望のようでし た。その後別な番組で、小児心臓外科専門医として、その技量を 非常 に高く評価されている方の特集番組が、放映され見る機会が ありました。その技術の習得の為に、外国の専門医に、何度もお 願いして許可をやっとのおもいで得、習得したのです。とのことで 今も技術の劣悪を防ぐべく、毎日シュミレイションしているとのこと です。ほかにもまだまだ数多くの名医と言われる方はいらっしゃる のでしょうが、個人の感性と努力によって支えられているのでしょ う。医学に携わっている人、百人が百人そうであってほしいもの です。