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開花ホルモンの働き解明

2011-08-04 16:22:13 | うんちく・小ネタ

花咲かじいさん現実に?

奈良の教授ら 作物増産に期待

100_8204 植物の花を咲かせるホルモン「フロりゲン」(花咲かホルモン)が開花のために作用するメカニズムを、奈良先端科学技術大学院大の島本功教授や大阪大の児嶋長次郎准教授らのグル-プが世界で初めて解明し、英科学誌ネイチャ-電子版に発表した。

葉で作られた「花咲かホルモン」を、茎の先端で受け取る受容体も発見。受容体を介し、花を作る遺伝子が活発に働くように

なっていた。グル-プは既に、花咲かホルモンの合成を促進して年中咲く秋キクを作っている。今回。イネで花咲かホルモンと受容体の結合強度を変え、開花を早めたり遅くしたりすることにも成功した。昔話「花咲かじいさん」のように、好きなときに花を咲かせる技術の実用化に近づく成果で、作物増産などに役立つと期待される。花咲かホルモンは全ての植物にあり、日の長さや気温の変化により作られる。正体不明のホルモンだったが、島本教授らが2007年、タンパク質「Hd3a」と特定した。だが作用の詳細は分かっていなかた。グル-プはイネを用いて解析。花咲かホルモンは葉で作られた後、茎の先端に移動し、受容体となるタンパク質「14-3-3」と細胞内で結合、さらに別のタンパク質とくっつく。結合体が、花の芽を作る遺伝子の働きを活発にしていた。結合体の立体構造も原子レベルで解明した。イネのほか、花の出来方を調節し収穫量が増えたとの研究報告があるトマトなどで応用が考えられるとしている。

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