脳がコントロールするには膨大すぎる??
血液が血管内を駆け巡り隅々まで滞りなく体内へ栄養素を運
ぶ距離は地球2周半(10万キロ)に及ぶとのことです。
体は95%の毛細血管で覆われているのです。
その距離を、脳で分泌されるホルモンで瞬時に対応するには
疑問の残る距離と言えます。
内臓個々が瞬時に対応するため、それぞれがホルモンを分泌
しその情報によって無意識に補完しあっている。
自動的にミネラルやビタミン・タンパク質・脂質・糖分等
補給された食物を選別、取捨選択し必要不可欠な部位へ送り
込む。小腸から血管内を血液に乗って運ばれていく。だが、
高速で駆け巡っているため大量の未使用品がでます。これら
が腎臓を経由して再利用される。総量の1%が尿として排出さ
れるだけなのです。さらに腎臓は個々のミネラル(リン・カル
シウム・カリウム・・・等々)数量を微調整し最適な量をコン
トロールし続ける。この絶妙な最適量が崩れた時、他の臓器
に悪影響を及ぼし何らかの疾病を余儀なくされる。
例えばリンが増大すると、心臓に石灰を付着させ心臓病を誘
発する。全身に酸素を運ぶ必要が起こった時、エポというホ
ルモンを産出し骨髄内に連絡し血液を大増産する。
通常の治療では高血圧を解消できない時は、腎臓内の血圧コ
ントロールの異常を疑ってみる。
お腹を冷やさない養生は、腎臓の保護を最優先に考えられてい
る実体験が物語っているのです。
腎臓の役割は寿命をもコントロールしている、最重要な臓器だ
と位置づけられている。