初心者にはコマツナやカブお勧め
給料が減るなどで「食費もばかにならない」というあなた、レタスやラデッシュなどのプランタ-栽培はいかが。安全で新鮮な野菜が食べられ、葉の成長を観察するのも楽しい。初めてでも簡単にできる栽培のコツを専門家に聞いた。
助言してくれたのはサッポロさとらんど(札幌市東区)の北瀬英史チ-フ(農園・緑地・ガ-デン担当)。初心者にお勧めなのは、ホウレンソウ・コマツナなどの葉ものや、ラデッシュ・カブなどの小さめの根菜だ。種まきは気温が上がるころ以降が最適という。用意するのは培養度、鉢底石、プランタ-、スコップ、じょうろ。葉ものや小さめの根菜なら、プランタ-の深さが15㌢あれば十分だ。まず、プランタ-の底に鉢底石を敷きつめる。水はけを良くするほか、排水の穴から土が流れ出るのを防ぐ効果がある。次に、培養土を容器の9分目ぐらいまで入れる。水やりのスペ-スを確保するためだ。
市販の培養土にはたいてい肥料が入っている。油分も含まれており、せっかく与えた水をはじきやすい。北瀬さんは「あらかじめ土を湿らせてから使った方が、水が染みこみやすい」と話す。培養土を入れたら、好みのたねをパラパラと均一にまき、上から薄く土をかける。その後、たっぷりと水を与える。大きめのプランタ-なら「ラデッシュとカブ」など2種類以上の組み合わせも可能。何をまいたか分かるよう、木のへらなど名札にして立てるとよい。1週間ほどで芽が出てくる。双葉がそろい、葉が重なってきたら、風通しが良くなるように間引きする。間引き菜も食べられる。その後も間引きしながら育、種まき後1ヵ月ほどで食べごろだ。レタスミックスなどは、根元を残して収穫し肥料を施すと、10日後ぐらいから新しい芽が出て、再び収穫できる。プランタ-はできるだけ日当たりのいい場所に置く。水やりは、土が乾燥してきたらたっぷり与えるといい。
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