耐寒性に気を付けて
雪が降る北海道ではこの時期、花木類が冬囲 いされた庭は殺風景になりがち。そくな冬の間も 「自宅の庭で色鮮やかなバラを楽しんでいる」と いう例を紹介します。バラの冬囲いは、初冬まで 咲き続けていても花の部分を切ってしまい、ムシ ロを掛けるのが一般的。ここで花を切ってしまわ ず、冬を迎えるのです。降り積もった雪が花弁に 映える姿から<雪中バラ>とでもいいましょうか。 岩見沢市の元高校教諭、平井正良さん(70)は 3年ほど前から、この雪中バラを楽しんでいます。 写真で紹介しているのは、小輪系のつるバラ「ス-パ-エクセルサ」。 6月下旬から12月中旬まで花を付け、耐寒性がとても強いのだそう です。平井さんによると、オ-ルドロ-ズやイングリッシュロ-ズ、つ るバラの小輪系は比較的寒さに強い品種が多いのが特徴。雪の重 みによる枝折れを防ぐため、縄で縛るだけでよいものや、ムシロを掛 けても上部だけ外に出して、花を楽しめるものなどがあるそうです。 このようにバラは種類、品種で性質はまちまち。比較的寒さに弱いも のや、定植から1、2年ほどの株は、凍害などの被害を受ける危険性 が高くなるので気を付けましょう。庭に植えた場所の位置や、地域で 異なる気候条件も冬枯れの要因になることがあります。平井さんは 「耐寒性を試す以上に、せっかく咲いた花を長く楽しもうという気持ち が強いです」と話しています。(花新聞ほっかいどう)
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