プロに聞いた“雑巾がけ”

古より、常にきれいにしていることが繁栄の基本的条件であると言　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　われます。それは新しくしたり、行き過ぎた殺菌行為ではありませ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ん。毎日のように降り注ぐ、塵や埃を取り除くことです。繁盛している　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お店は、何時も雑巾がけを欠かさず行い、気持ちよく向かいいれてく　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　れます。訪問する立場になった時、光り輝いている所へ吸い寄せら　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　れます。逆に埃が堆積し、薄暗く感じるところへは足が遠のきます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　特別な工場などは殺菌浄化装置が必要な所も存在しますが普通に　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　生活している場所は細菌などのバクテリアやカビや酵母菌が存在し　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ていることが重要です。行き過ぎた抗菌グッツや洗剤などの使用は　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　考え物です。自己免疫力の低下はひ弱な人間を作ると警告する人も　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　います。水ぶきでも、お湯ぶきでも塵や埃をふき取るには濡れ雑巾　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でなければ、巧くふき取ることは出来ません。但し、大概の人は円く　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　拭く癖があります。あるプロの掃除屋が雑巾がけの基本は下から上、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　少しずらして上から下少しずらして下から上へと決めた範囲での端か　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ら端まで直線的にふき取り、同じ面を今度は右から左少しずらして左　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　から右へと直線的にふき取る。常に同じ場所を上下、右左と２度拭　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きするということです。最後に縁周りを一周ふき取って修了です。この　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　基本の雑巾がけは、そのまま乾いても拭き後が残らず美しい仕上が　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　りになります。特に鏡面やガラス面などは空拭きの必要がなく逆に能　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　率的です。始に雑巾を洗い搾った後、四つにたたんで一面で一ヵ所を　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　拭き二ヵ所面を裏側で、雑巾を開いて汚れていない面を表側にし他の　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二ヵ所をふき取る。その後、雑巾をゆすぐとバケツの水はふき取った　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　効果で感動します。水は早めに交換しないと、汚れを元に付着させま　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　すのでその点がポイントのようです。拭き掃除（ふき取り）をしない繁　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　栄は望むべきも無いことを認識するべきです。