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免疫細胞、がん細胞を増殖

2011-07-20 17:56:47 | 健康・病気

北大准教授ら 機能転換の仕組み解明

100_8179 がん細胞を排除する働きがある免疫細胞が、がん細胞の作用を受けて、がん細胞を増殖させる働きに転じることを、北大遺伝子病制御研究所感染癌研究センタ-の地主将久准教授らのグル-プが世界で初めて解明した。米国紀要電子版で発表した。                                                        免疫細胞は、がん細胞を排除する機能を持つとともに、転移しやすくしたり、抗がん剤を効きにくくしたりする活性機能も併せ持つことが、近年の研究で明らかになりつつある。ただ、機能転換の詳しい仕組みは解明されていなかった。地主准教授は、がん細胞のなかでも、特に悪性度が高い「がん幹細胞」と、免疫細胞の一つ「マクロファ-ジ」の関係に着目。患者のがん幹細胞とマクロファ-ジを分離し、免疫不全のマウスに皮下移植した。がん細胞だけ移植した場合、がん細胞が増殖するのに50日前後かかるのが、がん幹細胞から取り出したマクロファ-ジと同時に移植すると12日程度で増殖した。さらに、マクロファ-ジから出されるタンパク質「MFG-E8」と「IL-6」を阻害する抗体を投与すると、がん幹細胞の増殖が抑えられたことから、この二つのタンパク質ががん幹細胞の活性化に関わっていることがわかった。地主准教授は「がん幹細胞から特定の因子が出され、その指示を受ける形で免疫細胞がタンパク質を生むのではないか。その仕組みまで解明し、効きやすい抗がん剤の開発や、本来の免疫細胞の働きを高める方法につなげたい」と話している。

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