状態ごとに手入れを
もう春はすぐそこまで来ています。冬の間室内で 私たちの目を楽しませてくれた観葉植物も、そろ そろ主役の座を降りる季節です。感謝をこめて、 植物の状態ごとに手入れをしてあげたいもので す。茎ばかりひょろひょろ伸びている場合ですが、 これは日光か゛足りないことが原因です。日陰に 強い植物といえども、時々は窓辺などで日に当て てください。間のびした茎は思いきって切り戻しす ると、新しい茎が伸びてきます。葉がぽろぽろ落 ちてくるケ-スでは低温、あるいは水のやりすぎによる根腐れが考え られます。特に温度が低い部屋では水が乾きにくいので、表面の土 が乾いてから与えましょう。葉先が枯れてきた植物は、乾燥のしすぎ が原因の一つと考えられます。枯れた部分を切り取り、こまめに霧 吹きします。根詰まりも原因の一つになりますので、鉢底から根が 出ていれば、一回り大きな鉢に植え替えます。最後に、肥料につい て。多くの観葉植物は、冬の間ほとんど休眠の状態にあり、肥料を 与える必要はありません。しかし、春は成長の期間であり、養分を 必要とします。植物は水に溶けた養分を吸収します。液肥は肥料の 濃度を一定にしやすく、効果も早く現れるので、便利です。肥料の三 要素のうち、窒素分は葉や茎の成長に必要なもので、観葉植物にと ってもっとも重要です。説明書を読み、窒素分の濃度を基準にして、 液肥を希釈する倍率を決めるとよいでしょう。(花新聞ほっかいどう)
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