HAL財団、百貨店と合意 試験販売高値で完売
道内農業の新しいビジネスモデルづくりに取り組む財団法人・北海 道農業企業化研究所(HAL財団、空知管内浦臼町)は、台湾の有 力百貨店「太平洋崇光」(台北市)と道産有機野菜の台湾販売につ いて合意、今年から本格的な輸出に取り組む。HAL財団によると、 日本の有機野菜の台湾輸出は初めてという。HAL財団は、石狩管 内新篠津村で有機栽培されたダイコン、タマネギ、ニンジン、カボチ ャの4品目計約920㌔を2008年9月から10月にかけて、同百貨 店で試験的に販売。ダイコン1本約800円、タマネギ2個約600円 と高値だったが、いずれも売り切れとなった。生産者の手取り収入も、 道内での販売に比べ、2割増から2倍にもなったという。日本同様、 台湾でも食の安全に対する関心が高まっており、富裕層を中心に北 海道産農産物の人気と信頼は高いことから、HAL財団と同百貨店は 割高でも需要があると判断した。近く両者で輸出品目・数量について 協議を始める。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます