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高血圧と付き合う法「家庭血圧計」

2007-11-23 18:00:00 | 健康・病気

神経質な人は測らないで(畑俊一内科院長=札幌市中央区)                              

家庭血圧計の普及は目覚しく、約3千万台に達し、健康指標として                           の「血圧」が広く一般化していることを示しています。五十六歳の男                           性は南米の天空の遺跡を見に行くため、手首で測定する血圧計を                            友達に勧められて購入しました。出発前になって何度測定しても数                           値がバラバラなので不思議に思い、相談に来ました。家庭血圧計                            はカフ-オシロメトリック法を用いており、上腕、手首、指の三種類                            のタイプがありますが、制度が低いため、現時点では上腕で測定す                           るタイプのみが推奨されます。一般に家庭血圧は病院測定血圧より                           低めで、家庭高血圧基準は135-85mmHg以上、正常血圧は                             125-80未満とされ、それぞれ病院血圧の160-100、140-                            90に相当するものと考えられています。家庭血圧測定は、朝は起                            床後1時間以内、排尿後、夜は就寝前、座って1-2分後の安静時                           が望ましいとされています。飲酒後や入浴後は血管拡張で著しく低                            く記録される場合があります。3回測定し、平均を記録するという意                           見もありますが、1回で十分というのが現在の考え方です。上腕カフ                             の位置は心臓の高さで、着衣の上からは巻かず、きつく絞めすぎて                          も、緩すぎてもいけなく、第二指、第三指の2本が入る程度が良いと                           思います。神経質な方は、頻繁な血圧測定により血圧の上下に一                            喜一憂し「血圧ノイロ-ゼ」になるので、家庭血圧の測定はお勧め                            しません。家庭血圧と病院血圧の記録が大切です。私の病院では                           無料で血圧手帳を差し上げています。二十年来、診察している七十                           代の女性は、毎日測定しており、手帳だけでも百冊近く持っていま                            す。血圧以外の検査デ-タもノ-トに張り付けてあり、二十年間の推                          移が一目瞭然です。この間、何のトラブルもないのは血圧の自己管                           理によることも大きいと思います。最近、家庭血圧計にインタ-ネット                           を利用した「血圧i手帳」というものも活用され始めています。家庭血                           圧計と携帯電話との間に「iコンパ-タ」という機器をつなぎ、ボタンを                           押すだけで自動的にデ-タがインタ-ネット経由で主治医のサ-バ-                          に送信される仕組みです。測定時間を含め正確なデ-タが蓄積される                         のが利点です。高齢の患者さんも操作が難しくないので継続性も良                           好です。今後この「血圧i手帳」は高血圧以外の合併症がある場合、                           血糖、コレステロ-ルに関しても同様に活用でき、いわゆるメタポリッ                           ク症候群(内臓脂肪症候群)対策にも役立つことが予想されます。

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