CO2削減に効果 北電 模擬住宅でデ-タ収集
北海道電力は、省エネ効果が高く環境に優しいヒ-トポンプ式暖房・ 給湯器の研究開発に力を入れている。ほくでん総合研究所(江別) 内に模擬住宅を設置するなどして寒冷地での性能向上のためのデ -タを収集。機器製造会社に提供し、改良を促すのが狙いだ。ヒ-ト ポンプ式の暖房・給湯器は空気中の二酸化炭素(CO2)を電気で圧 縮、発生する熱を利用する。従来型より消費電力量が少なくて済み、 二酸化炭素排出量の削減にもつながる利点がある。だが寒冷地での 性能の向上が課題で、道内では3600台程度(9月末現在)しか普 及していないのが現状だ。北電は10月に高気密・高断熱の模擬住 宅を研究所内に設置。周囲の気温を変えながら、機器の性能変化の デ-タを集めている。デ-タは製造会社に渡し、機器開発の参考にし てもらう。北電は「さらに高効率の機器が開発されれば、道内での普 及拡大につながる」と期待を寄せている。
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