゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

ビ-ルの魅力<英国の伝統的なエ-ル>

2007-11-06 14:00:00 | うんちく・小ネタ

100_0280 「新津やすこ解説」昔の英国滞在記を読むと必                            ず出てくるのが、パブのぬるくて炭酸のないビ-                           ルの話です。現在はパブでも冷たいビ-ルや                             ワインが人気のようですが、このぬるいビ-ル                               「リアルエ-ル」は今も健在です。リアルエ-ルは醸造所からの出                            荷時、ろ過や加熱処理を行わないためビ-ルの中で酵母が生きて                            います。カスクと呼ばれる「たる」に詰められたリアルエ-ルは、発酵                           を続けながらパブの地下室などで保管されます。パブには、セラ-マ                           ンと呼ばれるリアルエ-ルの飲みごろを見極め、お客に出す専門家                           がいます。飲みごろを迎えたビ-ルをグラスに注ぐ菜も、一般的な                            ビ-ルのように冷やして二酸化炭素(炭酸ガス)の圧力で注ぐのでは                          なく、ハンドポンプと呼ばれる井戸水のポンプと同じ原理で地下室か                           らビ-ルをくみ上げます。二酸化炭素は発酵の際に自然と溶け込ん                           だ分だけなので、ぬるくて二酸化炭素が少ないため、エ-ルの風味                           を味わいながら何杯も飲み続けることができます。手間や管理が必                           要なリアルエ-ルは戦後、パブから消えかけましたが、伝統的な                            エ-ルを残そうという消費者運動が起り、飲み続けられています。                            近年は地ビ-ルブ-ム、スロ-フ-ド運動の広がりでリアルエ-ル                           が見直され、米国や日本のパブでも飲まれています。日本では十数                           カ所の地ビ-ル醸造所がリアルエ-ルを醸造しており、札幌にもハン                          ドポンプからリアルエ-ルを提供するお店ができています。

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