赤ちゃんの性別は、精子と卵子が受精した瞬間に、性染色体がどう組み合わさったかによって決まってしまいます。性別の決定にかわる精子と卵子という細胞は、普通の細胞と違い、染色体の数が半分の23本で、性染色体を持っています。これは、精子と卵子がつくられる過程で染色体の数を半減する減数分裂という特別な細胞分裂が行われるからです。(半減していないと受精卵は別な様態に変化してしまう)性染色体には、女子になることを決定するX染色体と、男子になることを決定するY染色体との2種類があります。卵子は、22個の、常染色体といって、性決定に関係しない染色体と、1個のX染色体を持っています。ところが精子には、22個常染色体と1個のX染色体を持つものと、22個の常染色体Y染色体を持つものの2種類があります。これは、減数分裂で精子がつくられたときに、性染色体がXとYに分かれるからです。したがって、受精卵は、卵子と精子の両方から受け継いだ44本の常染色体とXXという性染色体を持ち、女子になるものと、44本の常染色体とXYという性染色体を持ち、男子になるものとに決まるのです。ヒトの場合は、Y染色体を持たなければ自動的に女子になり、Y染色体を持つ場合にのみ、男子になるようにプログラムされているのです。統計によると、男子の出生率は女子の出生率よりも大きく、約105:100であるといます。Y染色体を持った精子は、X染色体を持った精子と比較して小さく、動きが早いため、受精の機会が多いためではないかと考えられています。
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