豪研究チ-ムサンゴで解明
満月の夜、南洋のサンゴが一斉に白い卵を海 中に放出-。この神秘的な自然現象を引き起こ すのが、光を感知するサンゴの光受容体である ことをオ-ストラリアなどの研究チ-ムが突き止 めた。世界最大のさんご礁グレ-トバリアリ-フ のサンゴは、毎年春、満月の夜に一斉に産卵す る。水温や潮流などで産卵時期を大まかに合わせるらしいが、 目を持たないサンゴが正確に満月の夜を特定する決め手は謎だっ た。研究チ-ムは、サンゴに青いかすかな光で刺激を受ける光受 容体の遺伝子があることを発見。この遺伝子は、昆虫から人間にま で広く存在する体内時計を調整する遺伝子だった。満月時にこの遺 伝子の働きが強まることから、研究チ-ムはこの遺伝子こそがサン ゴの体内時計のリズムを同調させ、産卵の引き金を引く主役である と判断した。
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