ノルウェ-が前倒し
ノルウェ-政府は、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出量 を2030年までに「ゼロ」とする方針を打ち出した。同政府は昨年、 目標達成時期を決めており、目標達成時期を大幅に前倒しした。今 回の計画では、太陽光や風力といった再生可能エネルギ-の開発 推進や、化石燃料への課税強化などにより、CO2排出量を大幅に 減らす。さらに、途上国の森林保護に費用を拠出して排出削減に協 力し、その削減分を自国の排出量と相殺する手法も積極的に活用 する。こうして、CO2の排出と吸収が差し引きゼロになる世界初の 「カ-ボン・ニュ-トラル(炭素中立)国家」を目指す。同国のストルテ ンベルグ首相は「世界で最も意欲的な政索であり、しかも現実的」と 強調した。欧州では、スウェ-デンが「20年までに石油使用をゼロ にする」と宣言。英国は50年までに1990年比でCO2の60%削減 を目指すなど、各国が削減目標を競う状態となっている。
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