はかなさか゛感動を呼ぶ
庭づくりをしている人なら、気持ちが一番はずんでくる時期かもしれません。雪解け後の何も無ない地面から、チュ-リップなどの新芽が出てくるのを見ると、待ちわびた春の到来を実感せずにはいられません。早春、一番乗りで花を咲かせる植物を、春植物、もしくはスプリング・エフェメラルと呼びます。チュ-リップやスイセンの園芸品種よりも早い時期に、かわいらしい小さな花を見せてくれます。道内各地で見られるカタクリやエゾエンゴサクなどはその代表格。フクジュソウやスノ-ドロップ、シラ-なども含まれます。これらの特徴は、地上で姿を見せるのが、わずか2~3ヵ月ほどであること。短い時間で花を咲かせ、夏には解けるように葉もなくなります。このはかなさゆえに、精いっぱいに花を咲かせる姿は、人の感動を呼びます。落葉樹の下など、植栽の環境が合えば、植えっぱなしでいいので手間もかからず、夏には消えてしまうので宿根草との混植がしやすいメリットもあります。春の知らせを届けてくれる、小さな妖精を庭に呼び寄せてみませんか?花新聞241号で、詳しく紹介しています。(花新聞ほっかいどう)
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