日本一に輝いた鶴居村のチ-ズ職人 片山 晶さん
村の各家庭の食卓に当たり前のようにチ-ズが 並ぶ-。そんな理想を描き、釧路管内鶴居村が 運営する農畜産物加工施設「酪楽館」で、チ-ズ 職人として試行錯誤の日々が続く。昨年は夢の ような1年だった。3年余りの研究で、ようやく思 い通りに仕上がった「鶴居チ-ズ」のうち長期熟 成タイプの「ゴ-ルドラベル」が11月、ナチュラル チ-ズの全国コンテストで最高賞の農林水産大 臣賞を受賞。初出品で、「チ-ズ日本一」に輝い た。「おいしいチ-ズができたのは、おいしい牛乳 を作れる鶴居村の自然や酪農があってこそ」チ-ズとの出会いは 2000年。酪農ヘルパ-として勤めた十勝管内大樹町の牧場で、製 造を手伝った。目には見えない乳酸菌の発酵を自分が思い描くように 進めていくチ-ズ作りを、「夢を持ってできる仕事」と考えた。02年9 月からデンマ-クで約一年半、基礎を学び、帰国後は酪楽館を拠点 にチ-ズの試作に明け暮れる。今月下旬には、タンチョウの卵をかた どった新製品のチ-ズ「丹頂の卵」を発売する。「『ゴ-ダ(オランダ)』 のように『鶴居』と聞いたら、みんながチ-ズを思い浮かべる村になっ てほしい」。妻と息子の三人暮らし。茨城県牛久市出身。三十一歳。 鶴居チ-ズは村内のホテルや釧路空港で販売している。
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