最低一年半ごとに
札幌・豊平公園緑のセンタ-で毎年実施され る「コチョウランの植え替え実演指導」が好評で す。今年も11月に行われ、傷んでしまった鉢花 を持参する大勢の市民でにぎわいました。この 場所にやってきたほとんどの人が「祝い物でも らった鉢花をダメにしてしまった」と口にします。中には一生懸命育て ていたという人も少なくありません。ただ、「植え替えが必要」という ことを知らなかっただけなのです。開花株は1年から1年半に1度の 割合で、植え込み材料(水ゴケ)がを新しいものと取り換えなければ なりません。本来は花後に作業するのが理想ですが、傷んでしまっ たものはすぐに対処しましょう。始める前に用意するものは、水ゴケ (常温の水で湿らせておく)、根腐れ防止剤、新しい素焼き鉢など。 鉢は根がすっぽり入るものが最適です。手順は慣れてしまえば、簡 単。鉢から抜き、古い水ゴケを取り除き、傷んだ根や茎は切り落とし ます。根腐れ防止剤に株元を漬け置いたあと、新しい水ゴケをボ- ル状にして根を包んで、新しい鉢に入れます。これで大丈夫。植え 替え後の水やりは2週間後から、肥料は1ヵ月後から、薄い液肥を 与えます。作業後の管理を忘れなければ、また来年花を楽しむこと ができます。(花新聞ほっかいどう)
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