゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

ウンチクがんちく「パンの世界⑤」

2008-11-29 11:44:00 | うんちく・小ネタ

パン教室「カフェ・タプリエ」主宰 森本 まどか                                          自家製酵母 果実で「育てる」

100_1023自分で起こすパン酵母は「作る」というより、「育                             てる」と言った方が適切です。酵母は私たちが暮                             らす空気中に存在しています。発酵力を強める                              作業が「酵母起こし」。増殖させる“土台”を培地                             と呼び、酵母のエサとなる糖分が豊富な、果実やドライフル-を使                   うと手軽です。清潔なびんの中につぶした果実と水、はちみつなどを                             入れ密閉します。27度前後の場所に置くと約3日で発酵が始まり、                             炭酸ガスが出始めます。ふたを開け、炭酸ガスがビ-ルの泡のよう                             にあふれたら発酵はピ-ク。できあがった液種を小麦に移し、さらに                              発酵力を高めます。3、4回、小麦と水を足して元種を仕上げます。                              完成まで長ければ10日間を要します。自家製酵母は「複合酵母」と                             呼ばれ、乳酸菌や酢酸筋などと一緒に活動するため、おいしいパン                              に欠かせない複雑で深い香りと味わいを生み出します。ただ、純粋                             培養されるイ-スト(単一酵母)と違い、温度変化に弱く雑菌も繁殖し                             やすいので、大量生産には向いていません。それだけに、作り手の                             思いが伝わる個性的なパンが焼けます。育てる人と場所で変わる酵                             母の味わいは、パンの大きな魅力です。

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