今、私が担当しているプロジェクトもいよいよ大詰めです。
とあるアメリカのブランドショップ東京本店の増改築工事。
GW前の4月23日にはマスコミに披露する事となっていますので、皆様のお目に留まる事があるかもしれません。
先週TVでも放送されていたK-1で武蔵選手が入場の時に首からぶら下げていたアクセサリーのブランドと言えばお解かりになる方もいらっしゃるかも。
ブランド的にはかなりマニアックなブランドです。
お披露目式には芸能人も来るとの情報がちらほら。
さて、今回の仕事の為に2月初旬にアメリカから来日していた大工さん達12名もようやく仕事が終わりに近づき、その大半が今週帰国する事になりました。
約2ヶ月の滞在で我々と毎日顔を合わせ、すっかり仲良くなりました。
ロサンゼルスからの来日ですが、アメリカ人ではなくその大半はメキシコ人です。
もちろん、会話は英語ですが、如何せん我々の中には英会話に堪能な人間はいませんでした。
日常会話は片言の英語で話せても、専門用語はおいそれとは出てきません。
込み入った打ち合わせは向うの通訳の人が同席してくれますが普段は居ません。
しかし不思議なもので、お互いその道のプロ同士、言語は違っていてもニュアンスで意志の疎通が出来ました。
図面を見せて・・・
「OK?」
「OK!」
「OH!OK!!」
こんな感じです。
本当の意志の疎通に言葉の違いは大した障害にはならない事を今回の仕事で学びました。
そして今週の月曜日、我々主催でささやかな送別会を敷地内で開催しました。
当然、前回の歓迎会で”向うの大工の棟梁の頭を撫でながら・・・”
「ジャパン コールド?」
と聞いた、あの”ジャパニーズジョーク?の我が大所長”も一緒です。
今回は何をしでかすか・・・。
前回はアメリカの通訳さんも出席してましたので、お互いに通訳を介して話が出来ましたが、今回は所要の為、通訳さん欠席でした。
当然、会話はなかなか出来ません。
「Japanese Susi Please!」
「Oh!Thank you」
「Japanese Wine ”Sake!” Please!」
「Oh!Thank you」
この程度です。
スシネタの”イカ”を指差してアメリカさんが
「What is This?」
我が方は
「え~!イカって何て言うんだっけ?オクトパスか?」
「それはタコだろう~!」
最終的には”イカの絵”を書いて見せる・・・。
こんな調子で宴会は進みました。
アルコールも適度に廻ってきた所で、所長の指名により私が「手品」を見せる事になりました。
まったくの「素人手品」ですが結構アメリカさんにも受けて、宴会は盛り上がりました。
ますます酔っ払ってきた所長(60歳をとうに過ぎてます・・・)がついに向こうの”Young man”と日本酒の一機を飲みを始めました!!
日本人の品格が・・・。
最後は、国旗に全員のサインをして交換です。
まさに、日米友好の印です。
そして宴会の締めは”日本流”を伝授。
「Japanese Ending Ceremony!」
「Sanbon Jime!」
「San San Nana Byosi~!」
このようにして、送別会は盛会の内に終わったのでした。
ちなみに翌日から私は、”Oh! Magic man!”と呼ばれるようになりました。
なんでも照れずに積極的に遣ってみるものですね。
ひょっとして、ラスベガスで”Magic Show Debut !”も夢じゃないかも?