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雫井 脩介/つばさものがたり

2014年07月03日 | 小説

つばさものがたりを読みました。



パティシエールの君川小麦は、自身の身体に重い秘密を抱えたまま、故郷・北伊豆で家族とケーキ屋を開いた。

しかし、甥の吐夢からは「ここは流行らないよ」と謎の一言。

その通り、店は瞬く間に行き詰まってしまう。

力尽きた彼女に新たな勇気を吹きこんだのは、吐夢と、彼にしか見えない天使の“レイ”だった…。


これまでに読んだ雫井作品は「犯人に告ぐ」や「火の粉」などの警察小説あるいはサスペンス小説といった分野でした。

本作はそれらとは全く違うファンタジー色の強い作品です。

主人公は乳がんに侵された20代の女性と、その甥で小さい時から天使が見えると云う男の子。

天使が登場するのがこの話のミソですね~!

しかもその天使が、これから天使になれるかどうかのテストに挑むと云う設定が面白い!!

テストに合格するために頑張っている天使を応援すべく、自分も頑張る男の子。

彼らを中心として、次第に家族が一体になってゆく過程が良いんです!!

久々にいい物語を読みました!!

この小説の満足度:☆☆☆☆ 

コメント
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