今日は2月14日のバレンタインデーのお返しを贈るホワイトデーです。
贈り物としてはクッキーが良く選ばれるとの事。
そのクッキーにまつわる話題をひとつ。
先日、北海道に居る学生時代の友人からこんな写真が送られて来ました。
左手の箱には「鐡の素」、右手の箱には「ジンギスカン鍋・・・」の文字が。
その「ジンギスカン鍋・・・」の箱の中身がこちらです。
こちらのお菓子はHさんが青春時代を過ごした室蘭市で販売されているそうです。
室蘭工業大学ものづくり基盤センター長の清水一道教授がアイディアを出し、地元の製菓店が中心となって商品化されました。
同大学には多数の教員が在籍し、国内外への出張に菓子などを持参する機会が多くありました。
しかし、大学や室蘭をアピールする菓子は少なく、「何か室蘭らしさを感じる菓子はないだろうか」と考えたそうです。
清水教授から相談を受けたのは「ナニナニ製菓」の庭山貴行店主でした。
そして、“鉄のまち”室蘭をPRするために、鉄の原料である鉄鉱石、石灰石、石炭をモチーフに、本物そっくりな「鐡の素クッキー」を作り上げました。
「鉄鉱石」はココア味、「石灰岩」はきな粉味、「石炭」は黒ごま味です。
付録の冊子「鐵ができるまで」は、新日鐵住金室蘭製鐵所(現・日本製鉄)が監修しています。
更に、清水教授が企画・製作した金型を使用し「北海道型のジンギスカン鍋」にそっくりな立体型クッキーも誕生しました。
ごま味の鍋クッキーの上に、ラム肉・玉ねぎ・行者ニンニクを模したクッキーを乗せています。
両方とも生地は北海道産小麦100%で、化学調味料、人工甘味料・香料、保存料は使用していません。
味もビジュアルにもこだわった焼菓子として「日本ギフト大賞2017」北海道賞、「おもてなしセレクション2021」を受賞しています。
今では、大学生協だけではなく室蘭市内のコンビニでも販売されていて、ふるさと納税の返礼品としても人気だそうです。
ナイスアイデアですね!
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