このところドライブに行ってないし、写真も撮ってなかったが、この日は一日フリーで、天気もいいので出かけることにした。
目的地は福岡県朝倉市杷木にある「道の駅 原鶴」のひまわり畑。
被写界深度合成というのを一度やってみたいと思っていた。
手前から奥まで広い範囲に密集して咲くひまわりは格好の題材と思われた。
期待を胸に現地到着。
ところが
な、な、な、なんと、一面黄色のはずが一面緑!!!
信じられない思いで呆然とする。
「ひまわりプロジェクト in 朝倉」の横断幕も空しく、人影もない。
福岡都市高速→九州自動車道→大分自動車道と片道1,500円もの高速料金をかけてやってきたのに
どういうことじゃー!!!
ふと、小さな看板が目についた。
インターネットで冒頭のポスターを掲示しているサイトに、これも出しといてくれよー。
緑一色のなか、わずかに咲いていた花を見つけた。
ひまわりの蕾を初めて見たような気がする。
せっかく高速を使ってやってきたので、「道の駅 原鶴」から車で約30分ぐらいのところにある、福岡県うきは市浮羽町の「つづら棚田」に行ってみることにした。
日本棚田百選に選ばれており、棚田と彼岸花の組み合わせが人気で、大勢のカメラマンがやってくる。
ところが、行ってみると
な、な、な、なんと、彼岸花がほとんど咲いてない!!!
写真を撮りに来ていた人もわずかに一人。
それもさっさと帰ってしまった。
誰もいない棚田の間を汗だくになりながら彼岸花を探して登ったり下りたり。
彼岸花を見つけては写真を撮ったが、ただそれだけの写真。
棚田の縁を赤く彩るほどの彼岸花の数が足りない。
はるばるやってきたのに満たされない気持ち。
ええい、この際だから、「鹿里の棚田」まで足を伸ばしてみよう。
福岡県八女市星野村の「鹿里の棚田」は「つづら棚田」から車で約1時間。
去年は行くのが遅すぎて彼岸花は終わりかけだった。
「つづら棚田」に行く途中だって彼岸花がたくさん咲いているところがあったのだ。
「鹿里の棚田」はなんとか彼岸花がたくさん咲いていてほしい!
祈るような気持ちで現地に着くと
な、な、な、なんと、彼岸花がない!!!
「つづら棚田」よりももっとひどい!
去年よりももっとひどい!
娘さんと思しき人を連れた、一眼レフで写真を撮っている年配の女性がいた。
話をすると、前日は「道の駅 原鶴」と「つづら棚田」に行ったという!
落胆連続経験は僕だけではなかった!
同じ八女市の黒木町に「ヨシビ棚田」という、やはり彼岸花が咲く棚田があるが、さすがにもう行く気はしない。
久しぶりに高速を使ったドライブが楽しめたことでよしとしよう。
ああ・・・