快晴に恵まれた14・15日と民家集落博物館の椎葉の民家で
『椎葉神楽』が大阪初公開された。(国の重要無形民俗文化財に指定)
今回は大河内神楽保存会の14名の皆様での上演。
両日とも1時間半の上演を2回 4演目を力のこもった
舞と問答(神主と荒神 芝入れ(観客)のやりとり)で面白おかしく
秋の2日間を伝統神楽で楽しんだ
私は榊をもち、「弓の手神楽」を舞う2人の舞手の中に 入ってはいけない
神座(かみぐら)に乱入し乱舞(?)する観客の一人として参加。
依頼された折は「舞台でウロウロしていればいいのだ」と
単純に納得していたのだが、左手に弓 右手に鈴をもち、
華麗に舞う舞手を邪魔しないように部屋の四隅に竹で作られた
神座に紛れ込んでの乱舞は思いのほかむづかしい。
動いているうちに不思議と楽しくなり、勝手に身体が動くようになるころ
舞手は退場 乱舞組5人のみ神座に残され
神主さん 曰く
「この神聖な神前を荒らすことはゆるされない なぜ入った」 とのお咎め
乱舞組 曰く
「奥さんに追い出されて 行くところがなくて・・・・・」
神主さん この 答えに 思わず口元が緩み
「それは気の毒なことじゃ どう答えていいかわからんのう」
(観客から大うけ)
神主さん 曰く
「あとの者はどうじゃ」
乱舞組答えて 曰く
「舞手の舞のうまさに ついつられて・・・・・」
神主さん 曰く
「それは よかったのう」
乱舞組 酒1本差出し
「これで 収めてくださいませ」
神主さん 曰く
「仕方ないのう 酒で収めるとするか」
神主・乱舞組 神前に平身低頭して
『弓の手神楽』 無事終了
はらはら ドキドキ ウロウロと
でも でも
あヽ 楽しかった