くに楽

日々これ好日ならいいのに!!

イギリスの旅のおまけ

2013-08-30 14:41:33 | イギリスの旅
今回は、カタール航空を利用した
英国を朝飛び立ち、カタールで乗り継ぎ
朝食を食べ、トイレに立った折下界を見下ろすと、朝日に彩られた白銀の山脈
























どのあたりかと、機の地図を見ると








ヒマラヤ山脈か天山山脈上空なのか
真上から見下ろす雪の山脈は、今までに見たどの山よりも神々しく
すばらしい眺めでした

これも、今回の旅にいい思い出になりました



思い出すこと

2013-08-25 15:04:01 | はらだおさむ氏コーナー
 『毛沢東 その詩と人生』はわたしの長年の愛読書であったが、著者(武田泰淳との共著になっているが、かれは序文のみの由)の竹内 実先生の謦咳に接したのはまだ十数年前のことである。
 日中関係学会の設立発起人のひとりであった高橋正毅弁護士が若くして病魔に倒れたあと、かれの事務所にあった関西日中関係学会の連絡先がわたしの大阪府日中経済交流協会に移り、当時関西の会長を務めておられていた竹内先生とお目にかかる機会がふえた。ほどなく先生から次期会長就任の要請があり、お引き受けしたものの病気がちでかえって先生のご負担を多くしていたと思う。京都はもちろんのこと、大阪や神戸での会合にもよくご参加いただき、姫路獨協大学で開催した全国総会のあとの記念セミナーには全面的にご協力を賜った。
閉会後、姫路日航ホテルで一夜をともにしたが、その節いまは絶版になっている前掲書の再版はむずかしいので、新しい漢詩辞典を書いているとのことであった。後日先生の署名入り『岩波漢詩紀行辞典』をいただくことになった。

 先生は単なる中国文学者ではなく、エッセイストであり、文芸・映画の評論家でもあった。
 わたくしごとであるが、国慶節60周年のとき、上海のある日本語雑誌から寄稿を求められ、最終的には当局の検閲で不掲載になったことがある。あとから思えば、その内容にふたつの課題があったと思う。そのひとつは、90年の「浦東開発宣言」以後の改革開放が「6.4」を起点としているという指摘であり、もうひとつは上海証券市場に上場の60%以上の銘柄が国有企業関連の
ものであるから、市場操作はあるだろうがかれらが火傷をする相場展開はないだろうという見解であった。わたしは稿料はいらないからと原稿の返還を求め、後日メールで友人・知人に「ボツになった原稿」と題して発信した。竹内先生にも事情を説明して郵送でお届けした。後日先生にお目にかかったとき、つぎのようなアドバイスをいただいた。読者にいろんな情報を提供するとき、その材料だけでいい、結論は自分で述べる必要はない、読み手がいろいろ考え、自分で結論を導き出すようにすればいい、と。以後わたしは先生の含味をかみしめ、そうありたいと努めているが、まだ若いのか?つい感情にまかせて大上段に結論を出そうとしてしまうことがある。まだまだ修行が足りないと恥じ入る。

 『竹内実[中国論]自選集』三部作(桜美林大学北東アジア総合研修所)は先生最後の集大成の作品である。わたしは特にその[三]<映像と文学>に惹かれ、座右の書としている。
 まだまだ先生に教えを賜りたいが、先生はすでに「死すとも朽ちず」の途にある。謹んでご冥福をお祈りする次第である。  合掌

ロンドンの街角で

2013-08-24 09:11:22 | イギリスの旅
イギリスの旅では、作家や哲学者、研究者・芸術家等々
本の中や映画のシーンの現場に出くわす
これがまた、旅の楽しみ
ここがどこだったか、思い出したり忘れたりしながら
この旅の締めくくりにしたい





ウェストミンスター寺院(ダイアナ妃の葬儀もここで)


ロンドン塔


ハリーポッターの物語のスタートを飾るステーション


このカートを押して壁の中に消える


壁の横はハリーポッターゆかりのグッズや書籍売り場


隣はユーロスターの出発ホームや地下鉄乗り場


ユーロスター 


フランスまでは近い(日帰りでランチを食べショッピングにフランスへ)


ホテルまでの帰りに旅仲間5~6人ととバーへ立ち寄り、
ホテルへの道を間違えてうろうろした~



セントポール大聖堂のリス

2013-08-24 09:10:50 | イギリスの旅
セントポール大聖堂の裏庭の木に住みついているリス
通りがかりの人たちに木からするすると下りてきて
食べ物をねだったり、木に登ったりしている







木から下りるときは、頭からするすると


このリスはメスなのかな~


この尻尾を見ると、ピーターラビットに登場するリスの舟の帆はこれだと納得





あとで聞いた話によると、野生動物にはかかわらないように!

と言うことでした




セントポール大聖堂  ロンドン

2013-08-15 10:02:21 | イギリスの旅
ロンドンの金融街にある大聖堂で聖パウロを記念する聖堂1666年の
ロンドン大火の後、1710年にクリストファ・レンにより再建された

1962年 チャーチル王太子とダイアナ元妃の結婚式が執り行われた


正面の階段からお二人は市民の祝福を受けながら教会へ入られた





111mの大聖堂は青空にそびえたち素晴らしい眺め



聖パウロの像





庭園では、リスが遊んでいた







庭園で咲いていた花


ホテルからも近くにあり、旅とも4人で自由に見学に出かけた。内部の大聖堂のすばらしさに
圧倒されながらチャーチル王太子とダイアナ元妃との結婚式の写真を見たり、地下室の納骨堂
(チャーチルやフレミング、ミレー、ヘンリー・ムーア他)を巡ったり、大聖堂の床から85メートル
の高さの塔に登り、ロンドン市内を眺めたり、大聖堂の内部を真上から見下ろしたり。

入館料がシニアは値引きがあったり、庭園でリスたちと遊んだり、木々と花々の中のベンチで
くつろいだり、見学者ものんびりと過ごしていた

(この聖堂では、音楽会や葬儀など催しごとに貸し出しているとのことでした)







中国文学者・竹内実氏が死去…毛沢東論など執筆

2013-08-05 11:03:48 | はらだおさむ氏コーナー
「偲ぶ会」は9月15日とりおこなわれます。

毛沢東論などで知られる中国文学者で京都大名誉教授の竹内実(たけうち・みのる)氏が7月30日、亡くなった。
 90歳だった。告別式は近親者で行い、後日、竹内氏が顧問を務めた「現代中国研究会」(代表、吉田富夫・佛教大名誉教授)がしのぶ会を開く。
 1923年、中国・山東省で生まれ、幼少期を過ごした。49年に京都大文学部を卒業後、東京都立大助教授を経て、京都大人文科学研究所長や立命館大教授を歴任した。
 60年、作家の野間宏らと訪中した際、毛沢東に会い、共著「毛沢東―その詩と人生」などでその実像を日本に紹介したが、文化大革命時は批判する論文を執筆した。
 著書は「中国 歴史の旅」「中国の思想 伝統と現代」など多数。読売新聞社の「検証戦争責任」中国語版の日本側監訳者。
(2013年8月1日23時09分 読売新聞)
中国研究者の竹内実さん死去 毛沢東論など記す
朝日新聞デジタル 8月1日(木)23時14分配信


竹内実さん
 毛沢東論などで知られる現代中国研究者で京都大学名誉教授の竹内実(たけうち・みのる)さんが死去した。90歳だった。葬儀は近親者で行う。後日、竹内さんが顧問を務めた「現代中国研究会」(代表=吉田富夫・佛教大名誉教授)がしのぶ会を開く。

 1923年、中国山東省生まれ。京都大学文学部卒、東京大大学院修了。東京都立大助教授だった70年、大学紛争に嫌気がさして辞職。73年から87年まで京大人文科学研究所で教授や研究所長などを務めた。同年から94年まで立命館大教授、その後も北京日本学研究センター教授、松阪大学教授などを歴任した。

 19歳までの中国生活で培った滑らかな北京語の能力が研究のベースとなり、現代中国文学の紹介に努めた。60年の安保闘争下に作家の野間宏氏らと訪中。日本の反安保闘争を評価する毛沢東との会見記「毛沢東主席との一時間半」を、感動的な筆遣いで発表した。65年には「毛沢東―その詩と人生」(武田泰淳との共著)を発表。いずれも話題になった。

 文化大革命には懐疑的で、68年の論文「毛沢東に訴う」では、近代中国の屈辱の歴史を終わらせた毛を評価しつつ荒廃を生んだ文革を批判した。毛の人間的魅力への共感は失わず、その後も「毛沢東の生涯」「毛沢東」などを著し、06年には編著「漢詩紀行辞典」を出し、注目された。

 晩年には中国が「中華世界」であることを強調して、安易な中国理解を戒めた。天安門事件でも学生擁護のムードが強かった日本の論調に対して、学生の自重を求めるなど距離を置く姿勢をとった。

 著書はほかに「魯迅(ろじん)遠景」「現代中国の思想」など。

     ◇

 《親交のあった吉田富夫・佛教大名誉教授(中国文学)の話》 中国の文学や歴史など個々の分野の専門家は多いが、竹内さんは現代中国を総体で捉えることができた万能選手のような研究者だった。研究の基礎には中国で生まれ育った体験や高い語学力があった。座談の名手で、私たちの思い込みを意表をつく発想でひっくり返した。亡くなられたことは寂しく、残念でならない。
朝日新聞社
最終更新:8月2日(金)1時8分

竹内実氏が死去 現代中国研究の第一人者、京大名誉教授

 現代中国研究の第一人者で京大名誉教授の竹内実(たけうち・みのる)氏が7月30日、京都市内の病院で死去した。90歳だった。告別式は近親者のみで行う。
 中国山東省生まれ。戦後、京大で中国文学を専攻した。1986年、京大人文科学研究所所長。北京日本学研究センターの教授も務めた。現代中国の文学や情勢を幅広く論じ、安保闘争さなかの60年、中国指導者の毛沢東と会見。共著の「毛沢東 その詩と人生」が注目された。著書に「中国の思想」「魯迅遠景」など。(「日経」)
訃報:竹内実さん90歳=現代中国研究
毎日新聞 2013年08月01日 13時23分(最終更新 08月01日 13時39分)
死去した竹内実10+件
氏=1982年9月撮影
拡大写真
 現代中国研究で知られた京都大名誉教授の竹内実10+件
(たけうち・みのる)さんが7月30日、京都市の病院で死去した。90歳。葬儀は近親者のみで営む。
 中国山東省生まれ。戦後に京大で中国文学を専攻。京大人文科学研究所教授、同所長、立命館大教授などを務めた。
 1960年、作家、野間宏さんらと中国の毛沢東に会見。共著「毛沢東 その詩と人生」など、毛沢東研究で注目された。文化大革命を批判的に考察した論文「毛沢東に訴う」も話題となった。
 幅広い学識をもとに現代中国の政治、社会、古今の中国文学などを論じ、第一人者として活躍した。著書に「中国の思想」「魯迅遠景」「中国 歴史の旅」など。(共同)