朝おきて、夕方18時30分のサークルの会議までに
帰ればいいから
そうだ 京都へ行こう
え どこかで聞いた言葉
暑くなく寒くなく
明日からは連日自分の時間がとれないから
今日しかない
電車に飛び乗って
食事がのんびり出来ればいいからと
暫く行ってないから、六盛かな
いや 角倉了以の別邸のお庭のきれいな
がんこ二条店か
河原町について、高瀬川の葉桜の下をあるこうか
とぶらぶら歩き始めると
やはり、気になる豊臣秀次とその妻妾39名を弔っている瑞泉寺
秀吉の姉の子で、子どものいない秀吉の養子になり関白の位を継いだが
淀君に秀頼が生まれからは次第に疎んぜられ
高野山に追放され1595年7月に切腹させられた
そのひと月後の8月には、秀次の子と妻妾の一族39名は三条大橋西南の河原で
全員処刑、遺骸は一つ穴に投げ込まれその上に殺生塚が築かれた
それから16年後、高瀬川の開削と木屋町筋の整備をはじめた豪商
角倉了以は洪水などで高配した塚を拝み、その地にこの寺を建立した
と書いてある
この塔の四角の部分に秀次の首は置かれて
一族が処刑される三条河原に高野山から持ってこられ
その前で処刑され、後には三条の橋のたもとににさらされるという
なんとも痛ましい悲劇の足跡が残されている
秀次の墓の両脇には処刑された一族の碑が並んで立っている
なんとすさまじいこと。
なんといたましいこと。
今日は瑞泉寺に立ち寄り香を手向け参拝した
鴨川はすぐ裏を涼やかな音を立てて変らずながれている
このお寺には年中花が絶えない様に手入れの行き届いた
狭庭に 今はつつじの花が満開で5月の終わりを告げていた