
昨年の今頃は、信じられないと思いながらも
目の前の状況に唖然としながら
止まってしまった時間をぼんやりとすごしていた頃だ。
まだ43歳の現役の甥が急逝したのは、ちょうど1年前だ
近親者が集まって、1周忌を行った
若いお坊様が元気な声でお経を上げてお勤めをしている
その横顔を眺めていると甥の顔と重なってくる
日々の暮らしの中で ふと
こんなこと、あんなこと、甥とのふれあいを
思い出しているが
法要では、近親者同士で挨拶をしても
食事をしても 生前のままになっている甥の部屋へ入っても
甥のことばかり
私達に出来ることは、甥の思い出話を
いっぱいしてあげ、思い出してあげることが
一番のお供養だと心得て
くりかえし、くりかえし思い出話にひたった
今でも、なんだったんだろう
どうしてだろうと
残念に思うことが多々あるが
現実は、残された一人娘は4年生に進学し
元気に塾通いや水泳、そして甥の期待のピアノレッスンと
確実に成長しているのだから・・・・・
残りの話は、有馬温泉に場所をかえ
湯につかり、酒を飲み、甥の話を心行くまで話し合った数日だった