くに楽

日々これ好日ならいいのに!!

宇治の平等院散策

2008-06-27 16:41:44 | 四季おりおり

(宇治川の欄干から中ノ島を望む)

三室戸寺まで来たのだからと、久しぶりに宇治までバスで出て平等院へ。
流れの速い宇治川橋を緑の山々を眺めながら、浮舟が投身した場所はこの辺りかと思いながら、この急流では・・・・・などといつもの事ながら一人納得する。


 お茶の香りのただよう通りをしばらく歩くと、山門があり平安時代の姿そのままに平等院がある。



 梅雨の重たい風が木陰に入ると気持ちよく感じられる午後、結構な参拝者がいる。
入館料とは別に鳳凰堂に入るチケットを買い、1階の案内50人の中に入り20分ばかり阿弥陀如来と雲中供養菩薩(雲に乗って楽器を奏で舞っている仏)や来迎図を見、定朝作の阿弥陀如来様に参拝することが出来た。眉間の白豪は水晶で暗い道内では黒くみえるが、明るい廊下にでると白く光を放っている。
人は臨終のとき、供養菩薩を従えた阿弥陀如来に導かれ天に昇っていく。そこには極楽浄土(鳳凰堂の宮殿がモデルといわれている)が開かれていると平安時代の人々は信じて崇めていたのだろう。

今も大屋根にたつ鳳凰の美しい姿、中堂・左右に翼廊・尾廊と対象形の美しい建造物は、浄土庭園の池にその姿を映して、厳かな気持ちにさせてくれる。

☆ 宇治寺の阿弥陀如来を崇めれば梅雨のひぬまの風わたり来る


三室戸寺のアジサイ

2008-06-26 21:50:46 | 四季おりおり

宇治市にある西国10番の札所 三室戸寺 花の寺としても有名だし、アジサイの寺としては名が知られているところ。一度は訪れたいと思っていた。
ちょうど時間が取れたので出かけてみた。山門をくぐると約1200年の木々のたたずまいで、色とりどりのアジサイが迎えてくれます。
もちろん、花見のお客様の多いこと。土・日曜日は大変だろうなと思えるほどです。ゆっくりとした坂道をたどれば、重層入母屋造りの本堂、(約180年前建立)その背後には室町時代の18神社社殿、東には鐘楼・三重の塔があり、

源氏物語、宇治10帖の薫宮と匂宮に愛された「浮舟」の墓が(写真)がありました。
5千坪の大庭園には5月のツツジ(2万株)石楠花(千本)6月のアジサイ(1万株)7月のハス・秋の紅葉などが枯山水・池泉・広庭に植えられ、所々には茶所宇治の名に恥じぬお茶の木もあります。
カメラを片手にアジサイの小道をどこまでもたどりました。

  アジサイの花に忘れる梅雨の空  

鐘楼の鐘の音は、ひとつ鳴らすとゆっくりと緑の境内に吸い込まれていきました。

 『山吹や宇治の焙炉(ホイロ)のにほふ時』芭蕉

 

中国からのEメール

2008-06-18 16:20:09 | 四季おりおり
中国の甘粛省・蘭州市の知人からメールが来た。
数年前、敦煌へ旅をしたときに案内ガイドをしてもらった。
夫婦と男の子との3人家族で、ときどき写真や近況を知らせてくれる。


今回は日本人観光ツアーの方たちが、四川の地震で急遽 蘭州へ予定変更になり案内をしたそうで、その折の写真も送られてきた。
(写真は黄河漂流という観光で羊の腸(?)の船に乗っているそうです)

6月末からは、日本人観光客を敦煌へ案内するそうだ。

彼女のメールから
四川の地震と岩手・宮城の地震との比較では

《こんなに大きい地震ですが、死傷者が少ないことは中国人のみんながびっくりして、日本の防災技術に関心します。》

《四川大地震のことで、中国人は生活態度は何か変わってきたみたいです。
みんなこれから家族を大事に、自分を大事に、友達を大事に、また他人をできるだけ許して上げるようにと思われるようになりました。》

そして聖火のことでは

《オリンピックの聖火がチベットを走る予定があるそうです。
私の甘粛省も来週から走る予定です。
今日新疆です。
新疆が終わったら、われわれが出会った敦煌に入ってきます。それから河西回廊を沿って、蘭州にきます。》

彼女の近況では

《7月、蘭州の隣で、青海省の菜の花が咲く時期ですが、平年菜の花のツアーがすごく多かったですが、今年はチベットや、地震のことでツアーが少なくなっています。
私はもし時間があれば、家族と一緒に見に行こうと思っています》

と結んであった。

(誤字はどうぞ判じてくださいね。)

欄州市 ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%98%AD%E5%B7%9E



北河内の茶室で煎茶会

2008-06-16 09:52:33 | ボランティア
14日の土曜日 天候には恵まれた
少々暑さは感じるが 
高台に建っている4畳半の茶室は風が通り抜け
快適そのもの
が つい うっかり
野外博物館だというのを 忘れていた
蚊が・・・・・

茶室の水屋を探してみると
他の先生の蚊取り線香がある
次回 持参して埋め合わせをするからと
1巻き借用

本日のお茶は
煎茶冷淹手前  → 冷やした湯で煎茶を丁寧に淹れる
お菓子     → 稚鮎 (たねや製)
床       → 枇杷の画賛(金子みすずのうた)
花       → おとめゆり (姫小百合)
          東北地方に咲くゆりで淡いピンク色
          おしべが黄色で白百合ほどの強い香りはない
          絶滅危惧種になっているらしい

尺八と笛をたづさえて、茶室をおとづれてこられたお客様
お手前の席で、春夏秋冬の曲や唱歌・民謡・歌謡曲まで演奏して帰られた

尺八の音の合間に、風のおと、青かえでのゆらぎを感じながら、
ゆっくりと丁寧に淹れた煎茶をすこしづつ口に運ぶひと時、
話は不要で
ただ ただ 自然の中に遊ぶ時間が静かに過ぎていった

地震情報

2008-06-14 11:12:14 | 四季おりおり
今朝 新聞を読みながらテレビを見ていると、変なコール音
携帯でもないし・・・・・とテレビを見ると 地震情報 が出ている
NHKテレビの地震情報発信のことは知っていたが、今回は宮城・岩手の県境との情報なので、アナウンサーの放映を注目して見ることができた。
「このあとすぐに地震が来ますから、机の下などに避難してください」
というまもなく
「震度7弱の地震がきています。」
「仙台放送局からです。」
と放送局内が映り
「あ 今ここもゆれています。」
と東京放送局内が映った

え すごいな リアルタイム!!

少し落ち着いて、民放も見てみようとチャンネルを変えると
4・6・8・チャンネル まだ 速報なし
10チャンネル 速報が出ている
急いでまた 他チャンネルに戻ると 6チャンネル以外は速報が出ている
民放では10チャンネルが詳しく説明されていた。

テレビをつけていない時だと、どうなるんだろう
(体感で対処は先の阪神大震災で体験済みだが・・・・・)





いろり番

2008-06-12 23:28:58 | ボランティア
筍も藪になり
入り口周辺のアジサイは色とりどりに咲き誇っている
暑さにはまだ間がある
塩川正十郎家寄贈の門をくぐれば
沖永良部ゆりの白い花が
一かたまり 清楚に咲いている
その先の畑には
蒟蒻の芽が伸び始めた

江戸時代の古民家はみどりの中に静かにたたづんでいる

囲炉裏の火を入れて
人の気配もない白川の古民家で
「今日はまるで自分の家だ」・・・・・と
ひとり悦に入って はたきを掛け 掃除をし
さて 持参の新聞を広げていると

ベルギーからの若者男女4人連れ
言葉が挨拶程度の日本語と
英語がわかる1人
後の3人は身振り手振りで
理解が早い(?)
写真を撮るアングルも
それぞれ違って 見ているとおもしろい
障子 囲炉裏 畳 火天 むしろ
それにしては、家庭用品はあまり興味がないみたい・・・・・
味噌桶の味噌スープが入っている桶の説明や
屋根の葺き替え写真
雪に閉ざされた合掌造りの民家の写真
これから始まる蚕の飼育のこと
トイレは外に男女別々にあることなどは
4人そろって興味津々みたい
最後に囲炉裏の周りで記念撮影をし
いい香りを残して ありがとう と出て行かれた

さあ 自分の時間と思いきや
7名の富田林からのグループ来館
はじめてこられたとのことで
旅をされた白川郷よりもこちらが居心地がいいとかで
金田なにがしかの歌 「囲炉裏」を
囲炉裏の火を前に歌ってくれた

一期一会


ときどき痛みますが・・・・・

2008-06-06 18:16:38 | 四季おりおり


右手を骨折してから、1年と3ケ月が過ぎた
まだ 右手はまっすぐには上に上がらないけれど
不自由はない
それも 少しずつ あがるようになっている
冬の寒さも感じなかった(チタンを入れた骨が冷たくなるとか)

傷口以外は、ほとんど骨折したことを感じない
ときどき 変な角度に手首をひねると

いたい

そうだ 骨折していたんだ
と自覚する

1年前の今頃は
これで着物の帯は結べないかも
大きなトランク持参の旅はできないかも
なんて 悩んでいたけれど

人間の治癒力は信じられる
もし トラブルで体を傷つけた方
大丈夫 絶対に治るから!!

時間がたてば
自然に忘れられる
がんばって 使えるようになるから

梅雨に入った

2008-06-03 09:54:47 | 四季おりおり
今年もつゆ入り
例年より少し早い

今年のつゆは
じめじめ しとしとタイプでは
ないような気がする
熱帯アジア地域の風も吹いてきているような・・・・・

     

我が家の梅も スモモも
実が大きくなっている
それにしても
アジサイが咲かない

先日 吹田の美術館に行った折
栴檀の見事な花を見つけた
私はてっきり「栴檀は双葉より芳し」
ということわざがあるので
中国から渡来したと思っていたら

その道の方から
これは中国では「栴檀といいません」と
断言された

ふうーん ???

サンショウ が 
宮崎県の椎葉あたりでは
サンシュウ
といわれているらしい

これと似たことか ???

それにしても
みごとに 花をつけていた


ワッハ上方はこれから・・・・・

2008-06-01 00:05:25 | ボランティア



早朝のラジオでワッハ上方のことをニュースしていた
まだ目覚めない意識で耳だけそばだてると
「・・・・・図書館は廃止・ワッハ上方は規模縮小し移転・・・・・」
と聞こえた

え もう結論は出たのか

そうだ 今日はワッハ上方へボランティアへ行く日
様子がわかるだろう

ワッハでは、5階の貸しホールは今年中、予約で一杯
7階のレッスンルームも同様

やはりネックの賃貸料
吉本の社長が橋下知事に嘆願に出向いたが
さて
話の要約は この難波という場所で存続をと
早い話が現状維持という嘆願
それに賃貸料値下げもつけて交渉したらしいが・・・・・

さてさて

知事の決断はどうなることか。

本日の上方亭ライブは
浪曲で演者は

春野美恵子さん
菊池まどかさん

久しぶりに浪曲を聞いた
なかなか しっかりとした語り口についボランティアを忘れて
聞き入っていた