Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

シカゴのすさまじい寒さを思い出して

2008-12-21 | アメリカ生活雑感
シカゴの友人や息子の友達のメールで、シカゴの天気が荒れているとのこと。早速、天気予報をチェック。日本語のサイトはよくわからないので、シカゴ・トリビューンのサイトへ行く。なんと、ブリザード・ウォーニングとウインド・チル・アドバイザリーがでている。気温は華氏6°で、風が吹いたときの体感温度はなんと華氏-20~-30°だ。雪のオンパレード状態でしょうか?息子の友達のメールでは、20センチは積もったとか。現在どのくらい積もっているの?

シカゴ日本人学校全日校は、雪のために、金曜日の今学期の終業式がなくなり、休校になったとか。ウーン、こういうことは、今まで聞いたことがない。終業式が休校とは、なんて悲しい!この冬のシカゴは、かなり厳しい状況なのだろう。私たちは、まさに逃げてきたというか。間もなく、下の息子の友達の1人が帰国の予定だが、雪にならないといいが。祈ってます。

振り返ると、駐在中、毎年シカゴの寒さはすさまじかった。冬の間は、寒さで外で遊べない。「苦々しい」寒さ、あるいは、「かみつかれような」寒さというような表現を英語でするほどの痛みを伴った寒さ。ぬくぬくと暖かい冬を過ごしている日本の人々には、到底理解できないであろう。先日、日本の小学校で、息子の学年の子供たちにそのことを言ったら、信じられないような衝撃的な顔をしていた。

外で遊べないということが、子供たちにとって、どんなにストレスなことか。親たちもそのことをいつも気にして、どうやって冬を乗り切るか頭を悩ます。私も最初の頃、華氏30°以下(摂氏0°)になると外で遊ぶのが危ないということがわかり、「まっ、いっか!」と開き直って、家で下の息子とのんびり過ごした。室内で遊べる場所を捜し求めて、チャッキーチーズやゴーバナナのようなゲームセンターやボーリングなどに子供たちを連れて行った。冬は、スケートなどのさまざまな習い事もやらせた。

でも、雪の日は、子供たちは、近所の有名なベアーズの名クオーターバック、ウオルター・ペイトンがトレーニングしていたことで知られる、ペイトンズ・ヒルで、そり遊びに興じた。上の息子は、そり遊びが大好きで、あの長くてそこそこ急な坂を何べんもすべっていた。クラスの友達とも行った。そのとき、母たちは、防寒着に身を固め、震えながら見守った。みんな覚えているかしら。皆様、ぜひ一度ペイトンズ・ヒルへ、そり遊びに行ってみてください。全景が見渡せる素晴らしい場所です。

ペイトンズ・ヒルに関して興味がある方は、US新聞の私の記事を参照してください。http://www.usshimbun.com/childcare/childcare-paytonshill.html

よく私が、「シカゴの冬は寒くて外で遊べないから、やはり日本がいいんじゃない?」と上の息子に聞くと、息子は、「でも、スケートやそり遊びができるから、冬も楽しい!」とうれしそうに答えていた。そのとき、「子供というのは、環境に順応していくものだなあ」ととても頼もしく思った。シカゴでは、車社会なので、歩く機会が少なく、日本の子供たちに比べて、さぞや息子たちの体力も落ちているかと思ったが、あっという間に、息子は日本の中学の部活でめきめきと体力をつけている。このところ1回に6キロから9キロぐらい走っていて平気だ。心配いらないものだなあと思う。

今日は、2つ投稿していますので、前回のも読んでくださいね!

駐在員家族の帰任後の必須事項、健康診断を受ける~日本での生活の立ち上げその7

2008-12-21 | 日本生活雑感
金曜日は、帰国後年内に行っておくべき必須事項、健康診断を近所の定評のあるクリニックで受けた。これは、会社からの要望で、主人は早々と受け、冬休み中に息子たちにも受けさせなくてはいけない。血液検査をし、各臓器を超音波で念入りにチェックしてもらい、バリウムを飲んで、姿勢を変えるあのちょっと苦しい胃カメラなどを受けた。このクリニックは、人間ドック専門なので、かなり手際がいい。すべての検査が1時間半ぐらいで終わった。

血液検査をしているとき、隣のおばさんがインフルエンザの予防接種を受けている。ちらっと紙を盗み見たら、70歳ぐらい。初めて受けるという。顔の色つやがよく、とても70代に見えないほど若々しい。そうだ、私も受けておこう。すでに、全国でインフルエンザの患者が出始めている。

このところ、日本では、あいかわらず新型インフルエンザがはやった場合を想定した番組などが放映されていて、きちっとしたマスク、手洗い、うがいなどを奨励している。先日も番組で、お父さんに扮した俳優、野々村真が新型インフルエンザにかかり、重体に陥り、家族が心配して病院を訪れるという場面が想定されていた。この家族は、なぜかインフルエンザかからなかった。それは、手洗い、うがいをまめにしていたからだという。

看護婦さんに聞いたら、すぐに予防接種ができるとのこと。血液検査で血を4本抜いてすぐに、注射をされる。すばやい!息子たちもまだ受けていないので、聞くと、7時までやっているから、いつでも受けに来るように言われる。今週受けに来させよう。この病院はうちから歩いて、数分。やはり日本は楽だ。何も予約も入れなくても、予防接種が受けられる。ただし、保険が利かず、1人3000円はかかる。アメリカなら保険がきいて、タダだったよなあ。

さて、今回の健康診断の結果は、どこも悪くないとのこと。ほっとする。しめて、42000円、会社持ちである。先生の話では、ややコレステロール値が高いらしいが、心配するには及ばずとのことだ。生活が落ち着くまで外食が多かったから、「ちゃんと料理を作れということだな」と反省。

今日は、主人が風邪を引いて、高熱を出した。めずらしい!苦しそうなので、アメリカから持って帰ってきたタイラノールを飲ませる。あっという間に、熱が下がる。あいかわらずすごい威力。熱にはタイラノールだ。インフルエンザにかかっていないといいが・・・