九里 【九里】を探して三千里

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平村ペンリウㇰ さん そして ウポポイ開業近し!!

2020-05-09 | 雑記

ペンリウㇰ(1832-1903年)
松浦武四郎の「左留日誌」(さる・にっし)にも「ペンリウㇰ」の名は出てくるそうである。

ちゃんとwikipediaにもあった! 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%9D%91%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%AF

1876年(明治9年)、イギリス人宣教師のウォルター・デニングはペンリウㇰの家に来てアイヌ語を学んだという。
1880年(明治13年)、現在の平取町立平取小学校の前身である佐瑠太学校・平取分校の設置に尽力し、アイヌの子弟を就学させた。

1887年(明治20年)には当時の北海道庁長官・岩村通俊に呼ばれて、アイヌの現状を語っている。
1878年(明治11年)、イギリス人の旅行者イザベラ・バードを迎え、バードはその滞在の思い出を紀行文に残した。
1879年(明治12年)、平取コタンを訪問したイギリス人宣教師ジョン・バチェラーにアイヌ語を教えている。
71歳で亡くなったとき、その遺産は土地や馬を合わせて千円もあったという。
平取町の義経神社の境内には「頌徳碑」が建立されている。

===*===

一番詳しく感銘を受けたのはこちら ↓

https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/Human_Remains_as_plaintiff.html

そして、今だ燻っている遺骨問題
その思いを詩に!
『痛みのペンリウク』土橋芳美 著作 この方はペンリウクさんの曾孫にあたるそうである。
(現在注文中で、まだ我が家には来ていない状態)

土橋さんは「アヌタリアイヌ」を書かれており、北海道博物館のwebページに写真があったので載せよう!


因みに「アヌタリアイヌ」の意味は、「われら人間」だそうである。(新聞にも書かれていた)

===*===

アイヌ人と和人とが、仲良く未来を築けるチャンスは、今だと思う。
今までのギクシャクを「大変申し訳なかった」と謝らなければ、今そうしなければ、チャンスを逸してしまうのではないかと危惧している。

過去は変えられない。でも今から未来は変えられる。
今しかない!と思う。

私はアイヌ語もユカㇻも、アイヌ紋様も、其々の自然の神様を大切にする心も、みな尊く思う。
北海道の地名もアイヌ語由来のものが多く、其の意味にハッとさせられることも多い。
豊かな、美しい、時には意味の分からない物語もあるのだけれど、私はその不思議な感覚も大好き!

今ならば、(自然も多少壊されてもいるが)まだ熊もいる、鹿もいる、鮭も登ってくる、その世界がまだ残っていると思う。
今ならば、神々が戻ってくることもできる世界がまだ残っていると思う。

===*===

直木賞の「熱源」
これも樺太アイヌの話で、ピウスツキ(ポーランド人の学者)が出てくる。
この人もアイヌの世界に魅了されて中に入り、結婚もし、しかし、戦争のために家族を置いて樺太を離れることになってしまった人である。

このピウスツキは、たくさんの音源を録っていた。
それを今、北見工大にいらっしゃるポーランド人の先生が最新の技術を使い、補正し、さらに音声を文字化しているようである。膨大な仕事と思う。

===*===

其の熱源に関してのテレビ番組で、面白いことが言われていた。
著者への批判でもあったのだが、本の中では使っているのだが…
「本名は決して言わない、使わない。」であった。特別なものだから…と。

古来、日本もそうであったと思う。
本名は知っていても、言わない。
諱「生存中は呼ぶことをはばかった。」 とwikipediaにもある。

これは、いつ頃から始まった事なのだろうか?と、ふと気になった。

http://jodoshuzensho.jp/daijiten/index.php/%E8%AB%B1

いみな/諱

特別の場合を除いて呼ぶことが禁止されている名前のこと。忌み名とも。中国では、古来他人の名を口に出すことは相手を侮辱する行為とされ、禁止事項であった。そのような名前を諱と言い、通常呼ばれる名前は字と言う。諱は当該の文字を口にしたり書き記したりという行為が禁止され、同じ発音や意味を持つ当該文字もその対象とされた。字については、字を呼ぶことの代わりに、号・本籍地・官職名を呼ぶこともあり、また自分で自分の名前を言うことは謙譲の意味をもった。僧侶が授戒により授与される戒名も諱にあたる。

===*===

私は日頃、諱を使ってばかりで申し訳ないのだが、他の方々に伝えるには諱を使わずにどのように??…と、悩んでしまう。

でも、そのような古くからの風習が共通である場合もある処が、また興味深い処でもある。

大和(と蝦夷は繋がり、蝦夷)とアイヌもつながっている。のではないかと思う。
だからこそ、梅原猛氏もアイヌ語の勉強を始めたのだと思う。

~~~*~~~

アイヌの文化への入口はこのかわいらしい少女のような女性から、

知里幸恵
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E9%87%8C%E5%B9%B8%E6%81%B5

https://www.ginnoshizuku.com/

アイヌ神謡集
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E7%A5%9E%E8%AC%A1%E9%9B%86-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%9F%A5%E9%87%8C-%E5%B9%B8%E6%81%B5/dp/4003208013

===*===

コロナの影響で開業が延期されていますが、皆さま是非いらしてください!
北海道の新たな魅力、新たな宝です!(まだ私も見ていませんが…)

https://ainu-upopoy.jp/


ウポポイ(民族共生象徴空間)開業延期のお知らせ


2020年5月8日

令和2年5月29日に開業することとしていましたが、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が5月31日まで延長され、また、北海道は依然として厳しい状況にあることを踏まえ、当面、延期することとなりましたので、お知らせいたします。














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