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好きなことだらけさ…

『アメリカン・スナイパー』

2015年03月11日 | 映画 洋画

米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊し、
イラク戦争に狙撃手として派遣されたクリス(ブラッドリー・クーパー)。
その任務は“どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること”。
狙撃精度の高さで多くの仲間を救ったクリスは “レジェンド”の異名を轟かせるまでになる。
しかし、敵の間にもその腕前が知れ渡り、
“悪魔”と恐れられるようになった彼の首には18万ドルの賞金が掛けられ、彼自身が標的となってしまう。
一方、家族はクリスの無事を願い続けていた。
家族との平穏な生活と、想像を絶する極限状況の戦地。
愛する家族を国に残し、終わりのない戦争は幾度となく彼を戦場に向かわせる。
過酷なイラク遠征は4度。度重なる戦地への遠征は、クリスの心を序々に蝕んでゆく……。
(Movie Walkerより)

地元の映画館でしばらくやってるだろうと思って後回しにしてたんですが、
ようやっと観てきました。
最後までダレることない深い人間ドラマでした。
予告で観たシーンは初っ端、そこからクリスの生い立ちに話が飛ぶんですね。
彼の人となりと状況が分かってから再び狙撃シーン。
あそこは戦場での最初の仕事。
そこから始まる、その後の戦場での狙撃手として厳しい日々。
ゲームのように進む現代の戦争と言われて久しいですが、
やはり戦場は対人間という過酷なもの。
それは戦場に直接行っていなくても家族にとっては
実際どうなっているのかわからない分、なお辛いもの。

4度のイラク遠征を経験したクリス。家族の元に帰ってきても心ここに在らず。
国のため、友のために請われればきっと何度でも戦場へ赴いたであろうと思いますが、
 あの極限状態になる戦場とは、どこか中毒のようなものも感じました。
伝説と呼ばれた男の狙った的は外さないという執念。
そこには幾ばくかの興奮が混じっていたのでは?