2018年5月27日(日) 開演14:00 東京文化会館 大ホール
千秋楽の「リーズの結婚」観てきました。
王子さまもお姫様も登場しない市井の娘の恋物語。
ストーリーは単純で裕福な農家の娘リーズは若い農夫のコーラスと恋仲。
でもリーズの母親は金持ちのぶどう園主の息子アランの元に嫁がせようとします。
そのアランは純粋なんだけど、ちょっと能天気な青年で
リーズはちっとも心ひかれない。
金持ちに嫁がせたい野心のある母親と恋人と結婚したい娘。
あれやこれや、すったもんだしたあげく母親が折れてめでたく結婚という
妖精も悪魔も腹黒い権力者もいないハッピーエンドなバレエです。
生舞台全幕は初観賞。
(以前、英国ロイヤルバレエの舞台を映画館で観てます。
コーラスはマックレーでした。)
この日のコーラス役は客演のマチアス・エイマン。
久々にマチアス・エイマンを観ましたが、
押しも押されぬエトワールの貫録十分。
プログラムによると30歳だそうで、一番いい時ですね。
まだまだ体力も十分ありながら演技力もついてくる年齢。
大きな包容感と的確丁寧なテクニック。
お相手の平田桃子さんとも息ピッタリ。
"お尻のリフト"は軽々でしたねw
ニワトリのダンス、クロッグ・ダンスは楽しく、
アラン役のジェイムズ・バートンの動きもコミカルで面白い。
会場からもクスクス笑いが聞こえました。
リボンを使ったパ・ド・ドゥはお見事。
(ちょっと「お代官様、あれーー!!」で帯くるくる~を想像してしまいましたがw)
最後カーテンコールでは芸監のデヴィッド・ビントリーも舞台に上がってました。
マチアス・エイマン、バレエフェスの「ドン・キ」はかなりいいのでは!?
残念ながら自分「ドン・キ」のチケは取ってないんですよね~。
〈主なキャスト〉
シモーヌ(裕福な農家の未亡人):マイケル・オヘア
リーズ(その娘):平田桃子
コーラス(若い農夫、リーズの恋人):マチアス・エイマン
トーマス(金持ちのブドウ園主):ヴァレンティン・オロヴィヤニコフ
アラン(その息子):ジェイムズ・バートン
村の公証人:ローリー・マッカイ
公証人の書記:キット・ホルダー
おんどり:キット・ホルダー
めんどり:
ベアトリス・パルマ、ラケレ・ピッツィッロ、リンジー・サザーランド、ジェイド・ウォレス
リーズの友人:
ルース・ブリル、アランチャ・バセルガ、イヴェット・ナイト、モレヤ・レボヴィッツ、
水谷実喜、ローラ・パーキス、シャン・ヤオキアン、チャン・イージン
その他 村人たち、穫り入れをする人たち、馬丁たち:
英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
指揮:ポール・マーフィー
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団