車好きオヤジのブログ

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Oさん、ボクあのね・・・。

2014-06-14 11:29:00 | スポーツ

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テレビのプロ野球中継を定期的に観なくなってもう何年になるだろうか。

贔屓のチームがいないのもあるが去年の楽天優勝決定戦とか

WBCみたいなエポックな時以外それほど観たいと思わせる選手がいなくなってしまった。

 

衛星放送やBS中継で大リーグの試合を毎日観戦できるのも影響しているに違いない。

ヤンキースというチーム事情があるといってもあのイチローでさえ

スタメンが確約されていないレベルの高さ。

それだけにマー君やダルビッシュの活躍は素晴らしいし、

日本人としても嬉しくなってしまうよね。

 

話は戻して日本のプロ野球。

子供の頃は巨人V9全盛の時代。

テレビも巨人戦中心だったが毎回わくわくして観ていたのを思い出す。

僕のお目当て、お気に入りは王貞治。

世界のホームラン王だ。

 

ミスタージャイアンツこと長嶋茂雄も派手で人気があっただろうが、

何と言っても寡黙に淡々とホームランを量産する王は子供心に

強烈なヒーローとなって残っている。

 

今とは違ってあの頃のテレビ中継は白黒のバックネット裏から

薄っすらと網目の掛かったものがいつもの風景で、

丁度ピッチャーに正対して審判の背中越しに見る状態ね。

 

あの頃の王は構えて立っているだけで

いかにもホームランを打ちそうな雰囲気が漂っていたものだ。

そしてそれは現実にホームランとなるのだからそりゃたまらない魅力だったね。

まさに僕のスーパースターだった。

 

プロ野球の人気が凋落したのは色々な理由があるのだろうけど、

もう今はそんな気にさせる選手がいなくなってしまったのも一因ではないのか。

力のある選手が次々と大リーグに行ってしまっては仕方ない部分もあるだろうが。

 

僕の住む関西では一番熱心なファンが多いのは阪神タイガースだ。

巨人と並ぶ伝統のある球団だが僕はどうも好きになれない。

特定の応援するチームがないことよりも寧ろアンチタイガースに近いくらいだ。

 

多少矛盾と誤解を招くかも知れないが王と長嶋の違いと同様に

昔からチームは嫌いでも実力ある選手は応援してきたのだ。

 

江夏のオールスター9連続三振の時はテレビ画面に釘付け状態、

連続三冠王のバースなんてその打席毎に声援を送っていたものだった。

力と力のぶつかり合いを観たい者からすれば、

ホームラン55本打った後の敬遠ばかりの試合は興ざめ以外何物でもなかった。

多分そんなのに嫌気がさして段々と見なくなっていったように思う。

 

 

 

そうそう話はO氏だった。

昨晩あるパーティに招かれていった式典で主賓席にいたのが彼。

丁度僕の斜め横のテーブル席にいたのです。

現役当時は藤山寛美だとか坂田利夫なんて言われた見た目は別として

選手の育成指導は阪神OBの中では長けていると思う。

オリックスと阪神両方で2軍監督を経験していたのも良かったろう。

 

プロ野球界ではいわゆる「70人枠」というものが存在する。

これは球団の支配下登録選手の数は70人までしか出来ないのだ。

つまり公式試合に出ることの出来る人数である。

そのうち1軍登録枠が28人なので残りの約40人が2軍選手となるが、

毎年のようにドラフトで5~6名の選手を獲得するとなると

押し出されるように当然同じ数の選手を登録から外さねばならない。

事実上の解雇通告である。

 

彼らの平均所属年数は約5年。

高卒で23才、大卒で27才の野球一筋の男が突然首切りになる厳しい現実である。

 

その通告を行うのが2軍監督か担当部長で1軍監督が直接手を下すことはない。

長い人生のまだまだ前途ある若者に対する処遇判断の責任は重い。

 

強い球団は生え抜きの選手をいかに育てるかにかかっていると彼は言う。

一時期ジャイアンツが金に物を言わせてオール4番バッターばかりと

皮肉られたのは記憶に新しいだろう。

だがたまたまテレビ解説した昨年の巨人・阪神最終戦を見て驚いたそうな。

 

巨人のスタメンで外国人を除くと生え抜きでなかったのは村田だけ。

かたや阪神は生え抜きは鳥谷一人だけだったのだ。

 

流石に球団批判は避けたような話だったが

今の阪神は巨人が過去に犯した過ちを後追いしていると

解釈出来たのは僕だけだろうか。

 

大リーグで使いものにならなかった福留、西岡を高額で獲得したのも

結果論でなくおおいに疑問が残るようだ。

他球団に売り込んだのを断られていた事実を阪神がどこまで判っていたのか。

それだけの金額があればもっと別に戦力補強すべきではないのかなんて言ってたね。

 

またO氏から見て日本のプロ野球界を担うであろう有望な若手選手はいるのかと聞けば、

一人だけいると返答したのも明快だった。

残念ながらタイガースでもなければセリーグの選手でもない。

それはソフトバンクホークスの柳田 悠岐という名の選手だ。

僕は知らなかったが既に今年は今日現在で打率2位、ホームランも8本と

頭角を現しているので先見の明とまでは思えないが、

敢えて心配すれば大ブレイクするきっかけを掴む運と怪我だけらしい。

更に大化けすると断言すると言っていたので注目して見てみようか。

 

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そんな感じで結構良い話は聞けたように思う。

ついでにサインボールまでもらって良い事ずくめみたいなんだけど、

最後に一言、言わねばなるまい。

 

O氏の性格がとにかく陰気、暗いのだ。

これは致命的とも思えるな。

2軍監督やコーチならそれも良いかも知れない。

でもプロ野球が人気商売で成り立っているのを忘れてないかい?

今年GMとして返り咲いた落合は監督在任の6年間で

優勝3回、2位3回の実績でも首になったのを知らないはずはないだろう。

選手時代から好きだった落合は浪人時代に話を聞いたことがあったが

一般に報道されているような我儘な「俺流」みたいな男ではなく

彼ほどそれとはかけ離れた常識的な人物はいないと断言できるけどね。

裏を返せばそれだけ球界が非常識人ばかりということになる。

 

Oさん、一切の関係やしがらみのない僕だけどプロ野球ファンの一人と思えれば

もっと違う接し方がなかったろうか。

べんちゃらや愛想を振りまくという意味じゃなくて、

もっとプロ野球が楽しくなるような見たいと思わせる話がないのが辛いね。

球界関係者がそうならプロ野球人気が戻ることはないと思うよ。

 

弱ければ論外だけど単に強けりゃ良いのかというのも違うのは落合を例に出すまでもなく

十分に判っていることでしょうが。

 

最後の写真はかなり上機嫌だったと思われる時に撮ったものだけど

後から見てやはりこの程度と思うとね・・・。

まさかと思うけど出がけに嫁はんとケンカしたとか体調不良じゃないでしょうな。

 

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この先、阪神の監督として戻れるのかどうかは色々な条件もあるだろうけど、

折角良い指導力を持っているのに残念に思うなあ・・・。

 

O氏がこれを目にすることはないだろうし、アンチファンな僕なのだけど

彼が復帰して手腕を発揮するのを案外期待しているのかも知れない。

阪神が強くなけりゃ張り合いも出ないじゃないの。

頑張ってちょうだいね!


けったい君インSAPPORO

2013-09-21 00:20:00 | スポーツ

S国際カントリークラブ鳥松コースは昭和38年開場の道内では

輪厚に続く50年の歴史ある名門コースであるらしい。

毎年のようにプロの試合も行われ近年は女子ツアーMEIJICUPのコースとして使われているので

ゴルフファンならご存知のゴルフ場だろう。

今年も先月のトーナメントでは韓国のナ・ダエが優勝した場所なのだ。

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だが残念ながらけったい君にとっては名門とか歴史なんてのは全く関係がないというのか

意味をなさないのである。

僕にとってゴルフとは単に広い場所で芝生があり穴のあいたカップがあれば

どこもほぼ同じ感覚なのだから。

偉そうに注文つける程の腕じゃないけど「短く」「広く」「フラット」で隣に行っても大丈夫みたいな

感じのコースなら嬉しいな。

加えて「空いている」と「天候が良い」ならこれに勝る条件はない。

書きだすと幾らでも条件がつきそうだけど、あくまでこれはだったら良いなって事ね。

 

今日は仕事絡みの記念コンペに半ば強制的に参加となった為の弾丸ツアーなのだ。

早朝4時に起き最寄駅から始発に近い電車で三宮まで行き、

そこから無人のポートライナーで神戸空港に集合、

2時間のフライトを経て新千歳に11時前に到着するやいなや観光バスに移動、

休憩もないまま車中で折弁を掻き込み1時間後に着いた場所がSゴルフ場であった。

 

10数年ぶりになる北海道も感慨に耽る間もない忙しなさなのだ。

冬場はクローズドの期間が長い北海道だからか、

18ホールのスループレイが当たり前なのには少々驚かされた。

体力に難ある自分にとってハーフでの休憩や食事は数少ないラウンドでの憩いの場だというのに・・・。

 

これまた10年以上前に行った沖縄ではアメリカンスタイルと称され

18ホール連続で廻って以来のことになる。

加えて今日は歩き(乗用カートなし)なのだから更にあの時より条件が悪い。

 

普段の運動不足と斜面から斜面、池やラフとジグザグ走行の僕には

真剣に完走できるのか心配になるというものだ。

 

とにかくおっかなびっくりの状態で用心しながらのプレーは内容も無視、

実際には元々スコアを追及するレベルの腕前でないのはご承知の通りだろうね。

 

曇りがちな天候も関西とは違い湿気のなさで過ごしやすかったのもあって、

お陰で途中で足が攣ったりすることもなく無事に終了できました(メデタシメデタシ)。

 

だがこれにて一件落着とはならず弾丸ツアーはまだまだ続く。

風呂に入って上がるとすぐに観光バスがゴルフ場玄関に迎えに来ている。

このまま約1時間で表彰式兼夕食会場でもあるサ○ポロビール園に直行となる。

店の名前でもわかる通りメインの酒になるビールは尿酸値の大敵プリン体が多く含まれているので

飲まなくなって14年くらいになるだろうか。

若干癖のある羊の焼肉も好みにもよるけどやはり牛に比べると味が劣るのも仕方のないところだね。

 

まあツアー料金も比較的安価に設定されているので贅沢は言える立場じゃないけど、

制限時間内での飲み放題、食べ放題のバーベキューはおっさん世代の僕にとっては辛いものだ。

 

今回のツアーは共通のイベントは1日目だけで2日目以降は全てオプションになり、

翌日もラウンドするゴルフ好きや、はたまた観光コースにと別れて愉しむことになっている。

 

貧乏暇なしの僕だけは翌朝に大阪にとんぼ返りを選択した為、

札幌を楽しむのも今晩限りだ。

車中から眺める久々の札幌の街は大阪や神戸、東京とも違う意味で都会だと感じる。

土地や道路は広く整地されており建物も綺麗なものが目立つ。

歴史が浅いのが先の都市と違うのだろうけど何だか近未来的なイメージがするね。

 

時間的な制約で今回はげおやじさんと会うのも難しい状況だったけど、

少しだけその雰囲気は味わう事が出来たのが唯一の救いかな?

 

ビール園ではあまり食べられなかったのもあってホテルに戻ってから改めてくり出したのが

去年のオフ会で若隠居さん達が集まったお店「和処○し田」だったという訳です。

 

事前におやじさんからお店の情報も得ていたのよね。

だもんではげおやじさんの息子さんには会う事が出来ましたよ。

写真はお店のオネィチャンね(なかなかの別嬪さんで目の保養になりました)

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新鮮な海の幸の数々はどれも美味しくて流石北海道という料理を堪能して大満足。

あまりに忙しない旅行だったけど終わり良ければ全て良しだろう。

 

土産の「じゃがぼっくる」と「かりかりカレー」もホテルで事前に見つけて購入出来たし、

翌朝は空港に戻るのを残すのみだ。

 

昼間に新千歳~大阪空港直行便がなく一旦東京(羽田)で降りて、

そこから伊丹行きに乗り換えるのも10分足らずのゲート内移動だけど、

数年ぶりの東京もついでに見れるのもイラチな僕向きかも知れないなんて思ったりする。

 

羽田からの便では富士山の近くを通り地上5000mから霊峰を拝むことも出来た。

何のトラブルもなく12日の北海道弾丸ツアーはこうして無事に幕を閉じたのでした。

 

最後にちょっぴり車ネタも付け加えておきましょう。

数々の飛び石で傷ついたフェイス(ボンネット)を乗らないこの2日間を利用して

お化粧直しを敢行。

まだ大丈夫ではあったものの暴露による錆びが気になっていたのでした。

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伊丹空港からカーショップに引き取りに寄ると綺麗に仕上がってました。

この車に乗り換えて1年余り、先月から内勤が多くて以前ほどは走らないけど、

もう方向距離も35000キロになりました。

運転にもだいぶん慣れてきたのでもう早々当てたりぶつけることもないだろう。

うい奴よのう、もそっと近う寄れ、余は満足じゃ~!

 

(おしまい)


○○○をぶっ飛ばせ!

2013-08-13 10:30:00 | スポーツ

「裏番組」という語句が浮かんだあなた、最低でも50代以上確定である。

かくいう私もその一人なのだ。

60代なら更に該当確率は上がるだろうと思われる。

 

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昭和44年頃に萩本欽一と坂上二郎のコンビ、コント55号がやっていた

日テレ系の超人気TV番組名である。

目玉は何と言っても番組後半の野球拳だった。

 

コント55号(主に二郎さん)とゲストの女性タレントがジャンケンで負けた方が

衣類を脱ぎそれをその場で観客にオークションで売り渡し

収益金は交通遺児の募金に廻されるという

今思えば24時間テレビ「愛は地球を救うキャンペーン」の

ハシリのようなものだと思うのは良いように言い過ぎかも知れないが、

子供(当時の私もそうであった)の教育上良くないとか低俗であるとの苦情が殺到、

はてには二郎さんの息子が学校でいじめられる等の話になり短命に終わってしまった。

 

欽ちゃんはこの番組がコント本来の面白さで人気があるのではないのが

不満で早く止めたかったと後述しているが、

二郎さんの「飛びます、飛びます」を始めとするギャグは

生の舞台でのアドリブ性から生まれたと思うのは私だけではないだろう。

 

時代とはいえゴールデンタイムだったのが問題視されたのだろうか。

「プレイガール」や「11PM」のように女性がヌードになるわけでもないのに

子供心にとても興奮した記憶が残っている。

冷静に振り返ってネットで当時の写真を見ても

女性側は精々水着(若しくは下着)姿になるだけなんだけどね。

 

また元々は郷土芸能から派生したお座敷芸である野球拳は酔客が芸妓と

三味線の調子に合わせてするもので本来なら

非常にゆっくりしっとりと勝負するはずなのだが、

舞台のフルバンドでアップテンポに演奏される野球拳は新鮮だったね。

 

「チャチャチャチャチャチャチャ、ちゃんちゃんチャチャチャチャ、

ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ!

タラタタタ~ン♪タラタタタ~ン♪タンタタタタタタ、タラタタタン♪」

「アウトッ!セーフッ!よよいのよい!」と一緒に声を出して応援してました。

勿論二郎さんが勝つ方にですけど。

 

三つ子の魂百までじゃないけど1年間しか放送されなかったことなのに

今でも鮮明に覚えているのはとても不思議なものですね。

 

 

という話を書きたかったのじゃないのです。

連日茹だるような暑さと貧乏暇なしを絵に描いたような休みのないお盆期間で、

昨日はスッキリとしたい気もあったということなのだ。

 

夜に行なわれたWBC(世界ボクシング評議会)バンタム級の

チャンピョン山中慎介クンの応援なのである。

当然東京の会場に行くはずもなく自宅テレビでの観戦でした。

このところ3連続KOでタイトルを防衛しており

この日の試合もスカッとさせてもらうつもり。

私が彼に力を入れるのは単にボクシングファンだというだけではないのです。

 

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実は私と山中とはちょいとばかり関係があるのです。

最初に書いておきますが親友とか知人ではないので、

万が一彼の知り合いが私の事を聞いても

知らないと言うであろうと思われますので念のため。

 

私の場合知人の知人は知り合いであったり場合によっては親しくしている者と

表現することもあるので拡大 解釈すれば殆どの人物は該当する訳です、はい。

 

彼は滋賀県初のボクシング世界チャンピョンなのですが、

彼の両親は地元湖南市で長年飲食店をやっていました。

過去形なのは数年前に親父さんの体調が理由で店を閉めると聞いたからなの。

美味しくてリーズナブルだっただけに残念です。

 

でもその後に息子が世界チャンピョンになれて新たな喜びで一杯でしょう。

 

仕事でしょっちゅう滋賀に行っている中で食事に行っていた関係で

山中が学生の頃からお店の壁のあちこちに

国体やインターハイの出場ポスターや戦績が貼られていました。

高校生の時にアルバイトでうちの仕事に来てくれていたと

ある親方に後に聞いたのもあって更に親近感を持つようになって行ったのです。

 

今では押しも押されもしない堂々の世界王者ですが

当時既に話題になっていたのは亀田兄弟。

特に長男の興毅はお父さんも含めて何かとマスコミを賑わせていました。

亀田家についてはここでは詳細に触れませんが客観的に考えれば

先日三男の和毅がWBOのチャンピョンになった事も含めて

それは素晴らしいし才能や努力も認めざるを得ないでしょう。

但しそのマネージメントも含めて応援したいかと問われれば・・・。

KOだけでなく発言と裏腹に亀田のボクシングはディフェンスの良さに尽きます。

リスクを避けても防衛を重ねられるのはある意味実力なのでしょうけどね。

 

話は山中に戻ります。

学生時代はそこそこ(地元、身内的に)活躍していましたが

プロになって厳しい時代が続きました。

地味なタイプで口数も少なく今とは違ってKO率も低かったのが

マスコミ受けもしにくかったのでしょうか。

間違いなく言えるのは実力とマッチメイクは全く別のものなのだ。

プロボクシングは興行でもあるのです。

 

それでも今から3年前にようやく日本バンタム級のタイトルを獲得します。

当時28歳、ボクシング選手としては決して若い年齢ではなくなっていました。

世界への挑戦は出来ないのだろうかと思って見ていましたが、

それは簡単な事でないのはお父さんから日頃からよく聞かされてました。

 

そんな山中にチャンスが訪れます。

2011WBCの指名挑戦者決定戦に臨むことになったのです。

少々説明しますとこの試合に勝ては世界チャンピョンに挑戦出来るのです。

当時地元では結構盛り上がってました。

年齢的にもこれが世界へ挑戦出来る最後のチャンスだったかも知れません。

幸運は続きます。

WBCの指名試合を規定期間内に行なわない当時の王者ドネア(フィリピン)が

王座を剥奪されこの試合の勝者が正式にチャンピョンになることが決まったのは

試合の2日前の事でした。

 

一進一退の手に汗を握る試合でしたが

11ラウンドにTKO、見事に王者になったのです。

その後の活躍はもう今更説明不要でしょう。

 

今年32歳になる山中の選手寿命が決して長くはないのは

本人も自覚しているからでしょう。

行き急ぐかのように強い挑戦者を選んでますね。

一番旬な今、アメリカ(ラスべガス)でビッグマッチの夢を叶える為に

KOに拘り続けていってほしいと私も願っています。

最強の挑戦者を選択する中ではKO負けのリスクは当然あります。

でも「やるか、やられるか!」の醍醐味こそ

ボクシングを観る者の楽しみじゃありませんか。

テレビで山中を観た時にはそんな気持ちを込めて応援してあげてください。

 

昨日の相手は少々物足りないくらいではありましたが1KO勝ち見事でした。

スカッとしたよ、おおきに!