昨夜は30年前にタイムスリップしてきました。
数年前から親しくしてもらっている竹田和夫さんが先週ロスより来日し
約1カ月の日本ライブツアー敢行中で明日までの関西シリーズの初っ端が
神戸WATERLANDだったのです。
メンバーはギター竹田和夫。
ベースは大森茂彦。
ドラムは高阪照雄の3人。
竹田さんはロック好きやギター弾きなら雲上人みたいな存在で紹介も不要でしょうが、
あの伝説のロックバンド「クリエイション」のリーダーでギタリスト。
自分の10代後半にはよく聴いていました。
歌謡曲的には「ロンリーハート」、プロレス好きならドリー&テリーファンクジュニアの
入場テーマ曲「スピニングトーホールド」なんてのも覚えている方もいるのじゃないかな。
テレビドラマ「ムー一族」のテーマ曲「暗闇のレオ」も流行りました。
クリエイション解散後にボーイズオンロックスで一緒に組んでいたヴォーカルの橋本陽子さんは
現在竹田夫人なのはあまり知られてません。
来日は竹田さんだけでヨーコさんの歌声を最近聴けないのは残念だけど
現在彼女はブルースハーブ奏者として活動しています。
昔憧れの眼で見ていた竹田さんとこうして親しく付き合いさせていただけるとは
今でも不思議ですが何といっても素晴らしいのはその人間性ですね。
ボクが楽器を演奏したりするような男でなかったのもあるからかも知れないけれど
(先にも書いたように当時のギター小僧にとっては神様ですから)
決して偉そうぶるでもなく誰にでも優しくてきさくな方なのです。
去年還暦を迎え、御歳61になって益々そのパワーは衰える事なく、
ここ数年は毎年1度は日本に里帰りしてツアーを行なってますから興味を持たれた方は
一度HPでもご覧になってくださいね。
http://www.kazuotakeda.com/pages/flashnews.html
大森さんと高阪さんは竹田さんの紹介で知り合いになりましたが
演奏能力は素人のボクが聴いても凄すぎの腕前。
両名とも演奏活動以外にベース、ドラムを教える先生でもあるだけに頷けますね。
このメンバーで2006年に出したDVD「One&Only」は既に廃番になり入手困難で
中古でもプレミヤ価格が付く程の名作ですが
この3人の直筆サインの入った1枚はボクのお宝の一つになりました。
生活が困窮して来たらオークションにでも出そうかね?
冗談は抜きにして機会があれば聴く価値は大いにあるDVDですよ。
http://blog.goo.ne.jp/freespirit1979/e/5f38aa7aa6160601bb1ac0949317a1e3
大森さんはその熱い演奏とは裏腹に見た目はとてもクールガイなのですが、
何とかキャラを変えさせようと色々と弄らせてもらってます。
高阪さんは数年前に突然カーリーのロングヘアーを剃ってツルツルにしてしまったのは
驚かされましたが、やんちゃそうなルックスと実際の腰の低さのギャップも面白い方なのです。
一見怖そうに見えてその実は本当に優しい方なのです。
音楽には全く関係はありませんが格闘家の高阪剛の兄貴でもあります。
家系か筋トレの成果かは不明ながら彼もムキムキマンに変身中です。
いつも神戸はチキンジョージという老舗のライブハウスなので今回のウィンターランドは初めて。
北野坂付近にありこの界隈も久々ながらカップルが多い場所柄になります。
(少し山側にはお決まりの逆さクラゲも多数あり)
デートコースなら良かっただろうけど残念ながらボクはおっさんばかりの3人組でした。(笑)
彼等ともあることがきっかけで20数年ぶりの再会を去年果たしたのでした。
喧嘩したり絶縁した訳でもないのにいつの間にかお互い全く消息不明同士が会えば、
一気に互いに若かった頃に戻れるのは不思議なものです。
新鮮な驚きはいつものノリノリの素晴らしい演奏は変わらないどころか
今年は更に上手さがにじみ出てくるような感じがしたことだった。
冒頭に竹田さんが今日のメンバーなら(3人構成に例えて)
3つのバンド位を合わせた能力はあると控え目に言われていたのでしたが正しくその通り。
熟成されたモルト同士を絶妙にブレンドした年代物のスコッチみたいなものだろうか。
竹田さんの立ち位置である舞台右側の最前列に陣取るボクの目の前には
PAやスピーカーの大音響装置があるのに煩くないのは何故なのだろう。
一緒に行ったアマチュアバンドでギターをやってる友だちの一人に呟くと
頷きながら黙って肘と手首の間を指し示してました。
ブルースからロック、バラードと程良いバランスの取れた選曲も今回関西初見参の為のものだ。
後半には勿論定番のタバコロード、スピニングトーホールドも入れてくれた奮発ぶりであった。
大きな会場とは違いライブハウスの醍醐味は何といってもその臨場感ですね。
目と鼻の先で手を伸ばしちゃいけないけど触れそうな位の近さなのです。
加えて酒やタバコ、軽食もつまめるとくれば例によって良い加減になれる訳です、はい。
気の合った者同士で素晴らしいライブとくれば、
そりゃもう楽しくて限られた時間はあっという間に終了。
アンコール曲も終わった後で竹田さんともちょっぴり話す時間が持てました。
今回は連日ツアーで時間が取れなかったけど今度一緒にラウンドしましょうと
誘ってもらったのは有難い話だけど今の内に「けったい君」をどうにかしなければ・・・。
因みに竹田さんにはアメリカのホームコースでシングルハンディなのである(大汗)。
一緒にいった友人二人も竹田さんとのツーショット写真が撮れて満足してくれたようだ。
それぞれの再会を約束して散会となりました。
帰路につく道中ふとガラ空きの電車の向かいの窓を見ると、
まるでシンデレラの話みたいに青春真っ盛りの若者だったはずのボクの目に映ったのは
ただの酔っ払いのおっさんがにやけた赤ら顔で座っているだけだったのである。
いつのまにか魔法は解けてしまったようなのだ。
(嗚呼!無情)
注)1枚目、2枚目写真はスタッフ撮影(望遠一眼レフ)のもらいもの、
2枚目右下はボクの頭かも?(かぶりつき具合はお判りかと思います)
3枚目はボクの座席から携帯撮りしたもの。
コメント
- オジジ~ [2013年5月25日 18:59]
- いいですね~。クリエイション。
私は、洋楽一辺倒だったのですが、
カシオペヤ、エイジア、スクウェア、とともに聞いたことがあります。
やはり、ザ・ファンクスの「スピニングトーホールド」だなぁ(^_^;)。 - 車好きオヤジ [2013年5月25日 19:06]
- オジジさん毎度です。
昨日もスピニング~はやってくれました。
今日は今頃ミナミのライブハウスでスタンバッてる所でしょう。
去年と今年は震災の影響で東京、大阪近辺が中心ですが、
それまでは東北~九州とやってましたから再開するでしょう。
機会があれば観に行ってください。 - ~アキラ~ [2013年5月26日 11:35]
- 楽しい時間を過ごされてきたようで、文面から車好きオヤジさんの満面の笑みが想像できます!
竹田和夫さんやクリエイジョンは存じ上げないのですが、今度音楽聞いてみようと思います。
ライブハウスでちょっと一杯やりながら友人の演奏を聞いている・・・オヤジさん、なんかかっこいいですね! - 車好きオヤジ [2013年5月26日 12:34]
- アキラさん。
コンサートとかライブも長年行ってなかったのですが、
竹田さんに触発されたのか最近ちょこちょこ行くようになりました。
もし良かったらyoutubeで「竹田和夫」「クリエイション(ジョンじゃなくてションね)」で
検索してみてください。
色々なのがアップされてます。 - takefumi [2013年5月26日 18:23]
- 車好きオヤジさん、よかったですね。私は往年のジャズ好き!カムリにもばっちり録音して楽しんでいます。
- settai [2013年5月26日 18:23]
- ライブハウスは私も好きで結構通ってます。
但しJazz系統ですが、でも音楽はどの分野でも一緒で生演奏が最高です。
ちょいとYouTubeで聞いてみましたがJazzとロックの垣根はあまり感じません。良いですね!
実はお恥ずかしいのですが私もギターを少々頑張ってます。
そのうち、どさくさに紛れてYouTubeにアップしようなどと考えております。(笑 - 車好きオヤジ [2013年5月26日 18:30]
- tekafumiさん今日は災難でしたな。
往年とはどの位の世代の事でしょうか?
死んだ父親のレコードではアートブレイキーとか
ナットキングコールなんてのはありましたね。 - 車好きオヤジ [2013年5月26日 18:37]
- settaiさん。
JAZZ好きでしたか。
それで先日の山下洋輔&渡辺香津美だったのですね。
まだ噂のレベルですがうちの近所の店に森山威男が
出没(出演?)するとの話を聞きましたので、
機会があれば確認してこようと思っています。 - はやてこまち [2013年5月27日 12:45]
- こんにちは。
クリエイション、懐かしいですね。「ロンリーハート」は確か、タイトルは忘れましたが日本テレビ(関西では読売テレビ)系の刑事もの(だった様な)ドラマの主題歌に使われていたと思います。
小学3~4年生の頃で刑事ものドラマが大好きでよく見ていました。当時この歌を「都会的でカッコイイ歌だな~」と思っていた事を覚えています。鼻歌で歌えますよ(笑 - 車好きオヤジ [2013年5月27日 13:03]
- はやこまはん、良くご存じで。
ロンリーハートは藤竜也、草刈正雄コンビの探偵もの
「プロハンター」の主題曲でした。
当時のボーカルだったアイ高野はご隠居、settaiさん、
はげおやじさんなら当然ご存じのカーナビーツで一世を風靡しました。
残念ながら数年前に亡くなってしまいました。
「好きさ、好きさ♪お前のすべ~て♪」合掌! - 北のはげおやじ [2013年5月27日 16:17]
- えっ!
アイ高野さんは、亡くなられていたんですか。
知りませんでした。
あの金髪おかっぱ頭がおもいだされます。
高校時代の思い出です。 - 車好きオヤジ [2013年5月27日 17:09]
- はげおやじさん、懐かしい名前でしょ。
亡くなってもう7年、享年55歳でした。
心不全でしたがそれにしてもやはり早すぎますよね。
はやこまさんのご存じの曲の当時はクリエイションに参加してたのです。 - はやてこまち [2013年5月27日 19:15]
- こんばんは。
「好きさ、好きさ♪お前のすべ~て♪」の曲は元上司がカラオケでよく歌ってたので聞いたことありますが、同じグループだったんですね。
藤竜也さんといえば、多分「プロハンター」の前に放送していた刑事ドラマ「大追跡」にも出演されていました。
とてもカッコ良かったなー。 - 車好きオヤジ [2013年5月27日 19:38]
- はやこまさん。
高野アイが元カーナビーツだっただけで同じグループじゃないです。
藤竜也が渋いのは間違いないですが、
ちょっと羨ましいのはその嫁はんが芦川いづみだって事です。
時代劇の御姫さん役なんてピッタリの美人です。
子供心に好きやったなあ・・・。 - はやてこまち [2013年5月27日 20:36]
- こんばんは。
高野アイさんが「クリエイションで同じグループ」と言う意味だったんですが合ってます?すみません言葉足らずで。
帰宅してCD置き場にありました~、TVドラマの主題歌を集めたアルバムに「ロンリーハート」が!。
他には「太陽にほえろ」の「山さんのテーマ」や「Gパンのテーマ」も収録されています。
明日社用車で久しぶりに聴いてみよう。 - 車好きオヤジ [2013年5月27日 22:16]
- 早駒殿。
その解釈で合うてますわ、すんまへん。
それでは明日車内で
「浮かれ飛ぶ街にム~ンライット!」と歌ってみてください。
かっ飛びさんの推薦があれば一献の際に聞かせてもらいまひょ。 - 車好きオヤジ [2013年5月27日 23:45]
- あかん、またちょっと酩酊状態になってきました。
誰もツッコンでくれないので自分で書いときますが、
タイトルはおいらの好きなサディスティックミカバンドの40年位前の曲なのです。
フォーククルセーダーズ解散後に加藤和彦が結成したバンドですが、
その後再結成、再々結成もありましたし、
途中シーナ&ロケットでカバーされたりもしましたから、
聞けばおそらくかなりの方がご存じやと思います。
そのトノパンも昨年逝っちゃいましたね。
泣き上戸は柄に合わないのでやはりここは
「さあ~不思議な夢と遠い未来が好きなら~♪」といきましょか。
それでは皆さんお休み~ZZZZZZ・・・・。
あなたのブログにコメント投稿されたものです。