もう異常事態だなんて言えないくらいに連日の猛暑日で
命の危険すら感じる今日この頃ですねえ。
これが普通に思えるのが何だか怖い気がするけどさ。
暑いのは日中だけでなく夜になっても熱気は下がらず、
こちらも連夜の「熱帯夜」となっている。
熱帯夜という定義は一応夕方から翌朝までの間の最低気温が
摂氏25度以上の夜ということで、
気温が高くなってきた近年では最低気温が20度以上の
「真夏夜」という言葉はもう殆ど目にすることがなくなってしまった。
逆にもうこれからは最低気温が30度以上の夜「超熱帯夜」なんて
語句が頻繁に出てくる気がするのは俺だけだろうか。
いずれにしてもこれだけ暑いと夜もエアコンは欠かせない。
ずっと付けっ放しは体に悪かろうと寝る直前まで冷やしておいて
寝る時に切るか寝ている間に切れるようにオフタイマーを
セットしたところで切れるとやっぱり寝苦しくなって
再びエアコンを掛ける繰り返しでは結局若干温度を上げて
一晩中入れておく方が健康面でも経済面でも良さそうですな。
元々ここ数年寝つきは良いけど眠りは浅くて疲れが抜けにくい。
また加齢のせいか夜中にトイレに行きたくなるのも度々。
夢もほぼ毎日見ている気がする。
これも熟睡出来ていないかららしいから誉められた話じゃないね。
気がすると書くのも余程怖い内容だったり興味深ければ
断片的に覚えている場合もあるのだけれど、
朝になると何となくしか思い出せないのが殆どなんだもの。
寝る時には「神さん、ええ夢見させてよ。」と願掛けする訳。
残念ながらそういう願いは全くと言って良いほど叶うことがないがね。
根が元々素直だからか単に外部からの影響を受けやすいからか
数少ない記憶に残った夢を後から思い起こすと
寝る前に読んでいた本だとか新聞やテレビで報道されていた出来事とか
また身近な友人、知人や芸能人、タレントなどに加え、
更には自分に関わった過去から今日までの色んな人達が入り乱れて
その夢の出来事に登場してくるのは俺個人にとっては超豪華メンバーなの。
だけど何故そんな夢を見たのかと考えてみれば何となく判る、
思い当たるふしがあるのだ。
面白いのは夢の中に登場する俺自身は
嫌な目に遭わされる時は自分目線、
滅多にない嬉しくなるようなシチュエーションでは
第3者となって俯瞰しているような場合が多いのさ。
精神分析するようなセンセでもない俺には精々その程度の認識で
たいして気にすることなくそのうち忘れてしまってお終い。
その繰り返しだわ。
3日くらい前のこと。
夜中に暑さとトイレに行きたくなったのとで夢うつつ状態、
見ていた夢が醒めそうだった時、
とある女性の顔が突然浮かんできた。
大きな二重の瞳の美人がにこやかに微笑んでいた。
ちょっとエキゾチックで日本人離れした、
かと言って西洋人ではない東洋系の顔立ちだ。
以前どこかで見たか会ったことある顔だった。
誰だったろうかと目を瞑りながら考えていて遂に思い出した。
・・・そうだ!
彼女の名前は「シリア・ポール」。
この名前にピンときたアナタ。
おめでとう60歳以上確定だ。
本当は60なんてのはまだまだ序の口でガキにも入らん赤ん坊に毛の生えた程度だ。
冗談を抜きにして別に80でも90でも十分構わないのだけど、
その辺りになれば絶対的な人数が減ってくるのと、
別の理由、例えば認知的な問題なんかも出てくる場合もある。
となるとリアルな答えは70歳前後が最もコアになる年代だろうな。
現在はアメリカ在住らしい彼女も70オーバーなのだから。
書くまでもなく夢で微笑んでいた彼女は今から40年程前のものだ。
確かインド人と日本人のハーフだったはず。
だけど何故彼女が俺の夢に登場したのかが全く判らない、
そもそもが彼女について覚えている事柄自体がとても少ないのだもの。
俺の子供の頃に唐草風呂敷の東京ぼん太が司会をしていたテレビ番組
「世界ビックリアワー」のアシスタントをしていたのと
その数年後、それでも多分今から40年くらい前にFMラジオ
「ダイヤトーン ポップス ベスト10」のパーソナリティをしていたくらいしか記憶にない。
上品で大人の女性の雰囲気がある甘いボイスが思い出されるだけだった。
どうも何となく気になってトイレに起きた夜中に
戻って布団に入らずPCの電源を入れてサーチしてみたのよ。
女優かモデル系だとばかり思っていたシリア、
歌手もしてただなんて本当に意外だった。
モコ・ビーバー・オリーブというユニットがあったのも今回初めて知った。
シリアはここではオリーブと名乗っていたが、
ビーバーなんてバラエティタレントのハシリかと思っていたコだったし、
女性リポーターとしか認識してなかったモコ(高橋基子)までいたとは・・・。
で、肝心のシリア・ポール。
検索して最初のページに出てきたのが彼女の40周年記念アルバムが
CD化されて今年発売されていたこと。
タイトルを見ればナナ何と「夢で逢えたら」!
何ちゅうても既にもう逢っちまってるじゃないの、この俺。
奇遇なことに曲の作詞・作曲・プロデュースは俺の大のお気に入りの大瀧詠一。
彼のアルバムは殆ど持っている。
後に親しくさせてもらうようになった竹田和夫氏も色々面倒をみてもらった
兄貴分だったらしく親しみを込めて「エーイチさん」と呼んでましたね。
俺にすればあの飄々とした雰囲気と軽快な歌の数々が
今でも好きなのだけど竹田さんによれば昔からミュージシャンというより
そのミュージシャンをプロデュースしたりアレンジだとかに指向していて
当時そんな言い方があったかどうかは知らないけれど
トータルコンポーザーみたいな音楽大好き人間だったらしいのだ。
5年前に65歳と言う若さで亡くなった時も
ここで追悼の記事を書かせてもらったのを覚えてるガズ友もいるかもね。
その大瀧さんがまさかシリア・ポールをプロデュースしていたなんて
知る由も無かったねえ。
ここまで来ると奇遇どころかもう何かの因縁としか考えられない。
当然即購入するっきゃないだろう!
今もシリアの歌声をBGMに聴きながらこれを書いているのだが、
いくら考えても彼女が夢に出てきた謎はやっぱり不明のままである・・・。
いつもなら後からあれこれ考えてしまう俺だけど、
今回に限ればそんなことどうでもいいじゃない、ねっ!
そう思うだろ?
※シリア・ポール版が何故か突然視聴できなくなった為、
声の雰囲気が似ている薬師丸ひろこ版でお聴きくだされ。