車好きオヤジのブログ

車好きオヤジのブログです

餌を食ったらなかなか動かんお馬ちゃん

2015-03-31 00:35:00 | インポート

thumb5.jpg

 

まあ今更こんなことを書くと白けちゃうんだろうけどさ、

俺が書いてるAVV50の感想は主にある特定の人にだけ向けたものなのよ。

 

大方の予想通りそれは順当な答えはAVV50オーナーなのであり、

また別の言い方をすればガズーカムリコミュニティのガズ友と言っても差し支えないだろう。

最近の投稿記事のタイトルなんてエエ加減で本文に全く関係ないものな。

要は赤ん坊をあやす程度にもならないってつもりだったんだけどね。

 

何が言いたいのかって?

 

はっきりしているのはそれ以外の一般訪問者、

取り分けAVV50に興味を持って読んでもらう方にはかなりの私見、

いや偏見でしかない思ってもらうしかないからさ。

正直参考にしちゃダメよってことだな。

 

去年の秋にマイナーチェンジしたのは周知の事だよね。

基本的にフルモデルチェンジと違いベースはマイナー前の車になる訳で、

たまたま両方に乗った者として感じるのはその微妙な差なの。

 

あくまでどこが良いとか悪いとかなんて基準は全てMC前後の話になるけど、

自分で言うのも変だけど加えてかなり偏執的な性格の男とくれば、

その内容はかなり客観性に欠けると言わざるを得ない。

 

仮にMC前の車が90点としてMC後が92点としようか。

あ、勿論100点満点の意味ね。

これくらいの主観はまあ許容範囲だと思うのだけど、

問題はその2点の差の部分のみを拡大解釈して書いてることだろうね。

2点が1点でも零点でも本体そのものは殆ど影響を受けるはずないのさ。

 

一般ユーザーがこれを見ればその2点というのが

100点満点での点数と解釈しても不思議じゃないだろうね。

 

真面目な気持ちで訪問いただいた一般の方には

参考になるどころか却って誤った認識を持たれる可能性が高いだろう。

てことで全く素の状態でご覧の方には貴重な時間を裂いてもらうのは

無駄なことだとお断りしておきましょう。

早よそれを言わんかいと思った方にはお詫びするしかないけどね。

 

好き勝手書く割に小心者なのだ実は俺。

 

てことでまず前回懸案となっていた空気圧センサー(以下TPMS)の件を報告しようかね。

ディーラーからは俺の該当ホイールがセンサーバルブ装着非対応な上、

メーター内の表示解除も簡単に出来ないと聞いたのが先週までの事である。

 

201406121915032.jpg 

 

俺自身「非対応」の言葉がちょっと引っ掛かっていたのよ。

「装着不可」でない点がね。

 

早速エ○ケイ本社に電話して営業(設計?)担当者に聞くことに。

結論から先に書けば俺のRSM9はまず装着出来そうなのだ。

 

この条件の中で物理的な事だけで言えば基本的な部分はリム裏側の形状。

多くの2ピースや3ピースのホイールの場合この部分に凹凸や湾曲な形があり、

そうなるとこれは完全NGとなるらしいのだが、

幸い1ピースのRSM9はフラットな形の為に取付可能(だろう)という見解だった。

 

ちょっと歯切れが悪いのはこのホイールが発売された際にはTPMSを

前提にしていなかった(若しくは今ほど装着車が少なかったからか)ので、

オフィシャル的に各メーカーのあらゆる車種に対してわざわざマッチングデータを

取って保証することが出来ないからのような感じだった。

国内最大手ホイールメーカーE社にすればの車体メーカーとの関係もあるだろうしね。

方法論的には可能でもこれまたいつもの「自己責任の範疇で」と考えるしかない。

 

次にメーカーに考えを馳せるとTPMSの問題は車両側の条件もあるのである。

ホイール側(送信部)とタイヤハウス側(受信部)がセットである上に、

追加して装着が出来るかどうかは部品も含めてメーカーの基準に従わなければならない。

こちらは当然メーカー保証の兼ね合いもあるからね。

 

因みにT社(D社)の場合は本体標準分を含めて2セット(ホイール8本分)が

認められているのが判りホッとしたところさ。

 

メーターの異常警告の表示にイライラしながら運転するのに

もうストレス溜まりまくりの俺とすれば即注文手配したのは書くまでもないだろう。

 

ETCを車両にセットする時もデータ登録が必要だったようにTPMSの場合は

部品だけでなくセットアップ登録するのに専用ソフトが必要な為、

ディーラー以外のカーショップでは難しいかも知れないね。

 

但し俺が知らなかっただけでもうかなり一般的に認知されているTPMSだけに

汎用品も既に発売されており非装着車にも後付可能となってはいる。

http://www.pacific-ind.co.jp/products/car/tpms/01/

こちらはオー○バックスでも取り付けてくれるはずである。

 

欧米では新車装着が義務化されており、後追いが好きな日本メーカー、

いや市場性から考えると国内装着義務化も時間の問題だろうかね。

 

これについては装着後にまた報告させてもらいましょう。

因みに推定概算費用は4~5万円という雰囲気です。

 

いつも以上に前振りが長くなっちゃったね。

 

残りの中身が薄い物を更にどう伸ばすかという難題を抱えつつ本日はこれにておしまい。

ではまたっ!

 

(続く)


おつむテンテン・カンカン?

2015-03-27 12:37:00 | 日記

乗り込んで以前と同じスタートボタンを押して運転を始めると

誰にでも2つ、3つはすぐに判る大きな違いがあるのが判るだろう。

その全てが手放しで有難いかといえば俺の場合残念ながら半々というか

微妙なところだね。

 

まず良い点。

 

静粛性が全く違う車かと思うくらいに違う。

エンジンやシャシーの基本設計部分がほぼ変わってないのを考えると、

ドアなりフロアーなりの充填剤、遮音材が相当見直されたのだろう。

 

ゆっくりと走り出す際でも静かということが

却って速度が出ているように感じるのは錯覚だろうが不思議だね。

 

個人的には前の車でも耳障りとは感じてなかったのもあって、

静かななことははっきりと判るというだけで好みかどうかと聞かれたらどうだろう。

エンジン音も運転する為にはある意味必要な気がしないでもない。

40年足らず前に片岡義男も「100マイル過ぎれば・・・。」と言っていたように。

 

でもまあこれは10人いれば9人までは良くなったと判断するとは思う点だ。

 

次に乗り心地も大きく良くなっている。

ショックやサスペンションの減衰力が変わっているのは間違いなく、

ひょっとすれば巻き数、線径等も見直されているかも知れない。

 

単に固い柔らかいというだけでないしなやかさが感じられる。

トータル的に設計されたのだろう。

その出来は良く路面の段差を乗り越える時の振動は上手く抑えられているし、

かといって街乗り程度のコーナリング性能も然程犠牲になっているとは思えない。

 

T社(実際にはKYBかな)さん、やったら出来るじゃないの。

 

乗り心地の部分については前の車に装着のパフォーマンスダンパーを移植しており

厳密には完全ノーマルではないもののMC前後の比較と考えれば相対的には

良くなった傾向にあると断言できるだろう。

 

次に全く気に入らない部分。

ステアリングを操舵する際の重さ(軽さ)である。

 

今以上の高級車と呼ばれる車に乗ったことはないが、

ひょっとしてクラウンなんてこんな感じなのだろうか。

とにかく軽すぎるのだ。

 

当然パワーステアリングで尚且つ車速感応式なのは以前からそうなのだけど、

単に力が少なくて楽出来ると思うユーザーが多いのかね。

 

もう既にかなり自動化が進んだ車の装備、性能の中で、

唯一と言ってもよいくらいにドライバーがタイヤを経由して

路面の感触を得られるのはステアリングからの情報じゃないのか。

 

特に始動から低速発進する際には馬鹿じゃないのと思うくらいに軽い。

それが気に入らない割合がどれくらいかというのが問題だけど、

俺一人でないことを願いたいものさ。

 

これはあくまで推測の域を出ないことなのだけど、

そのステアリングの遊び、いわゆる効き始めるガタの部分も大きくなったように思う。

 

軽くなって喜ぶユーザーは先に書いた低速域の部分が

楽になり良いと思うのだろうけど、

こいつが中~高速域になるとまた悪さが顔を出す。

 

俺の運転が普通、まともだなんて言う気はサラサラないけど、

教習所で教えてもらった10時10分、9時20分の位置を

両手でハンドルを握る者ばかりでもあるまい。

 

右ひじを窓の縁に預けて片手で運転するようなダルな運転をしていると、

高速道では頻繁に進路の微修正を強いられることになる。

 

車速感応式とはいえ高速域もMC前より軽い上にその遊びが大きいとなると

直進時に知らず知らずのうちにどちらかに偏った力を加えているからだろうな。

それをしているのは勿論自分自身なのだがね。

 

 

個体差の部分かも知れないが気になる部分はまだ続く。

 

 

ブレーキである。

 

以前プリウスでリコール問題にもなった低速時の効き始めのタイムラグ、遅さである。

住宅街や狭い道で自転車や歩行者、また曲がり角から車が出てきた時に

ハッとしたのは一度や二度ではない。

 

全く効かないような問題のレベルじゃないので誤解はしないように。

グッと踏み込めば当然効くのだけど以前の車に慣れている者には驚く程なのだ。

 

AVV50の場合プリウス同様に減速時には充電する為に回生ブレーキが働き、

その後に油圧ブレーキが効くようになっているらしい。

 

コンマ何秒の時間だとか速度なのかどういうセッティングなのかは

メカ音痴には全く理解は出来ないが、

ステアリングみたいに遊び部分を増やしたのなら元に戻すのをお勧めするね。

 

今週初めにサマータイヤに戻すまでスタッドレスだったのも影響しているだろう。

俺の住む関西でなく北海道や東北のユーザーならもっと低ミュー路で走る機会が

多いだろうと考えるとヒヤッとする者も俺だけじゃないでしょ、きっと。

 

今週ミシュラン君に変わってグリップだけでなく制動性もましになったのが救いかな。

 

以前書いたようにこの車には空気圧センサーというのが装着されており、

それはホイールのバルブ部分に仕込まれた送信部とタイヤハウス内側にある

受信部で構成されている。

 

ホイールごと取り換えるのにこの機能が使えなくなるのは予想出来たことだった。

その圧力表示のアバウトさ加減を考えてもどうでも良い装備だよね。

表示部分は「---」となっているのは当然問題のないこと。

 

 R0000200.JPG

 

タイヤ交換して500キロくらい走ったかな。

すると今日突然この表示。

 

R0000201.JPG 

空気圧異常の表示であった。

問題ないのが判っていても常にメーター内に出てるのは鬱陶しいなあ。

表示解除については現在ディーラーに問い合わせ中です。

 

ちょっと手間を掛けてエアバルブだけ付け替えたら良いと思った方。

このバルブは特殊形状らしくどのホイールにも装着出来る訳ではないのである。

因みに国産最大手メーカーの俺のエンケイRSM9でも非対応。

役に立たないだけでなく汎用性もないような代物に益々腹が立ってくるなあ。

 

役に立たないのはまだ良いとして近年ではホイールのインチアップやダウンは無論、

スタッドレスとの交換にホイールごと取り換えるユーザーも結構いるはずなのに、

純正ホイールを使わなければ異常警告だなんてT社はどう考えているのだろうか。

 

 

結果的に以前の若隠居さんの疑問にお答えすることが出来た訳だけど、

500キロ走ってから出るのもどうなのでしょうかね(笑)?

 

 R0000204.JPG

 

このまま続けるとまたまた人生幸朗師匠が登場しそうなので

クールダウンして今日はこの辺りで一旦終わるとしましょかね。

どうしても注文ばかりが先に立ちボロクソみたいに書いてしまってるのは

獅子は我が子を谷に突き落とし、

可愛い子には旅をさせろと同義の解釈を願いたいものです。

総合点では良くなっており決してMC前に比べて悪くなったのではないのだから。

 

だがネタ的には次回は更にどうでも良い事ばかりになる気もするのである・・・。

 

(続く)


OOPS!

2015-03-14 18:00:00 | 日記

kantanfu-3.jpg

ある日の土曜日のこと。

 

得意先での打ち合わせを終えた私は外に停めた駐車場に向かって歩いていた。

ふと腕に目をやると時計の針は12時5分前を差している。

 

『ああもう昼か。あまり腹は減ってないけどコンビニで何か買っていくか。

けど何にしようかなあ・・・。』

なんて考えながらとぼとぼとした足取りで進んでいる時の話なのだ。

 

別に何も食べなくても問題ないし、基礎代謝が落ちてきてる実感もあるのに

何故か昼ご飯を食べなきゃなんて思ってしまうのは根が卑しいからかなあ。

食べなきゃ無理のないダイエットで本当はベストなのだけど。

 

あっ、遅くなっちゃったけど今回は一切車ネタじゃないのでご承知おきを。

前回までの続きはまたぼちぼちとそのうちに・・・。

 

敷地の広い客先から外来駐車場までは300メートル程度の市道になっていて、

道路幅は約6メートル。

その片側に2mの歩道があってそちら側は畑や田んぼが点在する中に

一般の住宅がパラパラ並ぶどこにでもある郊外の風景である。

 

駐車場までほぼ半分くらいの距離まで来た時に

ハイツの前で一人の少年が歩道に立っているのが見えた。

ジーパンの上に黒のジャンパー姿でごく普通の服装だ。

背丈はもう十分大人並みだが華奢な体の線の細さがまだ子供だと判る。

 

そうか今日は学校は休みだったか。

 

だが段々と少年に近づくにつれ何となく妙な雰囲気がする。

そのハイツの中を覗くようなそぶりは少しばかり挙動不審。

何か変だという以外、特に問題行動でもないしさっさと行き過ごすとしよう。

 

その少年との距離が10メートルに迫ろうかというその時、

こちらを振り返った少年と目が合ったその瞬間、

猛然とこちらに向かってダッシュしてきたのだ。

 

おっ、な、なんだなんだ!

 

私の目の前で突然ジャンパーのチャックを降ろし、

下のセーターの肩を突き出してきたのだ。

そうあの遠山の金さんが白州で見せるキメポーズのような形で。

 

江戸町奉行・遠山金四郎景元なら当然

「おぅおう!この背中の桜吹雪が手前等の悪事を見通しだぜい!」とかになるのだけど、

少年のセリフは違っていた。

 

「スリスリして下さい!」

 

はぁ?それ何?

ラッスンゴレライどころでないのは間違いない。

 

更に自分の肩口を私に見せつけるように続けてまた

「スリスリしてくださいっ!!」

 

彼の肩を見ても何か不具合があるようには思えない。

というよりこの通常あり得ない状況にどう対処すべきかを考えるのが先決だな。

 

どう考えても普通でない精神状態なのだろうが、

幸い何か武器を持っているようでもない。

決して腕力には自信はないがこの相手なら最悪強行突破は出来そうだなんてことも

頭の片隅に入れながら

 

『一体どうしたの?どういうことなの?』

と問いかけてみると、

 

素直に聞き入れてもらえなかったからか

少年は顔を真っ赤にしながら両手を握りしめブルブル震えるようになったきたのだ。

 

そして震える声で絞り出すように再度

「すりぃしゅりぃしてきゅださぁ~い~!」

 

このまま押し問答をして更なる変化を待つ余裕は流石にもうない。

赤ん坊のひきつけにも似た状態を見れば意味は全く理解できないまま、

 

『判った判った。ほらこれで良いだろう?』

彼の肩を何度か擦ってやったのさ。

 

すると不思議なことにさっきまでの興奮状態は収まり、

私に何を言うでもなくクルリと背を向けてまたハイツの方向に歩き出したのだった。

 

敵わんなあ、おいおい私もそっち方向に行くんだけどね。

 

ふらふらとした足取りの少年を一気に抜き去り

駐車場に向かったのは書くまでもない。

 

離れた車中からしばらく様子を伺っているとブツブツと何か独り言を呟きながら

やはり何処に行くでもなく徘徊するように少しづつ歩いて駐車場横を通り過ぎて行った。

 

a1030_000056.jpg 

 

実のところ最初の台詞を彼が発した瞬間は新興宗教の新手の勧誘かなんて思ったくらい。

冷静になって改めて考えてみれば彼は知的障碍を抱えた少年だったのかも知れない。

家族や身内にそういう者がいる人たちにとっては私が思うより遥かに辛くて大変なことだろうとも思う。

各家庭で管理監督する義務の必要性はいまさら言うことでもないだろう。

しかし認知症や介護の例を出すまでもなく個人で出来る範疇には限界があるのも事実。

 

では私を含めた殆どの者にとってどういう対処が一番良いのだろう。

今回はたまたま事なきを得ただけで自分自身も必ずしもベストだったとは思ってはいない。

但し私が今日体験したことは特別珍しいことではなく、

誰にも起こり得る日常の一場面ではないかと思うのである。

 

少なくとも一瞥するレベルでは健常者との差異を見出すのも困難だろうと思う。

また知的障碍者と精神異常者とはどう違うのか?

見た目や外観でそれを判別できるのか?

 

最近新聞の社会面を賑わせる事件や事故。

そういった者達が関わるものも少なくはない。

 

さて他人事ではない当たり前の出来事とするならば我々はどう考えてどう行動すべきなのだろうか。

そんなことを考えさせられてしまうある一日だった。

簡単にこれが正解なんて言えないのかも知れない。

だけど何か考えなければならないのは間違いない現実で

自分には関係ないと目を逸らすのが一番いけないような気がするのだ。

 

現代社会で「無関心」というのは最早それ自体が罪ではないのか・・・。


かいぐり、かいぐり離乳有

2015-03-08 18:05:00 | 日記

では早速乗り込むとしましょう。

 

いきなりすぐにMC前のAVV50オーナーの殆どはMC後の車との違いを

実感することになるだろう。

 

閉めたつもりの運転側の扉が半ドアになってしまうのさ。

乗り換え当初はほぼ毎回、1か月経ってかなり慣れた(慣らされた)今でも

3度に1度はそうなってしまうもの。

 

これは気密性が上がったからなのは間違いないところだが、

ひょっとすれば今回オプション装着したドアエッジプロテクターも関係あるのかも

知れないね。

R0000161.JPG 

 

流石に純正品は色合いといいフィット性、仕上がりも良い。

前オヤジ号のカーショップで購入した汎用品を装着していたのと比べても、

その見た目や高級感もかなり違うのがはっきりと判る。

 

価格は2本セットで税込2700円、一台分で5,400円はコスパは高い。

MC前にも装着出来ると思うので気になるオーナーは検討してはどうだろうか。

工賃は別途必要であるがガズ友の皆さんならDIYも可能な物である。

 

基本的に室内の艤装系装備はMC前とほぼ同じで違和感を感じたり、

操作しにくい部分はあまりないだろう。

唯一運転席に座ると目に入ってくる違いはインパネ内のメーター表示が

大きく変わったのと4スポークから3スポークに変更されたステアリングである。

R0000162.JPG 

 

ステアリングに関しては4スポークだろうが3スポークだろうが

デザイン的に私個人はどちらでも良いのだが、

その質感がかなり良くなったのが嬉しい部分だ。

ステアリングが革製と判別出来るレベルまでは向上しているのである。

 

手が直接触れる革巻き部。

以前はもしかして発砲ウレタン製じゃないのかと思う程度の物だった。

疑るみたいに何度もカタログを見返したくらいさ。

 

比べるのはナンセンスというなかれ。

レクサスの革巻きを見れば質感、高級感が全く違うのが判る。

コストカットの厳しい自動車業界でカイゼンT社も例外ではない。

やはり車格に合わせてその価格なりの商品展開せねばなるまい。

 

ではグリップしてみた感じはどうかと言えば確証は持てないが

握る部分の太さは若干細くなったように感じる。

異形な10時10分の位置でなく真円に近い部分である。

それもまあ直径で1ミリ以下のレベルだろうか。

この部分はMC前の方が良かったのに・・・。

 

またホーンパッドの左右両側にあるオーディオやハンズフリーのSW類も

以前はプラモデルのように見えるのっぺりした黒い安っぽい物だったのが、

ようやく本体価格300万円超の乗用車の室内に相応しい樹脂に仕上がっている。

 

グローブボックスやコンソール周辺の木目もカタログ写真では派手になったみたいに

見えて???と思っていたのだけど意外や意外。

以前の物と違い木目にカーボン調が加わったちょっと凝った物で落ち着いた

大人の嗜好に合ったような雰囲気になっていた。

 

コンソール部に目をやると以前は小物入れ(100V、USB電源つき)だった所が

ゴムの置台みたいになっている。

「おくだけ充電」というものらしい。

調べてみるとこれはNTTドコモのワイヤレス充電機能のことである。

これもどうなのだろうか。

偶然ドコモユーザーの私ではあるがガラケーで対応していない上に、

その対応機種はかなり限定されているのだ。

最近はauやソフトバンク等の他のキャリアユーザーも多いだろうし、

肝心のドコモ自体が2014-2015新モデルでは既に「おくだけ充電」対応機種を

1台も発売していないのは一体どういうことなのだ。

一部の情報では充電効率が悪いので時間もかかるからなんて話も聞く。

 

 

R0000156.JPG 

やっぱり以前の小物入れで良かったんじゃないの?

運転中に口にするガムとかちょっとした物を入れておくのに便利だったけどね。

 

ギミックに凝るのは結構だがT社がこの車をどんなターゲットユーザーとして

設定しているのか担当者に問いたい気がするな。

最低限オプション設定にすべき物じゃないのこれって。

 

それともドコモとタイアップする目算が外れたのかね・・・?

だとすればもうあの大師匠に出てきてもらうしかあるまい。

 

 

508085.jpg 

 

そうそう今回同じAVV50に乗り換えるのに前オヤジ号に装着した物は

出来る限り流用させてもらったのは個人的にはかなり有難かった。

レカロやボディダンパー、スロットルコントローラーは勿論のこと、

ヘッドライトやフォグランプの球もそうで熱線内蔵のブルーミラー(ドアミラー)、

KAROのフロアーマットも換装済である。

新たに加えたのは折角の新車記念でもないけどホーンをセンチュリー純正から

定番のレクサス600h純正にしたのとレーダー探知機を新調したくらいだ。

 

エンジン始動ボタンを押すと浮かび上がってくるインパネ内の表示類は

全くといって良い程に様変わりしている。

表示機能は遥かに豊富になっている。

どこまで使うかなのだろうけど、これも慣れの問題だろうね。

内側上部のメッキ加飾だけは私の好みではないがね。

R0000160.JPG 

http://toyota.jp/camry/interior/equip/

 

新たに加わった機能のひとつに4輪のタイヤ空気圧が運転中に

表示されるという「TPWS(タイヤ空気圧警報システム)」という物がある。

 

未だにキロ感覚が強い私にとってキロパスカルというのはまだ馴染めないのは

どうでも良い話だったな。

単にキロの100倍の数値に置き換えるだけなのだから。

 

TPWSという機能はどうも正確な空気圧をリアルタイムで

確認できるような物ではないのは確かである。

というのも高速走行の頻度が高い自分にはガソリン給油の際に小まめに

チェック(若しくは充填)しているのだが、

2.6キロ(260KPA)となるはずが相対的に1割程度高めに表示されるのである。

いくら高速道は高めにセットといっても常時290~300KPAが表示されるのは

ちょっと不安になってしまう。

リアルタイムで表示される数値の正確性はかなり適当というしかない代物である。 

 

取説には記載されているのかも知れないが「タイヤ空気圧警報システム」という

名前の通りこいつは4輪にパンクや異常な空気圧の大きな変化があった際に

お知らせするというだけの機能なのだろうか?

流石はトヨタさん、ご丁寧というかご親切に有難う・・・と、

 

 

言う訳ないやろっ!

 

そこまで酷くバーストやパンクすりゃ空気圧以前に判るに決まってるわい!

てなもんでこれらの追加された表示機能については手放しで全てが良いとは思えない。

あくまで表示機能の選択肢が増えただけで基本的にはMC前とは大きく違いはないと

考えてもらう程度で良いだろう。

 

色々と文句ばかり書いたみたいになってしまったけど総じて質感は向上している。

元々素地というのか総合点が高い車だけに細かい部分の不満が残念なだけさ。

ダラダラと書き綴っているのでまたまた長くなってしまったね。

 

そのうちには車も走り出すとは思うのであるが・・・。


ちょ~ち~、ちょ~ち~、あ・ば・ばぁ~!

2015-03-04 18:00:00 | 日記

R0000139.JPG

去年の秋にマイナーチェンジしたAVV50(カムリ/アルテイス)。

 

約1ヶ月で走行距離も3000キロを過ぎ、

前車との違いや新たな発見などある程度は判ってきたのもあり、

遅まきながら新オヤジ号のインプレッションレポートといくとするか。

あくまでも私の超主観に基づく感想であり万人向けでないのは

ガズ友の皆さんにはご理解いただけるだろうと思う。

 

また残念ながらマイナー最大とも言える程の変更点である安全装備、

ブラインドスポットモニターやミリ波レーダーを用いたプリクラッシュ

セーフティシステムやクルーズコントロール、車線逸脱警報の

レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム等は

我が愛車には装備されてはいない。

 

これらについての評判や感想を読みたかった方には申し訳ないが、

これ以降は読むだけ無駄。

即時お帰りいただくことをお勧めすることも併せて最初にお断りしておく。

 

理由は単純明快、以前に書いた通り。

モデリスタのグリルを装着することを選んだからなのだ。

レーダーセンサーがグリルのTマーク内蔵の物しかなく、

それ以外に選択の余地がないからなのである。

それくらいにモデリスタエアロ仕様に拘ったとも言える。

 R0000154.JPG

 

見栄え、外観上の満足度はそれ故に非常に高い。

ノーマルのままでも以前とは大きく変わったのがフロント周りの形状だ。

 

格子状に開口されたフロントバンパーは良くも悪くもスポーティ。

モデリスタの場合更にその迫力を強調されているのが判るだろう。

地上最低高が約40ミリ低くなり精悍に見える格好良さには

それ相応に多少は犠牲も払わなければならないのは購入後に判明した事だった。

 

実は我が家はかなり傾斜地に位置していて

毎日自宅を出て幹線道路までは必然的に急な坂道を降りることになる。

ルートは主に3本あり比較的空いている真ん中を常用していた訳だが、

最後の平坦地に出る瞬間に「グニュ(フニュ)」とした異音が発生する。

 

そうクリアランスの余裕が無くなったせいで

フロントバンパー下部が地面とほんの少しだけ擦るのだ。

比較的衝撃は少ないものの新車で毎回そうなるのも嫌なもの。

幸いなことに残りの2ルートは擦らないというのは微妙な勾配、角度の差があるのだろう。

今では多少遠回り(車で1~2分)して他のルートで迂回するはめとなった。

 

簡単に思いつく対策とすれば足廻りの減衰力を上げるくらいしかないが、

これも前車の時に調べた際に現在汎用で発売されているダンパーや

スプリングの殆どは所謂車高調と呼ばれる車高を下げる物が殆どであり、

それでは全く逆効果になってしまう。

 

私の知る限りでは車高調でないのはエナペタルの特注品しかなかったが、

20万近い金額に加えてノーマルのショック(ケース)が別途必要となれば

現実的にはやはりちょっと考えてしまっていたのである。

 

今期待しているのは国産最大手のショックメーカーであり、

世界シェアでもNO.2のカヤバのNEWSRシリーズ。

http://www.kybclub.com/street/NewSR/index.html

こいつはレースやスポーツ走行に特化した物でなく

ノーマルに物足りない程度のストリート走行用に開発されたモデルである。

 

因みに純正のAVV50のショックもカヤバ製なのをオーナーの皆さんはご存知だろうか。

当然形状やフィッティング性については何の心配もないのは書くまでもない。

これがようやくというのか今年6月に発売される予定である。

MC前の車も適合なので興味のある方は検討されてはどうだろう。

 

AVV50オーナーならゴツゴツとした乗り心地は気になる一つだったかも知れないね。

これ以上硬くなっては堪らないなんて懸念は無用。

今回のマイナーではおそらく相当にユーザーの意見を取り入れたのだろう。

サスに関してはもう無限といえるくらい色々なセッティングがある中で

絶妙なチューニングが施されているのである。

 

勿論減衰力は多少弱められてはいるのだろうが、

単に硬い、柔らかいという言葉は決して適切な表現ではない。

我々はつい悪い癖で机上のスペックのみで論じてしまい、

やっぱり「ダブルウィッシュボーン」でなければとか「マルチリンク」じゃなければみたいに思いがちなものだが、

レース等の極限レベルの走行でなければ意味がないのも改めて感じるところだ。

 

同じ4輪ストラットという形式のままでもここまで違うというのは

やれば出来るじゃないかとT社を褒めるべきなのか、

それとも今まで何をしていたのかと文句のひとつも言いたくなるのが

MC前オーナーの声ではないだろうか。

 

もしMC前のユーザーで今の乗り心地に不満があるなら純正のMC後の

ショックに交換するのも良いかも知れない。

少なくとも私が以前ベストカムリストに選んだN氏は昨年10月に既に換装済である。

http://minkara.carview.co.jp/en/userid/223361/car/947781/6474183/parts.aspx

 

話を戻してT社オプション品のモデリスタエアロ。

http://www.modellista.co.jp/product/camry/modellista/index.html

これには単品購入は無論可能であるが割安なセット品でキットAとBがあり、

違いはリアのスカート(A)とスパッツ(B)。

迷うことなく私はキットBを選択。

 R0000142.JPG

実はAのスカートを選択するとブラインドスポットモニターが

装着出来なくなってしまうのだ。(注1)

前後の障害物を音とランプ表示で知らせてくれるこれは前車でも

とても役に立つスグレ物だった。

クラウンやレクサスのようにセンター部にはそのセンサーはないものの

四隅で障害物を検知する機能には重宝どころか、

あってもぶつけたりしていただけにとてもじゃないがこいつを省く訳にはいかない。

これに単品設定のグリルとリアトランクスポイラーがモデリスタ製である。

 

概ね大満足のモデリスタエアロにも細かいどうでも良いレベルでは

不満な部分もあるのも書いておこう。

カムリ用エアロキットには純正色塗装済み品の設定が3色あり、

オヤジ号のシルバーメタリック、パールホワイトにブラックマイカ。

フロント、リア共にノーマルバンパーの上から被せて固定するのに

使われているビスが黒の焼付塗装品なのだ。

 

気になり出すとその色合いの不自然さが案外目立って見えるから不思議なものだ。

タイヤハウス内側からチラチラ見える違う黒色は少々興醒めになる。

気が向けばビスをシルバーメタに塗り直したいくらいさ。

安くない追加費用を払っている身になれば天下のT社にはそこまで拘って欲しいのが本音でもある。

モデリスタがカスタマイズカーを標榜するならそれは尚更ではないか。

 

エアロ以外で傍目でも違って見えるのはヘッドライト下部にLEDのデイライトが装着されたことだ。

昼間点灯の効果については種々言われているが、まだ慣れない私にとっては飾りという感覚しかない。

バンパー内蔵のフォグも殆どそれに近い機能しかないのが嫌で、

実は前オヤジ号の時に早々にLEDAの物に交換していたのをそのまま今回移植している。

2本で4200ルーメンのこいつはかなり実用的な物だと思う。

http://autosite.jp/SHOP/leda_la02_fog.html

 

外観上はフロント廻り以外は大きく変わってはいないものの、

細かい部分ではリアのテールランプの配色やストップランプもLEDの数がさり気なく増やされていたりする。

 

アルミホイールも一瞥すれば以前と似たようなスポークタイプなのだが、

じっくりとよく見ればスポークのエッジが大幅に外側に面が取られており、

洗車やWAX掛けには手の指先が届いて非常にしやすくなっているのは横着者の私には有難い。

 R0000152.JPG

ふと気が付けばまだ車に乗り込んでもいないままで

肝心の走行面での報告が一切出来てないのは承知の上で、

そろそろご隠居あたりからは長すぎて読めないと苦情が出る頃だろう。

 

今日はここいらで終わるとしまひょ。

続きはまたぼちぼちと・・・。

 

(注1)オプション装備選定時にブラインドスポットモニターとコーナーセンサーを勘違いしたもので、

      コーナーセンサーはキットAを選択しても装着可能でありました。

      若隠居さんのご指摘により注記訂正しておきます。