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世界最大級の自動車製造メーカー

2016-09-22 18:35:00 | インポート

フォルクスワーゲン、いやGMかなんて考えた方、

私の天邪鬼な性格を読みすぎですよ、そりゃ。

 

たまには素直に皆さんご存知の通り、

ごくシンプルに思い浮かぶ、

私も愛車でお世話になっている自動車メーカー、

そうあの「トヨタ自動車」のお話である。

 

このガズーの運営母体でもあるね。

 

昨日アップした記事と一緒に書くつもりが案外長くなってしまたので新たに投稿したのは昨日書いた通り。

だけど内容は全く前回記事とは関係ないのも毎度の話なのもお判りでしょう。

ただ昨日の記事からここに繋げる話を加えると更に結構な文量になって

某ご隠居辺りから苦情が来る前に回避するのも多少は学習能力が機能したのではと自負するところさ。

 

最近ちょっと気になるトヨタ関連ニュースが連続で飛び込んできたので記事にしただけのことなのよ。

 

 

まず最初は以前別商品で書いたオカルト系商品についてだ。

 

まあ色んなメーカーがあの手この手で発売し、

燃費が向上とかエンジンパワーのーアップ、中には乗り心地が良くなる等、

真実であればこれはユーザーにとっても有難い話である。

 

だがその効能の理由が今一はっきりしない、科学的でない物も多いのも事実で、

多少効果があったかなという程度ではひょっとしてプラシーボかもなんて

思う者もいるだろうし、

 

ネット上で否定派からはそんなにコストパフォーマンスに優れた物なら

とっくに大手自動車メーカーが採用しているはずだという意見が多い。

だから非科学的でオカルト商品なのだと結論づけられているのである。

 

 

今年の7月初めマイナーされた86の試乗会見でのこと。

開発を担当したチーフエンジニアの多田哲哉氏から驚くべき発言があった。

 

何とアルミテープを貼るだけで空力性能が上がり、ハンドリングや路面追従性、

乗り心地も良くなるというのだ。

 

素人の私には正直よく判らないがトヨタの説明によると

「空気は+に帯電しており、クルマは走行することで+帯電をしやすく、

これにより車体まわりの空気を引きはがす力が働き、

空気の流れが乱れるため十分なエアロダイナミクスを発揮することができない。

それをアルミテープによって放電し空気の流れを整えることでタイヤ接地性の向上やロール制御、

ヨースタビリティ、操舵応答などに効果をもたらす。」のだそうな。


p1.jpg
 

9月に入って一部マスコミやマニアックなユーザーにも結構知れるように

なって来たのだが既にこれはVOXY、ノアにも純正採用済みなのだ。

「モールディングテープ」という名称でトヨタ純正部品として発売されている。

 

86に合わせて大々的になったのはトヨタが国際特許も取得したタイミングに合わせたようだが、

各メディアの辛口評論家から御用記者まで一斉に手のひらを返したような

劇的効果を認める記事を載せているのは今まで散々オカルトだ、

プラシーボだと書いていた恥や謝罪はないのかとさえ思うのは私だけだろうか。

少なくとも多少の良識があれば知らなかったこと間違っていた考えが判れば

正直に御免なさいするべきだと私は思うのである。

いや、皮肉を込めて書けばただ「トヨタ」というブランド名にプラシーボされただけなのかもね。

 

潜れば多くの記事がヒット出来るのであるがその一例でも紹介しておきます。

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1609/20/news042.html

 

またトヨタによると市販のアルミテープでもそれなりの効果があるので

誰にも試して欲しいとのコメントであるが同じ目的で販売されている

他メーカー商品に特許を盾に販売停止を求めるようなセコイことは

天下のトヨタはしないと信じたいと書かせておいてもらおうとしよう。

 

 

お次は私自身も拘りのあるシート。

この写真をご覧いただきたい。

 

 001.jpg

 

これはレクサスが先日発表した新コンセプトシートで9月26日から10月16日に開催される

パリモーターショーに「Kinetic Seat Consept」として出展される物である。

http://newsroom.toyota.co.jp/en/detail/13490539

 

 

最大の特徴は乗員身体にかかる負担を軽減するという点でレクサスによると

「乗員の腰の動きに合わせてシート座面と背面が動き、歩行やジョギングに

近い人体の動きをシート状で実現する。これにより旋回時や凹凸のある路面を走行した際、

乗員頭部の動きが抑制され目線が安定し、運転しやすさや快適性が向上。

また腰の動きが身体に適度な刺激を与えるため、長時間運転の筋疲労を抑える。」とある。

 

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この説明文を見てご隠居やオジジさん辺りなら何かピンとは来ないだろうか。

 

そう、私の愛用するシート「ミューレン」の開発コンセプトと殆どと言って

良いくらいに同じなのである。

http://www.jetset.co.jp/mulen/mindex-rs3.html

 

 

頭部を動かさない為にガッチリとホールドするのではなく、

シートの座面と背面を独立した形で撓ませる、

その為にそれぞれネット状の物を使うことによって振動を吸収し、

疲労軽減になるという点である。

 

いわゆるバネを使わないというのも考え方は同じで、

ミューレンの場合3D-NETと呼ばれるポリエステル系の繊維を編みこんだ物で、

レクサスの場合は人口蜘蛛糸素材「QMONOS」という物を使っている。

 

当然トヨタも先行販売されているミューレンについても事前に購入し分解して強度や撓み方などを

調査、研究した上で特許や実用新案的な法的部分もクリアしていることだろう。

開発グループとは別におそらく弁護士資格のある社員が何名もいる法務部門もある会社だけに

そんな点は心配には及ぶまい。

 

良い製品を開発していく中で似たような設計になることはあり得る話で

最大手の自動車会社がどんどん広めていってくれることを期待したいと思う。

以前から書いているようにシートといえばいつまでもレカロ一辺倒では

自動車大国と言われる国の人間としては情けないじゃないか。

 

私が懸念するのはトヨタでなくレクサスとして発表した点である。

物凄く良い物だから値段も高いよ、レクサスにはオプション装着しましょうか

なんて感じの展開になりはしないかということである。

 

サーキットやワインディングロードを疾走するような走り方はレーサーや一部のマニアであり、

大部分の運転者が快適な走行を望んでいるのは間違いなく、

そうであればクラウン、カムリはいうに及ばずカローラ、ヴィッツ、パッソに

至るまで標準装着するようになってもらいたい。

 

まあ、私が指摘、要望せずともマーケティングリサーチなんかも十分に行われているはずで

これが私の単なる杞憂に終わればそれはそれで結構なことだと思うのではあるのだが・・・。

 

(了)


う~ん満足マンゾク!

2016-09-21 12:36:00 | インポート

先週の金曜日(16日)は帰宅してすぐにいつもは観ないテレビの前に陣取った。

勘の良い人はお判りかも知れないね。

 
WBC世界バンタム級タイトルマッチの放映があったからである。
 
ちょいとばかり知ってる青年だった山中慎介が王者になって以来いつも応援しているのだ。
 
 
spo1509220028-p2.jpg 
 
 
プロになってからは通算2826勝無敗(2引き分け)の素晴らしい成績で、
 

特にタイトルを獲得する前後のKO率は抜群で「神の左」なんてキャッチコピーまで付けられて

今やボクシングファンならずとも全国区の知名度である。


 

王者になった年齢も若くは無かったせいもあり(現在33歳)、


今回が11度目の防衛戦になるがその相手も先を行き急ぐように

ランキング上位の選手とばかり対戦することも

防衛記録だけ優先するようなマッチメイクするのでないのも人気の一つだろう。


 

実は彼の夢はアメリカ(ラスベガス)でのビッグマッチなのである。
 

だがここ2試合ばかり神の左も不発がちな判定勝ち

口の悪い者からは限界説まで出る始末さ。

 
この日の相手は同級ランキング1位、前々回に微妙な判定で辛勝したモレノ。

 

こいつは正真正銘に強い選手だ。


 

長年WBAのバンタム級やWBCのスーパーバンタム級のタイトルを保持していた。
 

WBAと言えばあの亀田興毅も同じバンタム級王者であったのを覚えている者もいるだろう。

亀田はWBAから統一王者戦の指名を受けてすぐに階級を変更し

タイトルを返上した相手がこのモレノだったのである。


 

戦績も41試合36勝(12KO4敗、1引き分けで
 
4敗の内の1つは前の山中戦だが特筆すべきはKO負けは0


相手が打ち込もうとした時にはもうそこにはいないという喩えであるが、

付けられたあだ名が「幽霊」。それくらいディファンスに長けた選手といえる。

 

試合会場はエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)で、

地元(滋賀県湖南市)応援団も大勢駆けつけている。

うち会社の連中もも何人かは現地で観戦しているはずだ。

 

ところが試合が始まると先の判定負けの教訓からか

今回は珍しくモレノが1回から鋭い攻めを見せた。


ほぼ109でモレノに有利な採点がつくだろうと思われた1ラウンドもほぼ終盤、

いきなり山中の左フックが当たりダウンを奪う。

応援するこちらは山中のKOを期待しつつも相手も歴戦の実力者、

見るからに実力伯仲で簡単に山中も攻め込むことが出来ない。

 

そうこうしている間にラウンドは4回、今度はモレノの右フックが炸裂、

堪らず山中がダウンを喫するはめに。

効いているのは間違いなくかなり足にもきている様子で危ない状態。


次の5回も右をもらいぐらついたものの何とか踏ん張ってダウンはせずに済む。

この時点での採点なら五分五分か1ポイント程度はモレノだっただろう。

 

ところが6回、ついに山中の神の左ストレートが爆発。

パンチが当たって吹っ飛ぶくらいにまともに強烈なのを食らっては勝負有った。

 

ダメージの残る7回に2回目のダウンをした際にレフリーによるTKO勝ち。

モレノ自身にとって初のノックアウト負けである。

 

こりゃあ痛快だったね。

やっている選手には申し訳ない、山中を応援する立場ではあるけれど、

紙一重の真剣勝負のやるかやられるかが格闘技の醍醐味だと改めて思う。


山中がKO勝ちして何の文句もないのだがディフェンスの固いモレノが

何故最初から攻撃的に打ち合ったのか非常に不思議だった。

 

ヒントは試合後のモレノのコメントに現れているのではないかと思う。

「お互いパンチの応酬でいい試合だったと思う。

私は明確に勝つためにリスクを負って戦った。

山中はグレート名チャンピオンで素晴らしい左を持っている。

それが私にコネクトした。」と述べている。


山中が意図したのでは決してないだろうが、

相手が打ち合いたいと思えるくらいに両者の実力が拮抗していたのではないだろうか。

柔道や空手、剣道などの格闘技でも実際に技を掛ける以前、

つまり対峙しただけで互いの力量が解るという話を聞いたことがある。

ましてや彼らは一度対戦しているのだから。

 


 

この紙一重に勝てる力があるうちに早く山中の夢が叶えばいいなあ。

そうそう、地元で試合があるうちに今度は一度生で観戦しに行こうかね?

今回みたいな試合だとリングサイド席も値打ちがあるというものである。

TV中継を見逃した方や再びあの興奮を味わいたい向けには以下をどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=BiApHiDSamw

 

実のところいつものようにこの流れから

ある気になる自動車会社の話題へ移るつもりだったが、

山中話が弾みすぎて思いのほか長くなってしまった。

このまま続けるのも間延び必至である。

その話はまたの機会に書くとするか。


 

ゆぅえいちわん

2016-09-03 12:21:00 | インポート

 

R0000435.JPG 

今年の夏ももう終わり暦の上では既に秋になってしまった。

 

それにしても近年異常な気象で素直に四季の移ろいを楽しむ気分にもなれない。

 

今年は特に顕著で春の熊本から始まった地震。

火山活動が活発な島国の日本で地震自体は珍しいことではない。

問題はその地震の形態が過去の殆どの地震と違うという点なのである。

 

数少ない例外があの阪神淡路大震災や東日本大震災。

S波が極端に少ないないP波だけの波形はどう考えても異常である。

今回の熊本でも本震より次に来る余震の方が大きいのもそう。

 

地震だけでなく台風も一体どうなっているのだろうか。

今年は発生件数が全くといってよいほど無く、

6月までの日本上陸件数に至ってはゼロだったのが8月になった途端に

立て続けに4連発。

 

10号なんて関東沖にきたものが沖縄まで下がって再び東北に向かったのは

もうとてもとてもアンビリーバボーではないの。

 

いずれにしても自然現象だけではない要素はあると思うしかないねえ。

 

暑さも私が子供の頃と質、気温自体が全く変ってしまってる。

夏日、真夏日までは判るとして猛暑日なんていつ頃出来た言葉だろうかと

調べてみれば2007年、まだ10年程前なのだ。

 

救急車で運ばれるくらいの熱中症も増えて当然だよね。

 

なんてブツブツ言いながら過ごした今年の夏は根っからの貧乏性と不精で

たまにゴロゴロしていた日があったかという程度で

家庭サービスどころか休みを取って出かけるなんてのは全くない。

 

ある一日を除いて。

 

 

「ねえオヤジさん、今度ヘリに乗りませんか?」

と話を振られたのは近所のラウンジのカウンターで焼酎を飲んでたある晩だった。

声をかけてきたのは店の常連でもあるNさん。

日本最大手の清掃関連会社のフランチャイズ店舗を何件も経営する社長さん。

 

推定年齢はご隠居やsettaiさん程度のまあ私にとって人生の先輩なのであるが、

彼は若い頃からJCの会長とか色々と本業以外の肩書きが多く、

今でも商工会だとかロー○リークラブの役員なんかもしてるみたい。

いわば地元の名士とも言える人物だけに一方的に昔からこちらは知ってはいたけどさ。

 

数年前ある仕事がらみで面識を得ることがありそれ以来何故か懇意にしてもらっている。

外交的なのは勿論、偉ぶることの無いざっくばらんな雰囲気は

人間的魅力にも通じる部分がある気がする。

加えていつもパリッとスーツを着こなし見た目もすらりとスマートとくれば

金も使っているだろうが女性にもモテルだろうな。

 

たまたま隣に座って会釈した私に突然声掛けされたのが先の台詞。

 

「いや、自衛隊のヘリコプターですわ。乗ったことあります?」

そんなん普通の市民の殆どは乗ったことないでしょが。

自衛隊どころかヘリコプターに乗ったことのない私。

 

聞けば彼、地元の自衛隊協力会の会長もしており、

もし良ければ一度どうですかと誘われた訳だ。

 

※自衛隊協力会とは全国の駐屯地を中心として市町村単位で数多く存在する民間団体で、

  主に自衛隊活動への理解と支援や協力、親睦を目的とした活動を行っている組織なのだ。

 

日常の自衛隊の活動を広く市民に知ってもらうことを目的として

「体験搭乗」という行事を開催しているらしかった。

 

日頃世話になっているN会長の勧めもあり断りきれなかった私は実は高所恐怖症。

飛行機では一気に雲上に上がるのもあるし酒でも飲むか眠っていれば

然程問題ないレベルなのだが、

観覧車とか高層ビルなんてのは下を見たら落ち着かなくなってしまうのよ。

若い頃のデートでは全くそんなことなかったのにね。

まあ肉体、いや精神もかなり劣化している上、

当時とはその目的意識も全然違ってしまってるからねえ。

 

 

8月の初旬。

その日は最高気温が何故か兵庫や大阪の市町村が全国ベスト3に入るくらいの連日猛暑日の土曜日。

 

地元の駐屯地まで行き、そこからは自衛隊のマイクロバスで大阪八尾の駐屯地までの

往復送迎はよく利いたエアコンで暑さを忘れるくらい快適な道中だった。

 

集合場所に行ってみるとN会長は飲み物差し入れだけで参加しておらず、

代わりのNさんの息子、孫なんてNファミリー勢ぞろい。

他にも小学生の子供が目立つのは夏休みだからというのにようやく気づく。

 

この日は関西各地から搭乗希望者を募っていたようで八尾の会場は人が一杯。

多少の融通があったのかその中で一番早い順番に入れられたのは助かった。

猛暑日の最中さっさと済ませてクーラーの効いた部屋に戻れるからね。

 

 

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UH-1と呼ばれる国防色のヘリコプターは搭乗人員10数名。

八尾から出る体験搭乗コースは1つは時計廻りに西の大阪湾から

阿倍野ハルカスを臨む方と東の奈良・生駒方面に向かう反時計廻りの2通り。

 

私は前者のコース、乗り込んだのは前運転席の2名と補助の隊員1名以外は

私とNファミリーだけの5名だけだったのは会長の顔なのだろうか。

 

自然換気の室内は思ったより暑くはなく天井からのベンチレーター吹き出し口からの

風も冷たくはないが不快でもなかったのは意外だった。

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上昇速度が思っていたより速いのも乗って初めて判った点だね。

すぐに眼下には先の世界遺産の選に漏れた「古市古墳群」が見える。

今回は一般公開行事ということで写真撮影もOKで一応デジカメ持参はしたものの

積極的に撮るような余裕もない。

何度も書くけど高所恐怖症なんですから。

 R0000433.JPG

遠慮してると見られたらしく補助の隊員からどうぞ窓際から撮ってくださいと席を譲られる。

要らん気遣いやっちゅうねん!流石に放っといてくれとも言えず何枚かだけパチリっと。

 

正味時間約20分の体験搭乗はあっという間でハラハラドキドキの初体験は無事に終了。

 

こんなことのあったのが数少ない今年の夏の思い出かね。