車好きオヤジのブログ

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ご安全に

2013-06-28 13:14:00 | インポート

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バイクを運転中、京都府警の速度違反取り締まりで反則切符を切られたのは誤りとして、

京都市左京区の弁護士中井俊輔さん(33)が府を相手に優良運転者用の免許証の交付を求めた訴訟の

控訴審判決で、大阪高裁は27日、請求を却下した一審京都地裁判決を取り消し、

「他の車両の速度だった可能性が高い」と取り締まりの不備を指摘し、請求を認めた。

(平成25年6月28日全国各紙朝刊より)

 

「ほう、やるやないの」紙面を読みながら思わず呟いてしまう。

半年前に携帯電話使用による安全運転違反行為で切符を切られた俺は全く納得できず、

次の更新時に不服申し立てするつもりの身にとってこの記事は心強い先例ではないか。

知らない者に再度簡単に説明しておくが携帯電話の通話やメールを運転中にしていて

捕まったのではなく胸ポケットにある携帯をセンターコンソールに置き直した事が

「携帯電話凝視」の不安全行為になると言われたのである。

切符は受け取ったものの無論署名はしていない。

 

だが楽観視できないのはこの男性が弁護士である点が一般人の俺とは大きく異なる点だろう。

公権力にありながら警察が大企業や政治家、ヤクザ等には手心を加えるなんて噂は誰もが

聞いたり薄々感じているだろう。

4年半後に優良運転者として免許更新予定のただの中年オヤジとしては更新期間までの間は

とにかく無事故無違反で過ごすのが大前提となるのである。

 

昨年起きたヒヤリハット事例に対し急遽設置された事故対策本部(本部長車好きオヤジ)では

一歩間違えば重大災害に繋がる見逃す事の出来ない非常に危険な事象であったと認識し

この原因究明と対策を講じる事となった。

 

ヒヤリハットとは主に労働災害で用いられる用語でカタカナ表記ではあるが

日本語のヒヤッとしたハッとしたような事から命名されているのである。

要はその程度の結果オーライの出来事を放置したままにすると

廻り廻ってもっと重大な災害になるので火種が小さいうちに解決しておこうというものなのだ。

興味のある者は「ハインリッヒの法則」でもネット検索してくれれば判る。

 

初回この車で九州まで長距離出張した際、快適な運転に調子に乗った訳ではないが

あわやという事が二回あったことの反省と対策なのである。

 

ゲリラ豪雨対策としては天候の悪い日には特に速度に気をつける事、

加えてワイパーゴムや撥水剤の塗布も事前に行なっていた。

その効果が高いのは先に報告した通りだ。

 

となれば残りの一つの課題とはそうあのタコ焼き爆弾事件の検証が残っていたのである。

二回目に出張の際は帰宅するのに気が急くばかりにいつの間にかそのSAを通過してしまい

後悔する羽目になってしまっていたのであった。

 

今度こそ忘れずに寄らねばなるまい。

徳山(山口県)辺りだったのは覚えているが何という場所のSAか記憶も曖昧になっている。

一方通行の高速道路では行き過ぎるのは致命的なミスになる。

 

もう道路標識とナビの画面を見ながら慎重な運転に徹さざるを得ない。

防府を過ぎた頃からは特に目に力が入る、徳山西ICまでもう少しだがどうやらSAはないようだ。

ナビ画面は次の徳山東を表示している、がここもICだけのようだ。

走行車線を走りながらいつでも側道に入れる体制になっているというのに・・・。

 

ふと標識を見ると次にSAがあるではないか。

下松(くだまつ)という場所である。

よしここに賭けてみよう。

半年程前のことなのにどこも同じような景色に見えてしまうの俺だけではないだろう。

山陽道はひたすら山とトンネルばかりが続くのだから。

 

下松SAに入ってすぐにここがあの場所だと確信することができた。

段々と思い出したぞ、横長の建物内部左側には結構大きな土産物などを販売するスペースがあり、

ここでじゃがりこ広島焼き風(中国四国限定発売品)を購入したのだった。

 

建物内中央部はレストランになっているが俺は屋外の右側にあるタコ焼き売場へと迷わず向かう。

タコ焼きを作っている女性の記憶に自信はないが去年のおばちゃんじゃないようだ。

薬味のネギは多い目にと注文をして車内に持ち帰ることにする。

 

よし、そのまま発進!・・・・・する訳ないだろう。

当然だが停車したまま食べるに決まってるぜ。

同じ過ちは二度とは起こすもんか。

中央のコンソールに乗せて開封すると「!!!!」

 

見てくれこいつを。

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 お判りだろうか昨年との違いを。

そう、箱の隅の一個に束にして刺してあった爪楊枝が消えている。

その代わりの割りばしが一膳。

 

やはりあのトラブルは俺だけではなかったのだ。

空中破裂の爆弾タコ焼きに苦情が殺到したに違いない。

じっくり見てみると通常よりはやはり大きい。

箸を使うとなんて事はなく安全対策も出来ているようだ。

5分で完食となった。

 

今後はまず熱さや柔らかさをチェックしてからナガラ運転するとしよう。

懲りない奴とでも呼んでくれ。

 

SAを出た後も時折小雨が降る程度で交通量の少ない山陽道は順調に進んで行った。

あのゴリラ豪雨の場所もゆっくりと走りながら記憶を辿っていくとするか。

 

トンネルの繰り返しで判りづらかったがこれも山陽IC(岡山県)直前のトンネル出口と判明した。

第一章で最初に断ったように大きなトラブルもオチもない平凡な長距離出張であった。

 

何事も無事これ名馬、人間万事塞翁が馬、浮き沈みは少ない生活が1番大切なのは判っちゃいるが

俺には多分無理だろうな・・・。

 

最後に第1のミッションであった1000キロノンストップについてだが

最初の写真にあるように実走行+航続可能距離の合計は966.5キロ。

残念ながらこいつは達成ならずであったと報告せねばなるない。

 

カムリユーザーの皆々様におかれてはくれぐれも事故のなきようお願いして終わりの言葉に代える。

 

(了)


行きは良い良い帰りは・・・?

2013-06-23 23:12:00 | インポート

久々にカムリコミュニティらしくいこう。

 

長距離出張もあり10ヶ月で約30,000キロ走ってきたがこの車の基本性能にはとても満足している。

とにかくよく走り、静かで快適で燃費が良いと言う事なしである。

 

硬さと表現するよりは路面からの突き上げと振動が慣れて来ると気に障るが、

リジカラ、レカロ、ボディダンパーのお陰でフラットな乗り心地となった。

 

重複省略のため詳しくは割愛するが特にボディダンパーの効果は絶大で

車に与えられた衝撃を上手く拡散して治めてしまうのには驚きしかないが、

人の悲しい性、果てなき欲望なのか慣れなのか不思議と感動は薄れつつある。

不快な振動がないのが既に当たり前になってしまってる訳だ。

 

となるとまた新たな気づきが出てくるのである。

綺麗に舗装された高速道路を100キロで巡航しているだけなのに。

 

天気も良く交通量も少ないとくれば単調な以外に何の問題もなさそうなものだが、

これまた不思議と路面の状況がよく感じられるのだ。

足の裏から伝わって来る微妙な振動はアスファルトの粒まで判るような気がする。

 

断っておくがこれは今迄のように問題になる不具合的な意味ではない。

単に素足で砂浜を歩いた時に室内とは違う感触がするというのに似ている。

他に問題を感じていたから気がつかなかっただけだろうが、

アクセルから伝わる微振動は結構俺にとっては悪くないバイブレーションだ。

厳密には路面には直接接しているタイヤが情報の伝達役1番目なのは説明不要だろう。

 

またおそらくタイヤからであろう振動音もはっきりと認知出来るようになってきた。

良くも悪くも標準のBSTURANZAが基準になるが、

「ゴーォォ、ザ~ァァ、シャ~ァァ」みたいに結構ノイジーなのだ。

 

繰り返すがこの音さえも不快ではなく今まで気づかなかった事が

はっきりと認知出来るようになったというだけである。

 

決して無音がベストという意味ではないが今の状態でタイヤが影響を与える比重が高いのは間違いなく、

音や振動等の乗り心地、グリップ、加えて燃費(転がり抵抗)や耐摩耗性なんかの

条件を加味して買い替えの際には色々なタイヤを候補に選んでみたいと思う。

一流メーカー品ならおそらく何を選ぼうとそれなりの効果が得られるだろう。

さあて次は何を付けるとするか・・・。

それくらい既に快適カーライフは完成の域に近づいているのじゃないかなと密かにほくそ笑んでしまう。

ここまでくると完全に自己満足ナルシストの世界を自覚しつつも

タイヤみたいな消耗品にも楽しみを見出せるのもこの車のお陰だよな。

 

ここで突然ちょっぴりプレイバック。

あの割烹の女将のその後について触れておくとしようか。

 

昨年酒の席での身の上話なんだが女将はガンを患い、

一応外科的な治療で落ち着いたとか確か言っていたように思う。

最悪は亡くなっていたり、そうでなくても再発による入院なんてのは十分あり得る事であった。

まずはカウンターに座り女将の娘に刺身の盛り合わせと焼酎の水割りを注文。

娘と言うには誤解を招く様な俺と変わらぬ歳のオネエさん、(一般的にはおばちゃんとも言う)に聞けば、

なんと観光兼、地元の歌や踊りを披露する為にハワイに行ったと言うではないか。

 

やはりパワフルな女将やわ。

娘には冥土の土産に行って来ると吐いた台詞も

これから何回も使うのだろうと思うとなんだかニヤリとなる。

歳に似合わぬスマホを駆使して頻繁にライン(写真)してくるので

店が忙しい時には困るなんて愚痴も娘から出るくらいだ。

心配して損した気にもなったがやはり知り合いには元気でいてほしいものだ。

 

カウンターには客は俺一人だけの状況設定はおばちゃん(女将の娘)に相手は変われども

酒と会話が進むにつれ段々と展開は彼女の身の上話に移ってきた。

何故かいつものワンパターンなのは俺が自分の話をあまりしないのもあるだろう。

俺なりには聞き上手と解釈しているのであるが・・・。

 

生まれ育ちの話から始まり子供の頃は客商売の店のせいで

一緒に晩御飯を食べられなかったり遊びにも連れて行ってくれない

両親を恨んだ事もあったらしいが大人になって事情が判るにつれ感謝するようになったそうな。

それでも学校を卒業後は普通の会社に勤めていたのに両親の健康面の不安と

子供の頃から育ったこの店が無くなってしまうのが残念で、

結局結婚したご主人と店に戻って跡を継いだらしい。

 

現在のここの店の大将(つまりおばちゃんの旦那)は奥の厨房から出てくることはなかったが

会わなくても大将もそこそこの年齢だろうと推察出来る。

となればそろそろ次の後継についても考えたとしても不思議ではない。

 

おばちゃんの子供は3人すべて男だと言う。

長男は既に畑違いの介護士として働いており二男、三男はまだ大学生で地方に行っているらしいが

それぞれ後継ぎになる気はないらしく専門的な学科に進んでいるようだった。

どこの家庭でも子供は子供の考えや生活がある、親の希望通りにはならないのは当たり前のことなのだ。

 

この話題もおばちゃんの二男と俺の息子が同じ大学だと判った時点で転換せざるを得なかった。

関西と九州の人間がそことは違う地方の大学に子供を行かせてるのも何か奇遇なものだ。

同じ学校で沢山いる生徒同士が知り合いである可能性は低いが案外と世間は狭いのは経験済みである。

第一敢えてそれ以上触れる必要は今の俺には全くない。

 

深い意味はなくただ単に何回来たとしても毎回一見の客でいたいだけなのだ。

裏も返したことだし女将によろしくと伝言して店を後にする。

 

さあいよいよ九州での仕事もすべて無事終えて帰る日となった。

イラチな俺は出来ればノンストップで明るいうちに帰りたい気持ちなのだが、

今回ばかりは途中であるミッション二つを自分に課していたのである。

どうせ何時に帰る約束も義務もないのんびりとした復路なのだ。

 

一つは折角の長距離運転でエコ運転に徹し連続巡航距離1000キロ超を目指す事。

出来るだけパワーモードを使用しない範囲のアクセルワークを心掛けるつもりだ。

往路では残念ながら950キロが精一杯のところだったのである。

ここからは自宅まで約700キロ、道程はまだまだ長い。

安全運転を誓いながらゆっくりとアクセルを踏み込む。

時折降る小雨もワイパーを使うまでもなく快適走行には全く問題はない。

 

小ネタ話になるがワイパーのゴムは皆どうしてるだろうか。

案外余程の事がない限りそうそう替えたりしないのじゃないか?

 

距離や年月の経過、つまりそれだけ長く使うと消耗するのは知っていると思うが、

実際に年間寒暖差のある日本では案外と傷む物なのだ。

北海道や東北地方の方なら雨だけでなく雪にも使用する頻度は高いだろう。

俺自身も昔はデザイン的な物に凝った時期もあったのだがここ数年はディーラーでの純生か

近所のGSでの既製品に替えるだけだった。

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昨年のゲリラ豪雨で雨天時の視認性の重要性を再認識したのもあって、

2ヶ月ほど前にボディダンパーを交換したオート○ックスで買い換えたのだ。

当然ゴムだけである、ブレードつきは手軽に交換出来る以外に利点はないし、

ブレード自体は錆びたり傷ついたりもなく交換する必要もないのはお判りかと思う。

 

ワイパー売り場ではNWBPIAAの二社が幅をきかせて偉そうに目立つ。

昔愛用していたボッシュは隅の方に追いやられてしまってるじゃないか。

不憫に思い買ってやろうと調べてみたら適合商品がないのだ。

輸入車は結構な種類がラインナップされているというのに

国産車に対しては既に先の大手に凌駕されてしまったようであった。

 

結局PIAAの超撥水タイプというのを選ぶこととなった。

相乗効果も期待しガ○コも一緒に購入。

いや流石である、効果は一目瞭然ノーマルとは雲泥の違いである。

撥水タイプの塗布剤はかなり昔に使ったことがあったが当時は効果が薄れてくるにつれ、

ワイパーの突っ張ったようなビビりが気になって使うのを止めたのだった。

この製品はゴム自体に撥水剤が浸透されている為、以前の様な妙な突っ張りも今のところは全くなしである。

 

今回のロングツーリングでは幸い大雨には遭わなかったが小雨や虫がぶつかったりと

何度も使用するがスッキリバッチリである。

高速では少々の雨でもワイパーを使う事なく水粒は面白いように跳ね上がっていく。

リアの窓にも効果絶大でサッサッと雨粒は流れ落ちていくのであった。

まさに技術も日進月歩、隔世の感があるのに驚きを隠せない。

 

いつもの如く長いと批判される前に今日はここいらで筆を置くとするかな。

 

その前にsettaiさんの要望に応える訳でもないのだが、さてここで問題だ。

帰りに際し課したもう一つのミッションとは何だっただろうか?

 

正答先着1名様には何か適当な物を進呈したいと思う。

簡単な答えなのでヒントは難しいが旧ガズ友なら案外簡単かもとだけ言っておこう。

ではでは。


若い娘がウッフ~ン!!!

2013-06-22 19:16:00 | インポート

ちょっと出張続きで記事もなかなか更新出来てないなぁ。

 

はげおやじさんの美唄東明公園の続きみたいな話だと思われたなら

 

申し訳ないけど・・・ちょいと違うのだ。

 

 

昨日帰宅すると何と若隠居さんから届け物が。

 

以前からのメンバーのガズ友さん達なら覚えているかもですが、

 

去年ご隠居が出したクイズの景品だっていうじゃないですか!

 

半分はシャレでもう半分は丁重にご遠慮したはずで、

 

当然そんなこともこちらの方はとっくの昔に忘れてしまってるというのに

 

気に掛けてわざわざ送ってくださったのです。

 

ご隠居の人品骨柄はもう皆さんご存じの通りでいかなる美辞麗句を並べたところで

 

言い表わせるものではありませんがナガレイシな方ですね。

 

本当に有難うございます!!

 

そんな懸賞付き応募クイズがあったかと思われる方や知らない向きには

 

ある植物は何かヒントは食べられる物という写真に先着で正解者には

 

商品を送っていただけるというものでした。

 

本来は『ユウガオ』だったのですが調理法やこちらの嗜好も考えていただき

 

何と本場の高級品サクランボ(佐藤錦)の地元山形の農園からの直送便でした(わお~!)

 

果物の宝石(ルビー)と言われているだけでなく

 

グルメな方が選んだだけあってそりゃ甘くて美味しいのです。

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本当に有難くまた早々にいただいております。

 

喜んでばかりではバチが当たりそうやねえ。

 

何か返礼せねばなるまい、またの一献と書きたいところではあるのだけど

 

機会もそうそう少ないと思うと悩むなあ・・・。

 

淡路の玉ねぎなんかどうでっか~?(笑)


乳の比

2013-06-16 06:21:00 | インポート

突然だが世の男性なら誰しも興味の対象。

 

大きいのか小ぶりがなんてのも好みが分かれるとこであろう。

 

因みに俺の場合はブロンド美人に代表されるような爆裂タイプより

 

掌で丁度の釣り鐘型なんて話ではない。

 

晩飯の時に突然妻から渡された包みを開けると・・・!

 

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16日は父の日らしい。

 

1日早いけど娘と二人からと言われると期待してなかっただけに嬉しいものだ。

 

独り暮らしをしている娘の名前を出すところが味噌だな。

 

9時ごろに久しぶりに礼のメールを娘にすると、

 

「サッカー観戦の為、既に布団なう。」と返信があった。

 

服装には頓着なくセンスもイケてない親父の自負はあるが有難く使わせてもらおう。

 

どこにでもある小市民的な光景の一幕。

 


スクランブルエッグなトリップみたび

2013-06-15 09:40:00 | インポート

「嫌んなった~!もう駄目さ。だけど腐るのは止めとこう。日の目を見るかもこの俺だって~♪」

 

梅雨とも思えぬスカッと晴れてガラ空きの高速道路に似つかわしくはないが、

憂歌団の木村充揮のボーカルのコッテリ感はいつ聴いてもいい。

とはいえ中年親父世代でもごく一部の者しか判らないだろうな。

少しだけ説明しておくと今から約40年前にデビューした

大阪のブルースバンドである。

メンバーは前述のボーカル木村、ギター内田勘太郎、ベース花岡献治、ドラム島田和夫の4人。

既に解散しているが其々ソロで活躍していて時折集まってライブもやっていたが、

残念ながら一昨年島田の自殺によりオリジナルフルメンバーでの復活は叶わぬ夢となった。

バンド名はブルースバンドを内田が和約命名したものである。

 

木村の強烈な個性に負けず劣らず勘太郎のギターがまたグッド。

あの竹田和夫とはまた違う意味で物凄くギターが上手くて味がある。

アコースティックのスライド(ボトルネック奏法)なんぞは超絶品。

濃厚な豚骨スープ以上のあまりのアクの強さに好き嫌いははっきり分かれるであろうが

怖いもの見たさ(聴きたさか?)ならyoutubeでも検索してもらいたい。

個人的には「嫌んなった」「10ドルの恋」「おそうじオバチャン」辺りがお気に入りだ。

 

憂歌団は山陽自動車道でのBGMなのだ。

先週の金曜日に急に思い立ち九州(福岡、大分)へ。

一応建前上は超低値安定した現場の士気を上げるという業務上の行動である。

 

当然今回も新幹線は使わず車で行くことになるが理由は言わずもがな。

1度目は素のままの新車の走行性能を知る為、

2度目はレカロ、リジッドカラー装着してどうなるか、

今回はそう例のボディダンパー装着後初のロングツーリングなのだ。

 

早朝の土曜日は仕事関係やレジャーに行く者もまだ少なくて快適そのものだ。

また日頃から少しづつ好みをコレクションしているBGMを一気に聴く絶好の機会でもある。

 

肝心の走行レビューを忘れてしまいそうだが、ボディダンパー装着直後の劇的な感動が

流石にないと書けば効果も半減したように思えるのは、

実際には道路の段差を乗り越える際の突き上げや路面の不快な振動はもうない前提なのだ。

つまりこれが標準(当たり前)仕様に俺の中ではなっているからである。

 

尚、折角のロングツーリングでもあるので今回は

満タン無給油でどのくらい走れるものかにもトライしてみるつもりだ。

 

以前にもレポしたがレカロの存在は侮れない。

控え目に書いたが実際のところコイツの恩恵はかなり大きい。

もう30年ほどの付き合いになるがホールド感と腰への負担がないのは素晴らしいとしか言いようがない。

慣れとは恐ろしいもので高さ調整機能付きのこいつも当初は前車より大柄なボディサイズからくる

見通し優先の為に上げ気味の設定にしていたが結局現在は一番低い高さに落ち着いてしまった。

ノーマル車の座面より11.5センチほど低いくらいだろうか。

自動車本体や部品がこれだけ進歩改良されているのに

未だにレカロ以上のシートに巡り合わないのはどういうことだろうか。

 

需要と供給の世界、一般ユーザーが気づかされていないだけじゃないのかと俺は思う。

メーカーからはお仕着せ、いや適当に座れる椅子であれば良いと舐められているのだと。

知らない方はオート○ックスでも専門店でも良い、一度試して欲しい。

 

座った当初はただ硬いだけと思うだろう。

またあれはレースをする者や一部の特殊な愛好家または暴走族的なイメージしかないだろう。

多少理解のある者でもポルシェやフェラーリみたいな

高級車やスポーツカー向けの物と思っているかも知れないが決してそうではない。

長く乗れば乗るほどあの硬さは快適そのものと感じるだろう。

 

例えて言うならパソコンや事務用の椅子に応接用のソファーを使うかと考えてもらいたい。

フカフカのクッションは座った瞬間の心地よさや革の高級感は味わえるだろう。

それが本当に機能的かどうかを考えてもらいたい。

オカムラやハーマンミラーの椅子が一脚10万以上しても売れているのは何故かということだ。

 

世の中には変に素材や高けりゃ売れるようなファッションブランド的な物もあるにはあるが、

実用的な物に限れば良い物はそれなりに高いが耐用年数や性能は間違いないと

ヤフオクだけでも売買600件以上の俺は断言する。

プチ自慢と思ってもらって結構だがマイナス評価は1件もない。

但し安物買いの鼻落とし、いや銭失いはかなり勉強させてもらったとも自認しているのである・・・。

レカロ社の社員か関係者との疑念を抱かれる前にこれ以上の効能は

オフィースの椅子にもご使用のベテラン愛好家のご隠居にお願いするとしよう。

 

さて今回は燃費を意識してアクセルを踏みこまないようにしている。

パワーモードまで行かないようなアクセルワークを心がけよう。

一応巡航速度は100キロまで程度にと思っているのだが、

これだけ空いているといつの間にかプラスアルファになっちまうのはどうしようもない。

始動後平均燃費はリッター1819で落ち着いたままだ。

このままでは1000キロ越えは難しそうである。

 

岡山も過ぎて広島に突入した。

BGMはウエストロードブルースバンドの「七転八倒」が掛かっている。

これまたかなり古くて濃い~関西のバンドのひとつだ。

放送禁止ワード炸裂の為、歌詞は割愛する。

オメ○なんてのが出て来る時点で判断願おう。

但しその演奏能力は今の時代でも勝るとも劣ることはない。

ホトケ(永井隆)のボーカルも懐かしく味がある。

どうしてもギタリストばかりの話題になってしまうがツインギターの

塩次伸二と山岸潤史は伝説的な二人でもある。

これまた残念な事に5年前に伸ちゃんは逝き、潤ちゃんはアメリカに行ってしまった。

オヤジの懐古趣味と思ってもらうしかないが、

彼らの演奏を聴いていてふと思うのは単に昔は良かったというのではないのだ。

 

時代と言えば一言で終わってしまうが当時の若者皆が何かに憤り、

その欲求のはけ口を求めていたような熱い魂があった。

その懸命さに感動もし、自らも鼓舞された記憶がある。

 

楽器も洗練され奏法も丁寧に解析される現代になっても彼らより

演奏能力の優れた若者のバンドは少ないのは何故なんだろうか?

ひょっとしたら俺だけが気づいていないのか・・・。

 

以前竹田氏と話をした時にもそんな話題になって、

ギターに限れば若い頃には自分が世界で1番上手いとか

早弾きなんてのにも拘った時もあったようだが、

結局陸上競技でもあるまいし単にその部分だけ出来たとしてもただそれだけで音楽性に欠けたり、

逆に素晴らしい演奏がだったとしても評価(売れるという意味)は別なのだと言うのである。

流石に彼くらいにまでなれれば今の時代でも自分の好きなスタイルでやっていけるだろうが、

人気商売の辛さ、厳しさ、儚さをも感じてしまう。

 

50代以上で3040年前に関西在住の音楽好きという非常に限定された者にしか

通じなくなってしまったが「88ロックデイ(通称ハチハチ)」というイベントが

73年から79年にかけて毎年88日に大阪万博の特設会場で行われていた。

出演できる者達は一応一般公募されており予選を勝ち抜いた数組だけが

その年のハチハチに出場できると言う謂わばロック、R&Bの甲子園みたいなものだった。

 

ウエストロードだけでなくサウストゥサウス(上田正樹)や

スターキングデリシャス(大上瑠璃子)、紫なんてのもいたな。

日本の音楽シーンを考えた時にこれに出場出来たバンドの面々を見渡すと

確かにその中核を担っていたのが判るのである。

そんな時代を過ごせた俺の世代はある意味幸せ者なのかも知れない。

 

などと妄想しながらいつの間にか車は関門海峡に差し掛かる。

もう九州に突入だ。

途中のSAでトイレ&軽食(サンドウィッチ1個+ドトールのアイスコーヒー)購入の時間を入れても

500キロを5時間強で来た事になる。

 

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福岡から久留米に一旦寄り、そこで所用を済ませた時には時刻は昼飯前で

オドメーターは丁度630キロを指している。

省エネ運転には慣れていないせいかやはり思ったより燃費は伸びていない。

やはり19キロ平均の表示のままである。

これから大分の営業所まで約80キロ。

そこで今日の工程はこれで終わる事になる。

まだガソリンのメーターは1/3程残っているが

720キロ程走った後の航続距離は残り230キロ程となっている。(合計950キロか)

1000キロ越えはどうやら無理なようだ。

 

夜になり最寄りのビジネスに車を止め、前回味をしめた割烹で旨い焼酎と刺身でも摘むとするか。

常連向けの横の小扉を開けると小さな寿司屋のようなカウンターが見える。

「おや?」

客の来ぬ前の賄い飯をひとりカウンターで食べていた女将の姿がない。

ありゃ~まさか婆ちゃんの身に・・・。

 

(続く・・・かも)