
「庶民の味方」、「物価の優等生」とは卵の別称である。
少なくとも私が子供の頃はまだ多少贅沢品の雰囲気も残っていた。
たまのご馳走、すき焼きの時でも器に入れる溶き卵は1個分を
兄弟で分けていた記憶が残っている。

今でも販売されているオロナミンCの当時CMでは大村昆が「ボクは牛乳、ママは卵」
なんて入れて割って飲むという風に宣伝していたのも懐かしい思い出である。
また精をつけるものの代表格に卵があったことも
間違いなく特別な物であった証だったろう。
「精」と言っても世の男性陣が興味深い夜のお努め用というのじゃなく、
病気になった子供に体力をつける為もあって広く使われていたのである。
何を隠そうこの私、ある意味おやつとしても食していたこともあった。
生卵の殻の上下の頂点部を千枚通しで穴を開け、
片側から吸うのである。
小さな穴を開けた程度では決して卵が漏れ出ることはなく、
勢いよく吸えば白身と黄身がツルッと穴を擦り抜けて口に入ってくるわけさ。
まあそれほど美味しかった記憶はないけどね。
今ほどお菓子やおやつが豊富でなかったせいもあるだろうけど、
コーヒーに入れるクリープなんか時々スプーンで口に入れたりしてね。
そのままの味はニドやブライトより確実に旨かったなあ。
そうそう卵の話でした。
小学校では給食だったが運動会や遠足での弁当のおかず定番筆頭は卵焼き。
酒のアテ代わりに今でも自宅では時々作らせたりするし、
居酒屋でも出汁巻なんて同年代以上の親父世代には好評なのも
皆誰もが卵大好きだからであろう。
他にも親子丼とかオムライスなんてのも私の好物なのである。
だけど色々な料理やレシピも多い卵で私が一番好きなのは卵掛けご飯。
シンプルイズベストだろ。
炊き立てのご飯に生卵を落としてちょっぴり醤油を差すともう十分。
最近うちの家ではあまりお目に掛からないのは少々残念ですが、
その醤油に一振り味の素を加えるのが美味しかったねえ。
友達と論議になったのは卵を溶いてからご飯に掛けるか
そのままご飯に割って落とすのかという今となってはどうでも良いレベルの話。
当然私はそのまま落とす派なのである。
茶碗に盛ったほっかほかのご飯の真ん中を箸で広げておいて、
きちんと卵のスペースを確保したうえで「さあ卵さんどうぞ登場して頂戴」的な形がええんだな。
前回の記事でかなりのお気に入りと書いた「アイツ」の話も要るだろうね。
商品名は「バランスエッグ」なる代物だ。
詳細は下記であちらのHPで確認いただきたい。
http://www.balance-egg.com/
色々と能書きは述べられているものの結論から先に書けば
いわゆる「オカルト系商品」とも言って差し支えはないだろう。
例のアルミテープもトヨタが特許取得したお陰でかなり認知されるように
なってはきたものの大メーカーのお墨付きが無けりゃ同様の扱いだったでしょ。
科学的な説明は素人の私にはどうでも良くて要は効果の有る無しと
それに付随する費用との兼ね合い、
コストパフォーマンスに優れているかどうかの1点のみなのだから。
これまた結論から先に書くとかなり有ったと言わざるを得ない。
あくまで個人的な感覚ながらトヨタのモールディングテープより
こちらの方が効果は高いと感じる。
第一あちらは先日も書いたように満身創痍の力士やあるまいし、
ベタベタ貼るのは格好悪い、はっきり言ってダサいじゃないの。
こちらの方はスッキリシャッキリで粋だと思うのは私だけだろうか。
購入したのはバランスエッグプレミアム1個にバランスエッグES
(アーススタビライザー)と呼ばれるシール9枚入りのセット。
アマゾンでセットで買えば1000円引きでした。

これを装着してから足回りのドタバタ感が不思議と消えたのが1番。
それでいてトルク感や燃費も決して損なわれることがないのである。
乱暴な言い方をすれば普段通りの然程丁寧でもない運転で、
大雪名人並みの足裏テクニックを駆使したような結果になるのであった。
但しやはり感覚は慣れの問題。
装着後もう1000キロ余り走行した今となってはそれが当たり前になって
静かで快適な車内がごく普通になってしまっている。
モールディングテープの際にも書いたようにトヨタ自身燃費が良くなるとは
謳ってはいないしバランスエッグも図形から出る波動による効果で
燃費が向上と聞いたところで正直よく判らんとしか言いようがない。
試してみようと思う方にはお勧めするもののその効果については
保証の限りでないのも付け加えさせてもらっておこう。
最後に書くとすれば
「失敗を最初から避け続けていると真の成功は得られないだろう」
という事かな?
何か大きな変化があった際には報告させていただくとして
この一連のシリーズはひとまず終わりとさせていただこう。
(了)