車好きオヤジのブログ

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あつい秋の夜

2022-10-24 17:00:00 | 日常
毎度のご無沙汰です。
ネタ切れ必至の状態は変わらないが忘れられない程度のアップです。


もう10月下旬だというのにまだまだ日中は夏日。
朝夕は若干ましな涼しさだけどなんだか今日は蒸し暑い。

滅多に都心部には出ないもののこの日は親しくしている方と
夕方から一年ぶりの再会となれば気持ちが少々はやる。

急な冷え込みなんかの対応に備え今日は革ジャンで向かおう。
ベストやセーターは着ぶくれするので冬ゴルフ用に買ったまま出番のない
薄手の長袖シャツだけ仕込んで出かけた。

道中の電車内は空いていて座れたのは良かったが、
暖房が効き過ぎてじっとしてるだけで汗が滲んでくる。
長袖シャツだけ不要だったか・・・。



今晩はクリエイションのライブだ。
バンドのリーダーであり有名なギタリストの竹田和夫氏とは十数年前から
非常に仲良くさせていただいている。

今回はオープニングアクト(前座)なしのワンステージというのも珍しい。
ひょっとしたら演奏時間は短いかも知れないが
演奏が生で観られるだけでもう十分な気持ちだ。

17時開場、18時ライブ開始というフレコミだったのに17時過ぎても
中からリハーサルなのか演奏は聞こえてくるのに扉が開かない。

10分程過ぎてようやく案内が始まる。
ドラムの相良宗男とベースのヒロ小川の姿は見かけるが
肝心の竹田氏が見当たらない。
楽屋休憩だろうか。



会場のRは大阪では老舗店だが来たのは初めてだった。
ライブのない日はイタリアンレストランとしても営業されており、
テーブルやカウンターは重厚な木製の物でその座席も
勿論折り畳みのパイプ製ではなく古い欧米の家具のような調度品で
歴史のあるホテルのバーラウンジのような雰囲気がある。
なんだかいつものライブハウスと勝手が違うのだ。
ゆったりと広さの空間だが100名程度は収容可能だろうか。
青のライダースジャケットにジーパンで来たのは場違いだったかも知れない。

少々時間が押してるのもあってサッサと食べるものを注文するとしよう。
隣のテーブル客はステーキを注文しているがそこまでの食欲のない
ジジイとしてはピザとサラダにチーズやハムのオードブルで勘弁してもらおう。
ステーキ客は上品にワインを飲んでいるがこちらはいつもの麦焼酎。

座席の指定予約が出来るのもライブハウスとしては珍しい部類だろう。
案内された席はステージ正面の右側最前列。
これはツイテル。
右端は竹田氏のいつも決まった立ち位置なのだ。



ステージ奥に見える扉はおそらく楽屋だろうが時々出入りするのは
ヒロ小川しか見えない。
ようやくピザとサラダを食べ終えてこちらは準備万端さ。

開演までに他の用も足しておくか。
一旦屋外に出るとマネージャーのKが一人煙草を喫っていた。
最近は愛煙家にとって肩身の狭い時代となりましたね、
なんて話しながら話題は先月逝ってしまったアントニオ猪木に。
実はKはプロレス関係のマネージメントもしており、
格闘技系にもなかなか一家言持つ男でもある。
プロレスは私が子供の頃はそれはそれは大人気の興行であり、
その中で2大巨頭だったジャイアント馬場とアントニオ猪木は
ゴールデンタイムの視聴率の稼ぎ頭であっただろう。
特に猪木は私にとってヒーロー的存在だった。
先に一服済ませた私が「行くぞ!いーち、にー、さん、ダァ~!」と
言ったかどうかは書かないでおこう。

後は小用だけ、ステージを背にする奥のL字カウンターを曲がった方に
進むと・・・。
カウンター一番奥の隅で菓子パンを頬張っている竹田氏が一人で座っていた。

久々の再会で堅く握手しその横のトイレに突入。
席に戻ると一緒に行った知人が先にトイレに行った時に
何やら竹田氏とKにひと悶着あったみたいだったと言う。
多分開店時間になっても終わらないリハーサルに対してみたいだ。
こちらにすれば多少待ち(食事)時間が少なくなっても
更にしっかりと準備した演奏が聴けるなら尚うれしい限り。

OAが何組か入るのが最近の竹田ツアーでは普通になっていたけど、
やっぱり竹田氏クラスになればOAは不要だと改めて思う。
会場ごとにセッテリストを変更するのもいつもの通りだけど、
「タバコロード」や「スピニングトーホールド」を始め
「夢の彼方へ」、「ロンリーハート」等の定番曲も勿論含まれていた。
黒のテレキャスターは初めて見たけど相変わらずイイ音色。
腕前は超一流なのは承知の上だが目の当たりにすると改めて
並みのミュージシャンとの差がよく判る。
これで御年70を過ぎてるなんて全く驚くしかない。
途中小休止を挟んで約2時間あまり十分に堪能し大満足の一夜だった。

翌日から関東方面に向かうとのことでゆっくり話をする時間はなかったけど、
次回以降オフ日があれば何処かで飲食を共にしようと約束して店を出た。



帰路の地下道や電車の中を含め何処も暖房が効きすぎて暑いのなんの。
びっしょりと汗をかいたせいで下車駅のトイレでシャツを脱ぐしかなかった。

熱い演奏は大歓迎だが時季外れの蒸し暑さはこの歳になると非常に辛いのだ。

(おしまい)のつもりだったけど、
竹田和夫やクリエイションは覚えてなくてもこれは
見たり聞いたりしたのではと思い出して追記しておきましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=LQpSnujPubs