S国際カントリークラブ鳥松コースは昭和38年開場の道内では
輪厚に続く50年の歴史ある名門コースであるらしい。
毎年のようにプロの試合も行われ近年は女子ツアーMEIJICUPのコースとして使われているので
ゴルフファンならご存知のゴルフ場だろう。
今年も先月のトーナメントでは韓国のナ・ダエが優勝した場所なのだ。
だが残念ながらけったい君にとっては名門とか歴史なんてのは全く関係がないというのか
意味をなさないのである。
僕にとってゴルフとは単に広い場所で芝生があり穴のあいたカップがあれば
どこもほぼ同じ感覚なのだから。
偉そうに注文つける程の腕じゃないけど「短く」「広く」「フラット」で隣に行っても大丈夫みたいな
感じのコースなら嬉しいな。
加えて「空いている」と「天候が良い」ならこれに勝る条件はない。
書きだすと幾らでも条件がつきそうだけど、あくまでこれはだったら良いなって事ね。
今日は仕事絡みの記念コンペに半ば強制的に参加となった為の弾丸ツアーなのだ。
早朝4時に起き最寄駅から始発に近い電車で三宮まで行き、
そこから無人のポートライナーで神戸空港に集合、
約2時間のフライトを経て新千歳に11時前に到着するやいなや観光バスに移動、
休憩もないまま車中で折弁を掻き込み1時間後に着いた場所がSゴルフ場であった。
10数年ぶりになる北海道も感慨に耽る間もない忙しなさなのだ。
冬場はクローズドの期間が長い北海道だからか、
18ホールのスループレイが当たり前なのには少々驚かされた。
体力に難ある自分にとってハーフでの休憩や食事は数少ないラウンドでの憩いの場だというのに・・・。
これまた10年以上前に行った沖縄ではアメリカンスタイルと称され
18ホール連続で廻って以来のことになる。
加えて今日は歩き(乗用カートなし)なのだから更にあの時より条件が悪い。
普段の運動不足と斜面から斜面、池やラフとジグザグ走行の僕には
真剣に完走できるのか心配になるというものだ。
とにかくおっかなびっくりの状態で用心しながらのプレーは内容も無視、
実際には元々スコアを追及するレベルの腕前でないのはご承知の通りだろうね。
曇りがちな天候も関西とは違い湿気のなさで過ごしやすかったのもあって、
お陰で途中で足が攣ったりすることもなく無事に終了できました(メデタシメデタシ)。
だがこれにて一件落着とはならず弾丸ツアーはまだまだ続く。
風呂に入って上がるとすぐに観光バスがゴルフ場玄関に迎えに来ている。
このまま約1時間で表彰式兼夕食会場でもあるサ○ポロビール園に直行となる。
店の名前でもわかる通りメインの酒になるビールは尿酸値の大敵プリン体が多く含まれているので
飲まなくなって14年くらいになるだろうか。
若干癖のある羊の焼肉も好みにもよるけどやはり牛に比べると味が劣るのも仕方のないところだね。
まあツアー料金も比較的安価に設定されているので贅沢は言える立場じゃないけど、
制限時間内での飲み放題、食べ放題のバーベキューはおっさん世代の僕にとっては辛いものだ。
今回のツアーは共通のイベントは1日目だけで2日目以降は全てオプションになり、
翌日もラウンドするゴルフ好きや、はたまた観光コースにと別れて愉しむことになっている。
貧乏暇なしの僕だけは翌朝に大阪にとんぼ返りを選択した為、
札幌を楽しむのも今晩限りだ。
車中から眺める久々の札幌の街は大阪や神戸、東京とも違う意味で都会だと感じる。
土地や道路は広く整地されており建物も綺麗なものが目立つ。
歴史が浅いのが先の都市と違うのだろうけど何だか近未来的なイメージがするね。
時間的な制約で今回はげおやじさんと会うのも難しい状況だったけど、
少しだけその雰囲気は味わう事が出来たのが唯一の救いかな?
ビール園ではあまり食べられなかったのもあってホテルに戻ってから改めてくり出したのが
去年のオフ会で若隠居さん達が集まったお店「和処○し田」だったという訳です。
事前におやじさんからお店の情報も得ていたのよね。
だもんではげおやじさんの息子さんには会う事が出来ましたよ。
写真はお店のオネィチャンね(なかなかの別嬪さんで目の保養になりました)
新鮮な海の幸の数々はどれも美味しくて流石北海道という料理を堪能して大満足。
あまりに忙しない旅行だったけど終わり良ければ全て良しだろう。
土産の「じゃがぼっくる」と「かりかりカレー」もホテルで事前に見つけて購入出来たし、
翌朝は空港に戻るのを残すのみだ。
昼間に新千歳~大阪空港直行便がなく一旦東京(羽田)で降りて、
そこから伊丹行きに乗り換えるのも10分足らずのゲート内移動だけど、
数年ぶりの東京もついでに見れるのもイラチな僕向きかも知れないなんて思ったりする。
羽田からの便では富士山の近くを通り地上5000mから霊峰を拝むことも出来た。
何のトラブルもなく1泊2日の北海道弾丸ツアーはこうして無事に幕を閉じたのでした。
最後にちょっぴり車ネタも付け加えておきましょう。
数々の飛び石で傷ついたフェイス(ボンネット)を乗らないこの2日間を利用して
お化粧直しを敢行。
まだ大丈夫ではあったものの暴露による錆びが気になっていたのでした。
伊丹空港からカーショップに引き取りに寄ると綺麗に仕上がってました。
この車に乗り換えて1年余り、先月から内勤が多くて以前ほどは走らないけど、
もう方向距離も35000キロになりました。
運転にもだいぶん慣れてきたのでもう早々当てたりぶつけることもないだろう。
うい奴よのう、もそっと近う寄れ、余は満足じゃ~!
(おしまい)