車好きオヤジのブログ

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ある時は幼稚園児、またある時はダンディマン、しかしてその実体は?

2014-03-18 19:07:00 | グルメ

​3月某日その男は現れた。

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場所は大阪でも一、二を争う高級シティホテルRのロビー。

自動ドアをくぐるとこちらに気づき軽く手を挙げる。

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前日に突然連絡受けたこと以前にその男の行動範囲の広さ素早さには全く驚嘆するしかない。

 

確か今年に入ってからも北は北海道、福島と女房連れで移動したかと思えば

今日は一人大阪ととにかく自宅にいる方が少ないのではとも思える。

 

もう男の正体はお判りだろう。

若隠居さん、略してご隠居だ。

翌日の仕事の為の来阪で夕方大阪空港からホテルに直行したばかりである。

 

半年ぶりの再会の握手もそこそこにチェックインを済ませてすぐに食事会へ2人でタクシーに。

 

実は今日は俺も久々に知人の店に行くのが楽しみなのだ。

ホテルからは南に約20分、天王寺、阿倍野からなら車で10分の市内のはずれにあるので

知っている者は知っている的、一見はまず行かないところにある。

 

店主とはプライベートで親しい間柄とはいうものの自宅からは電車でも車でも1時間強掛かる場所なのと

一人ではなかなか行きにくい料理なのもあり誰か一緒に行ける機会を伺っていたのである。

 

グッタイミングで来てくれたもんや。

丁度今は大相撲大阪場所が開催されている最中でもあって結構忙しいようだったけど

事前に行くと大将に伝えていたのもあり椅子席和室を用意してくれていた。

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何を食っても美味いと感じる俺には判らないが、

グルメなご隠居にも喜んでもらえたのは良かった。

ま、案内させてもうひとつとは言えないのが普通ではある・・・。

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酒も進み例によってお互いの近況等の話から始まり

共通の話題であるガズとも話で盛り上がったのは書くまでもない。

 

特にはげおやじさん、settaiさん、はやこまさん辺りは

最近クシャミが止まらなかった夜がなかっただろうか?

 

唯一の懸念だった酒量も俺に合わせてくれたのか最初ビールにカン酒徳利2~3本に

最後は冷や酒とかなり抑え気味だったようである。

 

色々と面白い話で楽しい時間を過ごすことが出来たのには感謝している。

 

こうして神出鬼没な男は嵐のように去って行ったのだった。

但し無事に帰宅したかどうかは定かではない。

(おしまい)

 

 

(追記)

ご隠居はスーツにベージュ若しくはスタンドカラー系コートのビジネススタイルと予想したものの

一旦帰宅後に堅苦しい服に着替えて出るのも面倒臭く、

まだ肌寒いのもあってラフな辛子色のダウンコートを羽織って出かけると

ご隠居の方も合わせたかのようにそれより若干黄色掛かったゴアテックスのコートで登場だ。

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ピッタリのコーディネートと喜んでいると、

「これは実は家内から外に出歩くのに危ないから幼稚園児みたいな蛍光色が良いと

言われたからなのです。」とな。

かなりヒネタ園児二人、いやおっさんの俺としては苦笑いするしかなかったな。


頭が高い控えおろう!

2013-09-04 00:18:00 | グルメ

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これは日本人ならもうお馴染み「水戸黄門」の決め台詞だ。

 

そんな奴おらんやろうと思うが知らない者向けに一応簡単に説明しておくと、

江戸時代の水戸藩主であった徳川光圀の別称であり実在の人物である。

但し世直しの為に日本全国を漫遊して廻ったというのは

映画やテレビ用の脚本というのが定説になっている。

 

イメージ的にはおそらく現在街頭インタビューすれば

俳優の東野英治郎が圧倒的多数になると思われるが、

俺の子供の頃のイメージは月形龍之介である。

凄く人相の悪い(子供のイメージね)怖そうなお爺ちゃんがエエモン(良い者)とは

どうしても思えなかったのである。

月形一押し説はおそらく60歳前後の方にはかなり支持をいただけるのではないだろうか。

東野の後からも色々な俳優が演じており西村晃、佐野浅夫、石坂浩ニ等々、

里見浩太朗に至っては黄門さまの付き人「助さん」「格さん」も演じており、

3役を演じた唯一の俳優でもある。

 

突然話は昨日(といっても帰宅してこの記事をアップしているのでついさっきの事なのだ)

の事になるがこのコミュの大御所若隠居さん(伊達藩の御老公)

遥か東北の地よりがわざわざ関西にやってきたのだ。

助さん、格さんはいないようであったが「かげろうのお銀」一人をお供にしていたので

今回はかなりの隠密行動ではなかろうか。

ひょっとしたら温泉でこれまた定番の露天風呂での混浴を楽しむつもりかも知れない。

 

ここで素朴な疑問である。

黄門さまは世間で言うところの悪い奴らを懲らしめる為に全国諸侯行脚しているはず。

決して品行方正とまでは言えない程度の真面目な、

いや少し嘘をついてしまった叩けば多少の埃が出る程度の小物である

私の元に来られても解決しなければならない様な重大事もないのではと思うのだ。

 

いやまてよ、少し図々しい考えではあるがひょっとして平凡な小市民に対して

何か困った事はないか、あれば解決してやろうという慈悲の心で来られるのではないのか。

それならそれで万相談事を箇条書きして漏らさずお願いするとしようか。

 

とまあ冗談はさておき非常に羨ましいと言うか一旦定年になり落ち着いたのと

子供も巣立って奥方と2人仲良くあちこちをおニューのクラウンで旅行するなんてのは

熟年夫婦の理想形のひとつであるのは間違いないだろう。

今回はフルムーンの最中にに遥々こちらまで脚を伸ばしてくれたという事らしい・・・?

 

当初は夫婦旅行のついでに近所に行くので会いましょうと誘っていただいて

快諾したまでは良かったが、よくよく聞けばちょっと様子が違うやないの。

 

本来ならば関西の有名観光どころを案内出来ぬまでも

紹介くらいはさせていただくべきところではあるが、

ご隠居自身以前に大阪に住んでいた事があり俺以上に熟知している点と

ここに来る前日が石川県加賀市で来た翌日が同じく石川県輪島市にとんぼ返りで

忙しないない日程では関西の奥座敷有馬温泉あたりでゆっくりという訳にもいかない。

 

どう考えても俺に会いにわざわざ関西に来ていただくとしか思えないような

スケジュールなのだ。

カムリコミュニティのオフ会もかなり参加していてこの度もその一環かと思うのではあるが、

それにしてもいつもとシチュエーションが違うと思うのは俺だけだろうか。

今までは通常ガズ友同士が複数で初めて会うようなパターンばかりだったと記憶しているが、

今回はこちら一人だけであちらは夫婦でという設定なのである。

 

何だかこの歳になって人生の酸いも甘いも判りきった大ベテラン二人に

面接審査を受けるような気になるなあ。

審査結果はコメント出来る立場にないけど今更エエカッコしても仕方ないと腹をくくるしかない。

 

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1926年年創業のTホテルはこじんまりとした規模ながらその佇まいには大正ロマンの面影が漂う旧館は

地元で見慣れた俺でさえ少しばかりタイムスリップしたような気になる所だ。

阪急電鉄の今津線(宝塚~西宮北口間)の一つの駅前にあり

駅から徒歩1分の利便性ではあるが大都市大阪と神戸の中間という

半端なロケーションとユニバーサルスタジオジャパンに代表される大型娯楽施設の煽りを受け

10年前に隣接のファミリーランドが閉園されたのもあり

今では歌劇関係しか固定客がいないのではないだろうか。

 

近過ぎて俺自身わざわざ泊まることは殆どないが、商用、観光のどちらにも特化出来ずに厳しい気がする。

現在は阪急阪神第一ホテルグループに属している。

だが時間の制約もなくのんびりと寛ぐには都市部にありながら閑静な山間いの住宅地に面するこのホテルは

歴史と伝統を味わうには丁度良いだろう。

 

シティホテルの定番となっているバイキングはなかなか人気があるようだ。

旦那がコンビニ弁当食ってるであろう昼食時に奥様方連中は結構利用しているらしい。

今回関西遠征にご隠居夫妻が宿泊したのがここである。

推測だがロングバケーションの最中で連日温泉旅館のようなところが多いだろうと思う事と

外飯を一緒にと誘っていただいているので素泊まりするのならホテルが良いのではと考えたのだった。

 

と尤もらしく理由をつけてはみたものの単に俺の自宅近くの宿泊施設だった

というのが本当の答えなのは賢明な皆さんならもう既にお判りだろう。

要するに俺の自宅近辺にまで来てもらってデンして帰ってもらっただけという事になる。

 

半ばフリープランの旅行のようなご隠居ならかなり早めにチェックインしているだろう。

約束の18時に遅れぬよう仕事を早々に終えて愛車オヤジ号で

ホテルに向かって到着したのは17時半を少し廻ったところだった。

初対面とはいえ長年の友人に会うような錯覚をしてしまうのは、

常日頃から親しくしてもらいいつもアップされた写真を見慣れているせいかも知れない。

但しあちらは俺の事は全く知る由もない。

 

ロビーで初めてリアルで対面したご隠居は背が高くて温厚でダンディな紳士。

なんだか物語の中に出て来る足長おじさんみたいに爽やかで

飲兵衛でちょっぴりスケベなおっさんの雰囲気は全くなかった。

また横に一緒の奥方はご隠居の日頃のコメントのイメージとは違って

何と物静かな佇まいではないか、これはきっと旦那以上の人物かと瞬間に思ったね。

 

ここから車で15分程行ったところに今回食事を一緒にする創作京風懐石料理店Mがある。

ここも自宅からはあまりに近過ぎるのと普段は居酒屋系しか利用しない為、

数えるほどしか行ったことがない俺だが、

たまにはこういう店に来れるのもご隠居夫妻のお陰なのだ。

一人では行きにくい店なのは間違いない。

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山のそれもかなり急斜面を上がった先にある小さなお店ながら何といってもそのウリは料理より景色。

事前に予約をしていたお陰で大阪から神戸の夜景を一望できる

掘りごたつのある窓際奥の角席を確保出来たが、

数日前に九州に上陸した台風16号は今は温帯低気圧となり絶好のコンディション・・・の予定が

またまた一昨日沖縄で台風17号発生。

その影響で前線も朝から曇りがちな天気が突如としてゲリラ豪雨みたいになるような状態で

折角の初対面にしては残念な空模様だと思えたのだが、

ご隠居が晴れ男なのか、それとも低気圧も印籠の紋どころに恐れをなしたのか。

何故か会ってから別れるまで雨は止むどころか急に快晴状態になったのは全くの不思議。

食事中に限れば何と見事な夜景を眺める事が出来たのである。

 

GAZOOブログに昨年参加して以来皆さんにとても親切に向かい入れてもらい

それだけでもう十分満足なのにネットでの付き合いだけがほとんどのSNS

こうしてわざわざ会いに来てもらえるとはただただ感謝するだけである。

 

勝手に決め付けさせてもらっているが若隠居さん、北のはげおやじさん、settaiさんの

カムリコミュ3大重鎮の方々を始め、

若手では、はやてこまちさん、最近ご無沙汰ですがアキラさん等、素晴らしい人柄の方ばかり。

 

その後にオジジさん、かたつむりさん、大雪さんやもみじまんじゅうさん等々、

不思議とこれまた良い人が集まって来る気がするね。

 

俺自身は殆どバーチャルの付き合いだけどコミュニティメンバーを網羅するように

ご隠居が行脚(?)してくれているのでリアルは一番ご存じだろう。

 

その内にご隠居ブログで通信簿でも出されやしないかとヒヤヒヤものだけど、

出来の悪い子供や生徒ほど可愛いものだと解釈いただき話を続けようと思いつつ、

いつもの悪い癖でだらだらとした長文になってしまったのに今気づいた訳だ。

そろそろ「もうエエ加減長過ぎるで」の声を聞く前に今日の所はひとまずこれにて終わるとしよう。

はやこまさんではないけど俺自身酩酊状態で実のところこれ以上書くのも不能なのである。

 

有る無しは別として単に個人的な嬉しさだけで期待してもらうような内容ではないので、

続編があるかどうかの保証の限りではない。

 

ただ言えるのは一言。

ご隠居今回はおおきにでした。

引き続き無事の旅行を祈念しているというだけです。

くれぐれも負けると判っている相手に喧嘩を売らんようにね!


汚名挽回???

2013-06-01 00:32:00 | グルメ

決してGAZOOのブログ移行に伴う手際の悪さの話じゃないよ。

ボク自身の新装開店記念兼、テスト投稿のようなものなのだ。

 
関西も先日梅雨入りしたが夏までの間の少しの間はまだ過ごしやすい気候だ。
なんて考えるとそろそろケッタイ君としても考えなけりゃならない。
 
ケッタイ君とは超ウルトラヘボゴルファーのボクの事だ。
仕事の付き合いで始めたのがきっかけだったが、
初めてティーグランドに立った瞬間にあの木々や芝に囲まれた
広々としたコースを占有している解放感にもうすっかりハマってしまった。
 
そう感じたのもつかの間、同伴競技者、特にお得意さんとのラウンドは
苦痛以外のなにものでもなかった。
今はもうそういう時代では無くなってしまったのが救いだけど「接待ゴルフ」ならぬ
「けったいゴルフ」と客先の一人に当時呼ばれていた名残りなのである。
 
実のところボク自身「けったい」という語感は案外気に入っているのだ。
関西弁で「奇妙な」「おかしな」という意味で、
日常会話でも「けったいなやっちゃな(変な奴だな)」とか
「けったいなこっちゃ(奇妙な事だ)」などと普通に使われている。
根っからの関西人(のボク)は「おらが地元」への志向が強いせいか
昔から標準語への憧れは少なくて地方の方言を恥ずかしく思う気持ちもなく「俺は俺、あんたはあんた」
みたいに自主路線を邁進しているのだ。
 
一時期の漫才ブームのお陰で関西弁が全国的に認知されるようになってきたのは
結構なことだけど誤解を招いているのは関西人全員が
漫才師みたいに面白い人間と思われていることじゃないだろうか。
確かに普通にボケ・ツッコミのノリがあるのは否定はしないけどね。
 
「朋、遠方より来る。また楽しからずや。」とコーシのおっちゃんが言っていた通り、
上手になりたい、楽しく廻りたいと思うようになって、
ふと気がつくと廻りにはプロやシングル、面白い人達に囲まれているのだった。
昔の人は言いました~「好きこそものの上手なれ」とね。
    「」の中に恋をしましょうなんて思い浮かべた人は60歳以上確定ですね。
 
言い伝えとか諺は過去の教訓から我々の先輩が得てきた事柄だけに
なかなか真実味があるね。。
ところがボクの場合はどうやら「下手の横好き」だったようなのだ。
 
ゴルフを知らない人に簡単に説明すると18ホールをドライバーからパターまでのクラブを
使って何回打ってカップに入れることが出来るかというもので
基準とされている回数が72回。
だけどアマチュアには難しいのでハンディを加えてラウンドしましょうとなっています。
適正なハンディをお互いに持つと楽しく(公平に)競技が出来るだろうという訳だけど、
公的には最大36となっているハンディキャップから逆算すると108でプレーする者が
一応認められる下手なゴルファーの下限と考えられるのです。
それ以上叩く下手には考慮されていないというのか始めた頃は
そのレベルまでは練習場で腕を磨き、
コースに行くのはマナー違反だなんて言われていたのでした。
当時ゴルフは紳士のスポーツ、社交の場、金持ちの道楽なんて
言われていた頃なのでしたね。
 
競技や試合に出るつもりもないお気楽ゴルファーのボクとしては
今の時代はゴルフが大衆的になったのもあり、
前後の進行に妨げが無くグリーンやフェアウェイの芝を傷つけたままにしない程度の
マナーさえ出来ていれば何の問題もないと思う。
 
競技志向で無くてもナイスショットが出なけりゃ楽しさは半減、
出ればスコアも結局良くなるのです。
100切りはアマチュアゴルファーの一つの関門でもあり、
楽しく(そこそこ上手に)廻れた証でもあるのだ。
 
練習好きとは言えないけど人並みに根詰めた事もあったし、
雑誌やビデオで理論も勉強した。
ついでに言えば道具も拘った時もあったのですが結果は同じ、
いや更に下手になったかも。
 
そんな時に出会ったプロコーチのY氏。
どこの地方の練習場にいる無名のレッスンプロだったが
ユニークな理論と人間性に魅かれて、
一緒に頑張りましょうと固い契りを交わしたのも10年くらい前になるだろうか。
 
その後の彼は教えていた研修生がプロテストに合格したのを期に一気にブレイク。
雑誌やテレビ、DVDなどゴルフ好きな者なら顔を見れば
知っているくらいになったのでした。
教えていた子供が日本一になったのもあって今はジュニアの指導に力を注いでいる。
彼の方は見事に約束を果たしたと言えるでしょう。
 
教えてもらった時にはなるほど今迄になかったようなナイスショットも出たり、
目から鱗状態になるのだけど実戦での結果はどうしても出なかったのでした。
Y氏からは「わざと上手にならないようにしているでしょ?」なんて冗談交じりの皮肉を言われても、
当の本人はいたって真面目にやっているだけに始末が悪いというものなのだ。
ある口は悪いが気の置けないシングルの知人によれば
「物事には原理原則はある。だけど必ず例外てのもあるねんで、あんたはそれやがな。」
と言われているのにも納得せざるを得ないのよね。
 
最近は遼君以降の過熱したゴルフブームもあってかジュニア生がキャンセル待ちになって
いる状態で、練習場に行ってもボクの相手をする暇もほとんどなくなってしまっている。
 
そこで不肖の弟子としても何とかせんとあかんと思った訳なのだ。
そしてついにY氏に代わるコーチを得たのである。
 
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なかなかやるよ彼女。
彼には悪いがむさ苦しいおっさんやなくてうら若き乙女でこちらも力も入るってものなのです。
よしっいっちょ頑張るか。
 
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(追記)
ひょっとしたらここに訪問の方の中には「汚名は返上」するのものだとか、
「挽回するのは名誉」だろう、間違った日本語使うんじゃないと思われるだろうけど、
ボクの場合ゴルフにおいては元々名誉はないし、
客観的、確率的に考えると恥の上塗りの可能性が高いと判断してまでなのです。
悪しからず。
 
 

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