えみちゃんが年始にやってきた

皆々様あけましておめでとうございます。
本年もよろしゅうに。



年末年始は普段は見ないテレビもを観る機会が増える。
ただ何処の局も特番と称して前もって撮り溜めした安直なものしかない。
日頃は滅多に見たいと思わないが数少ない自らチャンネルを捻ったのがM-1。

優勝した「錦鯉」を腐すつもりはなく祝福したいと思ってはいるが、
もう自分の感覚と世間が乖離してしまったのかと思う。
面白いと思った「オズワルド」が最後に落選してしまった。

M-1のMは漫才の意味だったはず。
つまりあくまで主は話芸である。
飛んだり跳ねたり転がったり、声を荒げたりどついたりするのも限度があるだろう。
いつのまにかお笑い芸であれば何でもありみたいになってしまったのか・・・。
数年前からそれは感じていたのも確かだ。
「和牛」が連続して「トロサーモン」や「霜降り明星」に敗れた頃から
感じていた違和感が今回も改めて判ったというべきかも知れない。

その時に審査員をしていて「和牛」を選ばなかった「博多華丸大吉」の大吉が
反省なのか後悔なのか翌年から審査員を辞退したのを覚えているだろうか。

今回は7人の審査員中で5人が「錦鯉」、残りが「オズワルド」に入れた
オール巨人と「インディアンス」に入れた上沼恵美子の各1票があっただけ。
その2人が今回限りで審査員を辞めると発言している事から今年のM-1の
結果がどうなるのか今から不安に思うのが私の杞憂であれば良いのであるが・・・。

その上沼恵美子が我が家を訪れた話でないし、
飲み屋のオネエチャンが掛け払いの集金に来たのでもない。

横浜に住む妹が年明けに旦那連れ立って一緒に挨拶に行きたいと
連絡があったの昨年12月の半ばだった。

ハワイ在住の連れ合いが昨年受賞した物を私に見せたいというのが
今回の訪問の理由である。



「エミー賞」というものである。
これはアメリカ合衆国で放送される優れたテレビドラマ、番組など
テレビ業界の功績に与えられる賞で、映画におけるアカデミー賞や
音楽におけるグラミー賞に相当する最も権威ある文化賞とされているのだ。

ただし義弟（実年齢はあちらが上である）が別に全米で視聴率を稼いだ番組に関係
していたのではなく対象は色々なジャンルに多岐に分かれており、
そのローカル部門賞としてマウイでフラダンスを練習する少女達のドキュメントの
番組をプロデュースしたのが受賞理由だそうな。



3年前に京都で式を挙げた時以来に久々に会ったが全く変わりはない。
60代後半の年齢とは思えぬくらいに若々しいのは好きな事をやっているせいだろう。

実は彼はこういう仕事を生業にしているのではないのだ。
昔は弁護士をしていたとか音楽関係や飲食業もしていたような事を聞いた気がする。
本人によれば「自称作家」らしいが著作物はまだ刊行されてはいない。

それ以上詳しいことは聞いてないが自由業というか悠々自適の生活に思える。
全く期待してなかった受賞だったので今年は2匹目のドジョウを取るつもりだとか。
いずれにせよ日常の生活費は潤沢にあるようなので羨ましい限りだ。
別所帯の通い婚となる妹の横浜タワマン（賃貸）費用もスッと賄えてるのだ。

今回はこちらで酒と食事を用意したがいつでも横浜に来てくれれば歓待しますとさ。
昨年結婚した娘が大学卒業記念の旅行で数年前に友人とマウイに行った際にも
何処のレストランよりも彼の手料理が美味しかったと話していたのを思い出した。

その日が来るだろうかね。

リハビリ中にて今日はこれくらいで。