車好きオヤジのブログ

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これはえらいことですよ、これは!

2016-04-11 22:32:00 | インポート

​ちょいとばかりのご無沙汰でした。

今日はいつも以上の酩酊気味で多少の支離滅裂はご勘弁。

TENAMON13.jpg 

 

雲と一緒に あの山越えて

行けば街道は 日本晴れ

おいら旅人 一本刀

お控えなさんて お控えなすって

腕と度胸じゃ 負けないけれど

なぜか女にゃ ちょいと弱い

(てなもんや三度笠 歌 藤田まこと 作詞 香川登志緒 作曲 林 伊佐緒)

https://www.youtube.com/watch?v=XztG9KGSAsI

 

昭和37年から43年まで朝日放送系列で放映されたこの番組が好きだった。

俺が住む関西のみならず全国的に大ヒットしたのでご存知の方も多いだろう。

 

「俺がこんなに強いのはあたり前田のクラッカー」なんて台詞も

今でもつい使ってしまうのも俺だけじゃないだろう。

藤田まこと扮するあんかけの時次郎と白木みのるの珍念コンビは勿論だが

脇に控える準レギュラー陣がまた面白かった。

 

カバ呼ばわりされた吉本新喜劇の原哲男、平参平(たいらさんぺい)の

膝カックン歩きなんて何度見ても見飽きることなんてなかったな。

 

浪人役だった財津一郎の「○○してチョ~ダイ!」とか「キビシ~ッ!」

なんてのもよく流行って腕を首の後ろに廻して耳を掻いたりしたもんさ。

 

その豪華脇役の彼らと同じ、いやそれ以上に子供の俺にウケてたのが

ルーキー新一さ。

絶頂期が短く早世したので今ではもう忘れられた存在かも知れないがね。

太った体型で両乳首をつまむようにして左右に体を揺らす

「いや~ん、いや~ん!」はもう最高だった。

見た目の愛嬌さから漫画「ロボタン」では実名で劇中にも登場するくらいだった。

タイトルは彼のギャグの一つだったのである。

因みに彼はレッツゴー三匹のリーダー正児の実兄でもある。

img_0030.jpg 

 

ここから先は真面目なお話。

先日我々が目にすることになった「パナマ文書」。

日本のメディアでは恣意的に殆ど大きく報道されないので、

せいぜい単に金持ちや大企業が租税回避する為の国外地であるという程度の

認識しかないだろう。

 

タックス・ヘイブンと呼ばれる租税回避地は世界中にあり、

それが大きいのか小さいのかの解釈置いといて

パナマはその第3位に位置づけられる規模である。

 

では何が大きな問題だと言うのか。

決してお金持ち(他人)の懐具合を詮索するだけの野次馬根性だけではない。

 

まず企業や個人の情報が何故漏れたのか。

個人的には意図的にリークされたと思っているが

これについては法律事務所と顧客の問題なので今回はスルーしておこう。

ベッキーの時でも問題になったのはその内容だったじゃないか。

 

世界中の顧客の中で日本はどうだと見てみると24の企業と360人の個人株主の

名前が挙がっているのである。

この会社に対する個人の比率は外国に比べ日本がダントツに多いのが特徴で

タックス・ヘイブン自体は違法ではないがその中身が秘匿性から

誰のお金でどこから来たのかどこへ行くのかが不透明な為に

マネーロンダリングや脱税の可能性も否定できない

謂わば脱法状態ではないかと思われている点だからである。

 

世界中が大騒ぎになりアイスランドでは首相が辞任し(ということは事実と推察できる)

イギリスでもキャメロン首相も父親がしていたことの糾弾を受けているというのに悠長なのは日本だけ。

官房長官は早々に内容は承知せず調査をするつもりもないなんて発言してるのさ。

 

では何故か。

時々書かせてもらっているように戦後の「アメリカ隷属」の「政治家」、

「官僚」、「大企業」、「マスコミ」による世論誘導、報道管制って訳やないですか。

 

彼らはある一定の権力に対して実に上手なバランスで構成されているのです。

少々口の悪い言い方をすれば「グル」ということですわ。

公○党が税収の財源確保に宗教法人の無税廃止を発言しないのと同じで 

今回24の企業のひとつとされているのがマスコミを牛耳っている「電通」。

そりゃ報道しませんって。

 

その他の企業にJALなんてのもあります。

あそこは国民の税金を投入して再興させた会社ですよね。

 

更に問題なのは先にも書いたように個人の比率の高さ。

一説によるとタックス・ヘイブンを行っている国別では何と日本は第2位らしい。

 

その金額が50兆円とも数百兆円とも言われてます。

ここまで書けばもう皆さんピンと来るはず。

そう消費税なんてなくてもそれらが課税対象だったら十分やっていけたという事。

 

金額については定かでないながらも今回のパナマ文書が氷山の一角、

極々一部と考えればあながちそれ以上なのではないのかね。

 

要は大企業や超大金持ちには租税回避を容認し、

一般庶民からは確実に税金を回収するシステムが

ようやく一般国民の前に白日の下に晒されたという点が重要なのである。

これで色々なことに気づき、覚醒する者が増えるのを期待したい。

事ある毎に何度も書くがこれは現実で陰謀論や妄想などでは決してないのだ。

 

2013年にオフショアリークスが出た際には今回ほど騒ぎにならずに済んだけど

そのデータを読んでもらえればゴシップ週刊誌の芸能ニュースより

もっと面白くて楽しいと思うよ。

 

企業だけでなく個人も氏名、住所が載ってるからね。

皆さんのご近所のお金持ちや結構知ってる有名人もいたりすると思う。

 

記事が長くあるので端折って戻すと日本の国内法でタックス・ヘイブンを

止めるだけで消費税が不要になり、

法人税も下がる必要がなくなるなんて夢のような政策を掲げる

政治家、政党がいない現状を考えてもらいたいと思うのと、

こういう事件というか話題が出る時点で資本主義の終焉が近づいている

からではないかと俺は思う。

 

決して世界不況を望む訳じゃないけど一旦ガラガラポンする方が

本当に真っ当な世の中になる近道のように思うのである・・・。

冒頭に書いたようにかなり酔いすぎて若干理路整然さに欠けてるだろう。

今日はこれまで。

明日はあまり乗り気のしないゴルフコンペ。

朝も早いしせめてもう寝なきゃいけないってのにこんなこと書いてるってのもホント憂鬱なのよね。

 

(独白)

まあ内容が内容だけに古すぎるのかも知れないが「ルーキー新一」に対する

反応がないのが少々淋しいですなあ。

てなもんやは全国放送だったはずなんだけどね・・・。

因みに冒頭のカラー写真の一番左は香山武彦、覚えてませんか?

美空ひばりの弟というので有名でしたけど新一同様若くして亡くなりました。